ですぺら
ですぺら掲示板2.0
2.0








「自由からの逃走」  | 一考    

 かつて、イスラーム国の唱える「グローバル・ジハード」に関する池内恵さんの文章を紹介した。「イスラム教徒は、自らが神と一対一の関係で結ばれており、一人一人が神の命令に従って義務を果たす責任を負っていると考える。つまり、世界のどこにいても、国家や民族を超えた一つのイスラム共同体に帰属している、という意識がある。そこから、たとえ他国にあっても、異教徒に支配された国があれば、自ら戦いに赴いてジハード(聖戦)で解放する義務がある」との考えである。
 グローバルが附く附かないに関わりなく、宗教の世界にあってジハードは続く。
 イスラームと書かずに宗教の世界と書いたのは、異教徒といった排他性はどのような宗教であろうと内包しているからである。排他性は宗教という共同体のもっとも基本的な概念のひとつでないだろうか。
 ヨーロッパ中世の宗教戦争の惨禍や、ルネサンスの熾烈な思想闘争を経て現在のヨーロッパがある。一方に、近代自由主義の洗礼を受けていない宗教がある、イスラームである。
 コーラン(クルアーン)のなかの異教徒への抑圧や個人の権利を侵害しかねない特定の章句、排他性、残虐性、暴力的な側面等々は欧米人には到底受け容れ難いものである。今回のフランスでのテロは宗教改革を済ませた国と済ませていない国とのあいだでいずれ起こるであろう闘いがはじまったのである。今後、フランスでの争いは激しさを増すに違いない。

 根っこはエーリヒ・フロムの云う「自由からの逃走」である。自ら判断する自由を捨ててナチスドイツの台頭を許した人々の心理を分析したのがフロムだが、この消息はナチスにとどまらない。関東軍の暴走を支持し、南京虐殺を花火を揚げて祝したわが国の大衆のごとく、またオーム真理教のごとく、自ら考えることを止め、なにかしら権威あるものに縋り従おうとする人々はいつでもどこにでもいる。過激思想乃至絶対への冀求はイスラーム教徒の専売特許ではない。
 思うに、人間の歴史とは個と大衆との鬩ぎ合いでないだろうか。ひとは何時になればアイデンティティや共同体といった概念から解放されるのだろうか。解体を繰り返して自由に辿り着き、その自由から逃走しなくて済むひとたちであれば、ホームグロウンもローンウルフも生れないのだが。


投稿者: 一考      日時: 2015年11月17日 01:47 | 固定ページリンク




アイロン台  | 一考    

 身長が縮むに比例して足も短くなる。よって、頻繁にズボンの裾上げが必要になる。百均に裾上げテープが売っていて手元にアイロンもある、しかしアイロン台がない。
 傘がなければ歌になるが、アイロン台では歌にならない。生活臭こそすれ、ロマンがなさすぎる。もっとも井上陽水にとって、傘が生活で自殺する若者がロマンなのかそれとも逆なのか、敢えて曖昧に設定している。その辺りが陽水お得意の弁証法であり彼の唄の魅力でもある。
 雨と傘は一種のアントニムだが、アイロンとアイロン台もまた意味構造においてペア(対)と認識される。その片割れが拙宅ではどこに消えてしまったのか、さして不思議でもないが。

 そもそも女性が変われば生活万般が変わる。特に、好き嫌いを含めて食べ物に執着乃至固定観念を持つひとは結婚には向いていない。「女性が変わると食べ物がごそっと変わる」と当掲示板で幾度となく書いている。変化を変化として愉しまれるひとであればともかく、味付けの濃淡の違いは諍いのネタにしかならない。昨今、なんにでもマヨネーズを打っ掛けるひとがいるが、わたしにとっては最も迷惑な御仁となる。美貌なんぞどうでも良いと思っているが、癖のなかでも味覚はそのように悠長に構えていられないのかもしれない。
 然は然り乍ら、アイロン台を買ってきた、ただそれだけのはなしである。


