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一考 | ボルボの整備

 松友さんへ
 さまざまな資料と問い合わせ先を御教示下さり有難う御座いました。ボルボの内燃機関に関するマニュアルは安田保険から提供を受けました。これもネットのおかげですね。
 最後にスェーデンから到着したプラグコードを換装してエンジン始動。「インテーク・マニフィールドに取り付けられた三つのポッチ」が問題でした。奥がアイドリング、手前のふたつが左右独立したインマニの同調でした。同調を合わせること小一時間、エンジンそのものの異常な音と振動はピタリと止みました。
 「やったぜ」私にとって最もうれしい一瞬です。ディーラーが手を焼いた262Cのエンジンが見事に蘇ったのです。早速オーナーに電話を入れたところ、さすがに驚いていました。「貴方が飽きるまで自由に乗ってていいよ」そうこなくっちゃあ。1箇月半の整備はすべて終了しました。車検用の整備は簡単ですので、来週にでも車検を取って、燃費と最高速の確認をしなければなりません。

 今回の作業で、車の歴史とは内燃機関から生じる高熱との闘いの歴史ではなかったかと思いました。ラジエーターにせよオイルクーラーにせよ、まず冷却能力があって、その範疇にまでエンジンをデチューンするところから商品が開発される。例えば12000回転が可能なヤマハの1GGを6700回転に留めなければ熱対策が間に合わない。梅子さんと北海道からの帰り、新潟県下で6000から6700をキープして僅か15分でオイルの安全弁が吹き飛び、散々な目に遭いました。謂わばエンジンが文字で、熱対策が自らの能力のようなものです。もっとも、私は屡々暴走致しますが。

 今度はR100RSが発するヒュルヒュル音の出所を見つけ出さねばなりません。予定が詰まって来ましたので急がなければなりません。
 事故りはしましたが、さすがに160キロからの加速は申し分のないものでした。換装したプラグも左右均等にうまく焼けています。後は同調を含めて水平対向のエンジンの調子をシンメトリーに持っていかねばなりません。西明石までは遠いですから。
 



投稿者: 一考    日時: 2002年04月25日 14:15 | 固定ページリンク





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