投稿者: 一考      日時: 2015年11月01日 19:12 | 固定ページリンク




地勢型地球儀  | 一考    

 アメリカ製リブルーグル・ジャパンの地球儀を買った。かなり古い地球儀で、中国東北部は満州国の表記になっている。父が生きていれば欣んだに違いない。もっとも、その地球儀をわたしが気に入った理由は国別の色分けがないからである。則ち、行政型でなく、気候風土別色分けになっている。さらに詳しく書けば、陸地を森林、砂漠等の地理的特徴で色分けし、国境線を赤い実線で表した地勢型で、山岳ならびに海底火山などの隆起加工が施された地球儀である。
 世界の地球儀ドットコムを見るとメルカトル、ヴォゴンディ、ホンディウスの地球儀などが並んでいる。わたしの地球儀はル・コマンドールの地球儀に似て、球体本体の向きがくるくる回り、南半球の地形も容易に見ることができる。大体、北極が上になるような発想はどこからきたのだろうか。北極を上にするから人間中心になるのであって、南極を上にすれば、地球は海だらけ、どう考えても地球の主人は鰯か秋刀魚かオキアミである。この上下の逆転もわたしが気に入ったもうひとつの理由である。

 父の生まれは新潟、それ故、5度召集令状を受けてその都度満州へ出征している、所謂関東軍の精鋭であり、通信兵だった。出征したひとに共通して云えることだが、戦後、彼等は戦争について語るのを極端に嫌がった。父にも妙な癖があって、終戦日と云わずに休戦日と云うのを常とした。
 南方へ転進した部隊と違って、中国残留の部隊はソ連の参戦がなければ勝利していたと思い込んでいたようである。往時の教育は鬼畜米英だが、朝鮮中国は畜生以下、要するに穢多非人の類だった。父に云わせると、当時はひとを殺していると云った感覚などどこにもなく、野太刀を斬馬刀のように使って中国人を片端から斬り殺していた、と。
 日ソ中立条約が締結された1941年の関東軍は一時的に兵力74万人以上に達していたが、その数で1700万人に及ぶ中国人を殺戮している。ひとり平均23人である。要するに、関東軍は中国の軍人はほとんど殺していない。大半は女子供など民間人である。この消息はシベリア出兵から南京虐殺に至るまで続いている。揚句は葛根廟事件である。「開拓殖民を見捨てて逃げ出した」と後に非難されることになる。戦後、彼等が口を噤んだのは当然なのかもしれない。
 父が戦後、文筆に勤しんだのは彼の非凡にあったのではなく、忸怩たる思いに駆られてのことだったと解釈している。その内容について呵するのは叶わない、まだ一部関係者が存命しているからである。

追記
 前後のブロックの纏まりに欠ける文章である。無理に結びつける必要もないのでそのままにした。「骰子の7の目」ではないが、目線の移動はさまざまな価値観に自己を遭遇させる。そのような柔軟さを持つひとが戦前には極度に寡なかった。個を維持し、個に鍛えられることは軍のような組織にあっては不可能である。関東軍に限らず、組織に属するのは恐ろしいが、その実態はいまもなにひとつ変わっていない。ひとが個に徹するには、余程の覚悟と個に対する情熱が必要である。
 父の個との闘いは長い文章になる、よって別途著すことにする。


投稿者: 一考      日時: 2015年10月31日 03:41 | 固定ページリンク




買い物  | 一考    

 赤坂銘食街のすぐ根際にイオン土山店がある。王塚台にあったイオン西神戸店が閉店したので、少々遠いがわたしは重宝している。先にも書いたが、100乃至120グラムのレトルトパウチ食品が揃っているのが便利。それと魚の種類が多い。魚種はもちろんのことだが、刺し身から焼き魚、干物、はたまた産地ととにかく間口が広い。干物はマルアイの鰈が立派で旨いが、鹿児島の飛び魚や長崎の梭魚、青森の八角、北海道のキンキなど、ギョギョっと思うものがイオンには揃っている。
 まっすぐ南へ下ればイトーヨーカドー明石店があるが、こちらは値が高くて取附嶋がない。食品に限らず、衣服から履き物、日用品に至るまで、イオンもしくはイズミヤに軍配が上がるようである。
 イオン土山店に這入っているパン屋はパン工場、イトーヨーカドー明石店のそれはレフボン、いずれもカスクートを扱っている。フランス語のカスクートではなく、日本語で意味するバゲットのサンドイッチである。明石でカスクートが食べられるのは嬉しい。
 他に総菜に特徴のある大久保のイオン明石ショッピングセンターや明石ビブレがあって、その前にはかつてクレーン免許を取得したコベルコ教習所がある。うろうろするに、オートバイは最適の乗り物である。

追記
 最近はカスクルートの方が用いられているそうな。


投稿者: 一考      日時: 2015年10月29日 11:03 | 固定ページリンク




1330万人の慢性腎臓病患者  | 一考    

 患者や医師らで構成される公益社団法人日本糖尿病協会によると、日本の総人口の6分の1にあたる約2210万人が糖尿病患者、または予備軍となっている。そして、日本透析医学会によると、腎臓病は糖尿病の深刻な合併症の一つであり、透析導入した患者の43.7%が糖尿病を原疾患とする。ただし、このパーセントは急速に増え続けている。
 日本腎臓学会による統計では、日本の成人の8人に1人にあたる、1330万人がCKD(蛋白尿陽性要するに慢性腎臓病)患者と推測され、治療を要するレベル(末期腎不全)の患者も600万人あまりいる。腎臓病、糖尿病共に、国民病とでもいうべき状況である。
 腎臓病は悪くはなっても良くはならないという不可逆な病である。CKDに罹るといずれ末期腎不全になる。そうすると、腎臓の役割を人工的に代替する腹膜透析(PD)や血液透析(HD)といった透析療法、あるいは腎臓移植 が必要となる。
 CKD患者が1330万人と云うのは尨大な数値である。それらが2、3年、あるいは4、5年後には確実に透析患者になる。上述の43.7%は平成8年の統計で、現在は50%を軽く超えている。

 尿路感染症を発症して恰度1箇月、本日の血液検査で正常に戻り、小便も濁らなくなった。ミノマイシンを14日分、フリバス(ナフトピジル)を28日分頂戴してきたが、おそらくミノマイシンはこれでお仕舞いになる。それよりなにより、次回は28日後となり、こちらも正常に戻った。しかし、気になることがひとつ、小便の細かい泡が消えにくい。これは危険な兆候である。
 リハビリに戻ろうかと思うが、このところ血圧が低い。収縮期血圧が110から120で、医師に云わせると結構となるのだが、リハビリの理学療法士には通用しない。療法士は失神を惧れて、110以下だと今日は中止となる。自宅でのリハビリに切り替えようかと思っている。


投稿者: 一考      日時: 2015年10月28日 21:07 | 固定ページリンク




赤坂銘食街  |   一考

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大西隆志さんの紹介で知った。興味津々、「プチ九龍城砦状態」とあるが、文字通りの砦趾。ですぺら明石店にぴったしとおもうのだが 。

 http://osakadeep.info/akashi-tsuchiyama/

 紹介した建物は土山だが、明石駅前の鍛冶屋町、桜町、相生町辺りにも、古ぼけて閑散とした建物が多い。花街ビルひなぎくのように、女性がひとりで営んでいたバーやスナックが片端から閉店。後を継ぐ者、新規に這入る者などなく、それきりになっている。
 地方都市の現状そのものだが、きっと中国との軍拡競争に勝利した暁(勝利するはずがないのだが)には、日本国民が支持する自民党がなんとかしてくれるに違いない。


投稿者:   一考  日時: 2015年10月19日 23:00 | 固定ページリンク




陳麻婆豆腐  | 一考    

 ヤマムロの「陳麻婆豆腐」の素は旨い。しかし、丸美屋の「贅を味わう麻婆豆腐の素」でも十分である。と云うよりも、花椒(パウダー)を買ってきてちょいと足せばよいのである。
 豆板醤、甜麺醤、豆豉などを適当に混ぜれば麻婆豆腐は出来るのだが、問題は山椒でなく、花椒(華北山椒)にある。日本の山椒で決して代用は効かないので、購入をお薦めする。

 ちなみに、旨いチャーハンの作り方。お好み焼きやうどんに持ちいる「あぶらかす」を砕いた粉末を少々加える。絶品のチャーハンが出来する。


投稿者: 一考      日時: 2015年10月16日 10:34 | 固定ページリンク




尿路感染症  | 一考    

 このところ毎週の病院通いがつづく、則ち紙おむつとの共棲がつづく。前立腺肥大と過活動膀胱、尿路感染症の合併症である。小便がひどく濁っている、そして頻尿、残尿感、尿勢低下と典型的な感染症に陥っている。この年になって、あの憎っくき生田耕作と同じ病に罹るとは。
 尿路感染症は東京女子医がもっとも得意とする分野の病気である。私の場合、起炎菌が同定されていないため、腎機能の低下を招くことが懸念される。戸田中央なら、入院の上、抗菌薬の静脈内投与となるのだが。

 排尿トラブルは運動や旅行などの行動が制限されたりして、生活の質が著しく低下する。発見が早く、フリバス(ナフトピジル)やミノマイシンを処方して貰っている。フリバスには強力な降圧作用があるので要注意。
 この種のトラブルは治しておかないと北海道へ旅行に行かれない。嬉しいおっきーさんとの約束である。来年の7月はなにがあっても、道の東西を股に掛けるつもりである。積丹のなぎさ食堂から知床のホテル地の果へと。「でっかいどう」が呼んでいる。


投稿者: 一考      日時: 2015年10月14日 20:00 | 固定ページリンク




妝訖一  | 一考    

 「報道特集」の番組概要に「あまたのニュースの中から、伝えるべき情報を厳選し、報道特集という妝訖一を通して、責任をもって視聴者にお伝えします。」とあった。文中引用されている中国語の「妝訖一」の意味はなんだろうか。「聊齋志異」で見たような気もするが、定かならず。妝が化粧(よわい)であることは分かるのだが、然るべき辞書、辞典がないので調べようがない。


投稿者: 一考      日時: 2015年10月14日 15:52 | 固定ページリンク




反省なきホロコースト  |   一考

 原爆に対するさまざまなテレビ番組が顕われる。然るに、その姿勢は年が変わっても同じである。被害者意識一色なのである。日本人は先般の戦争責任をどのように解釈しているのだろうか。日本人の死者は戦闘員と民間人を合わせて213万4000人、それに比して、太平洋戦争に於ける米兵の死者数35万4523人。他に、中国約1700万人、朝鮮約20万人、ベトナム約200万人、インドネシア約200万人、フィリピン約105万人、シンガポール約5000人、ビルマ約5万人。アジア全体で2230万5千人である。実に日本人被害者の10倍を超える被害者数である。(「新・ぼくらの太平洋戦争(2002)」本庄豊)
 南京虐殺の被害者の数で悶着を起こしているようだが、そのようなことを遙かに凌駕する被害者数である。ナチスによるホロコーストで犠牲となったユダヤ人は600万人以上、最多で1100万人を超えるとされているが、実にそれに倍するアジア各国の人民を日本人は虐殺している。

 原爆にかんする番組で唯一感心させられた番組があった。ETV特集「立花隆 次世代へのメッセージ~わが原点の広島・長崎から~」である。例の香月泰男の「赤い屍体と黒い屍体」のはなしである。
 シベリアで抑留されていた香月は述べる。中国からシベリアへ向かう鉄道の線路脇に打ち捨てられていた日本人の屍体。生皮を剥がれ筋肉を示す赤い筋が全身に走った赤い屍体。教科書の解剖図の人体そのままの姿だった。憎悪に駆られた中国人に殺されたに違いない、と。

 日本に帰ってきてから、広島の原爆で真黒焦げになって、転がっている屍体の写真を見た。
 黒い屍体によって、日本人は戦争の被害者意識を持つことができた。
 みんなが口をそろえてノーモア・ヒロシマを叫んだ。
 まるで原爆以外の戦争はなかったみたいだと私は思った。
 私にはまだどうもよくわからない。あの赤い屍体についてどう語ればいいのだろう。
 赤い屍体の責任は誰がどうとればよいのか。
 再び赤い屍体を生み出さないためにはどうすればよいのか。
 だが少なくともこれだけのことはいえる。
 戦争の本質への深い洞察も、真の反戦運動も、黒い屍体からではなく、赤い屍体から生まれ出なければならない。(香月泰男「私のシベリア」より)

 戦争に限らないが、継承とはなにか、なぜ継承が必要なのか、大事なのはそこから生まれる懐疑であって、継承そのものではない。被爆体験と戦争体験は入れ子になってい、片側だけを取り出して考察することなんぞ、まったくナンセンスである。被曝について語るとは、取りも直さず、維新以降つづいてきた日本民族の他民族への差別と搾取そのものを語るに等しい。先般の戦争に対する日本人のとち狂った被害者意識が昨今の中国や韓国との軋轢を生んでいる。
 先項で日本人の熱狂について書いた、今回は日本人のいかがわしさについて述べたつもりである。核をなぜ廃絶しなければならないのか。いかがわしい民族を滅ぼすに、核ほど相応しいものはあるまいに。


投稿者:   一考  日時: 2015年10月14日 05:28 | 固定ページリンク




アジアの覇者  | 一考    

 安全保障関連法の改正案が可決成立した。国会審議では、今回の法改正により米国の日本に対する信頼感が高まり、第三国からの攻撃に対する抑止力がはたらくとの答弁が随所で行なわれた。しかし、抑止力とはなんだろうか、「これだけ措置すれば抑止力が得られる、そうでないと抑止力は働かない」というようなことではないだろう。そもそも有効な抑止力なんぞあるのだろうか。
 かつて日独伊三国同盟を結んだおり、これでわが国の抑止力は盤石になったと松岡は語った。その抑止力こそが第二次世界大戦を生んだのでなかったか。米国の核の傘に這入ることの危険性を訴え、カナダは外交的には米国と一線を画してきた。今は誰もが不当な戦争であったと知っている、2003年のイラク侵攻の際は、カナダは明確に参加を拒否した。
 ドイツは米国と核を共有しているし、核の傘(そのような傘の実体がどこにあるのだろうか)に這入っている国は日本を除いて他にあるのかしら。

 侵掠を受けたときに如何すればよいのか、と皆さん仰有る。朝までテレビに近頃出演なさっている右翼の姉ちゃんは「イメージや理想で語るのではなく、現実をしっかり押さえた「外交リテラシー」は、ぜひ持っておきたい」とお抜かしになるが、リテラシーを持たねばならないのはそちらであろう。現実問題としてどこの国が攻めてくると云うのか。
 いまの中国の国民総生産は日本の3.5倍、況んや、核武装している。日本が逆立ちしたって叶う相手でない。安倍政権はあと3年つづく、おそらく、その3年の内に、憲法を改正し核武装をするに違いない。日本の国民の大多数はそれを願っている。
 安倍首相はGDP600兆円や介護離職ゼロなど大言壮語を繰り返す。新しい3本の矢は、「希望を生み出す強い経済」「夢をつむぐ子育て支援」「安心につながる社会保障」となってい、政策というよりはキャッチフレーズのそれである。どうやら、共産党のお株を奪いたいようである。
 いずれにせよ、維新からつづく日本民族の悲願、アジアの覇者が安倍の手によって近く形をなすに相違ない。


投稿者: 一考      日時: 2015年10月13日 23:55 | 固定ページリンク




友来たる  | 一考    

 5日に幹郎さん来神、4、5時間はみっちり話し込んだ。毎日に掲げられた五木寛之さんの取材記事「敗戦、ついえた熱狂」を種に話しは続いた。短い文章なので引用しておく。

 お祭りでした。花火が上がり、花電車が走って。
 <五木さんが5歳だった1937年、日中戦争で当時の中華民国の首都・南京が「陥落」と伝えられた。ソウルは日本人の祝賀行事でにぎわい、父と街へ見物に出かけた>
 「尽忠愛国」で民衆の心は燃え盛っていました。軍部の独走は国民の支持があったからこそ可能だったのでしょう。
 <人々は新聞やラジオが伝える「日本軍の快進撃」に歓喜していた>
 一日も早く立派な軍人になるのが夢でした。あこがれのヒーローは軍人でしたから。軍人勅諭の全文を今でも覚えています。数々の軍国歌謡も。あらゆるサブカルチャーが戦争に彩られていました。
 戦後、物書きになってから料亭での宴会で、何かやれって言われ、何もできないから、(戦時中に学校で教えられた)手旗信号をやりましたよ。全然ウケませんでしたが(笑い)。
 <45年8月15日、敗戦。人々の熱狂はついえた。この時12歳、旧平壌第一中学校の1年生だった>
 夢から覚めたような、きつねにつままれたような感覚でした。
 <まもなく、まちにソ連軍がやってきた>

 38度線を境に北か南かで敗者の状況はまったく異なる。南は帰郷、北は抑留である。この件は後述するとして、わたしが強調したいのは五木の云う日本国民の熱狂についてである。幼少期を朝鮮で過ごした五木にはこのような文章が多い。しかし、いずれもが一読に値する。

 日米開戦を東条は後から知った。あの大戦は国民と天皇との共同謀議だったとわたしは思っている。日比谷焼打事件を持ち出すまでもなく、日本人が内包する熱狂は一方で大正デモクラシーの推進力にもなったが、他方アジア全域に途方もない厄災をもたらした。
 東京大空襲と重慶爆撃では質が違うとの意見を吐露するひともいるが、重慶爆撃は1937年のゲルニカ爆撃に続く最初期の組織的な戦略爆撃として位置づけられている。また、終戦時、ソ連の占領した満州、北鮮、樺太、千島には軍民あわせ約272万6千人の日本人がいたが、このうち約107万人が終戦後シベリアをはじめとするソ連各地に送られ強制労働をさせられた。ウイリアム・ニンモの「検証-シベリア抑留」によれば、確認済みの死者は25万4千人、行方不明、推定死亡者は9万3千名で、事実上、約34万人の日本人が死亡したという。
 その逆になるが、バターン半島の米比軍約7万6千名の捕虜のうち、カパスの収容所にたどり着いたのは約5万4千人で、約7千人から1万人がマラリアや飢え、疲労、そして日本軍の処刑などで死亡している。バターン死の行進よりさらに苛烈だったのが、サンダカン死の行進である。豪英軍兵士捕虜に対する死の行進であって、1000人以上の捕虜が7人を除き全員死亡したとされる。

 祝祭を咒い、戦争から震災と云った折々の厄災に心を奪われず、事象もしくは時代そのものにそびらを向け、ひとり「細雪」を書き綴った谷崎潤一郎をわたしたちは知っている。そう云った希有な個の営みにこそ、思想があるのでないだろうか。


投稿者: 一考      日時: 2015年10月11日 04:14 | 固定ページリンク




下血止まず  | 一考    

 悪口になるので、だれが、どこで、と云うことは伏せる。
 26日は予定外なので9時に診察がはじまるなり、真っ先に診てくださった。大略は戸田中央からの書類に記されている。サイトメガロウイルスの症状を詳しく述べた上で、消化器内科への紹介状をもらう。消化器内科でも待たされることなく、即刻泌尿器科同様の問診を繰り返す。
 次の日の内視鏡検査が決まる。問題はここからである。
 内視鏡自体は11.7ミリでなく13ミリを用いている。愕いたのは挿入と同時に空気が送り込まれてくる。セオリー通りなのだが、これでは憩室が多いわたしの大腸はたまったものでない。過去。15回の内視鏡検査をしているが、今回ほどの痛みははじめての経験である。憩室が破れるからと云っても無視、今日はここで中断してくれと云っても無視。揚句は他の医師が現れて身体を押さえつけ、腹部を強く押さえる。このような強引な診察もはじめての経験である。
 血圧と脈搏がどんどん上がってくる。看護師に今度は血圧が急速に下がって危険になると注意を促す。10分毎の血圧を2分単位で計るように忠告する。案の定140の血圧が110、90、70と下がってくる。医師は大丈夫と云っていたが、なにが大丈夫なのだろうか。
 看護師の危険ですの声に内視鏡の動きは一旦静止する。周章てて点滴のラインが採られるも、時既に遅し、わたしは吐き気に襲われた。典型的な失神コースである。完全に気を喪う寸前、内視鏡が抜かれたのを知った。

 大腸から小腸へ少し這入ったところにサイトメガロの病変部がある。2箇所の生検を採り、ポリープを除去していたようだが、ポリープなどは何時でも取れる。痛みがある限界を超えると失神するのは分かりきったことでないのか。医師としての識見を疑う。
 4日に生検の結果が出るが、二度とこの病院での内視鏡検査は断わる。空気を入れて腹部を膨らませるのはポリープを見逃さないための常套手段なのだが、現在の内視鏡はそのようにしなくても十分に観察できる。それよりも、痛みを軽減するために空気は極力入れないのが昨今の消化器内科医の常識であろう。
 結果、肝心の下血は続いている。輸血を繰り返せとでも云うのかしら。


投稿者: 一考      日時: 2015年08月31日 16:07 | 固定ページリンク




yfさんへ  | 一考    

 ありがとうございます。
 喀血ですと諸ににおうでしょうね。わたしは下血ですからトイレを介しての臭いです。それでもトイレ中が血の臭いになります。二度輸血をし、生き延びております。
 病気になると血管をはじめ。あらゆる臓器が硬化してきます。困ったものです。今回は一泊二日の緊急入院で済みました。もっか生検の結果待ちです。お互い、気を付けたいものです。


投稿者: 一考      日時: 2015年08月31日 12:07 | 固定ページリンク




お大事にして下さい  | yf    

 小生の場合は、治癒したはずの、肺結核からの「喀血」でしたが、その兆候は「血なまぐさい」匂いでしたから、準備はできました。しかし最後の喀血は「バスの中」急に咽せ、手を当てると真っ赤、幸いに「終着駅」。急いで、近くのビルに駆け込み、トイレで始末しました。
以後、不思議に起きず、元気にしています。病院の主治医は「右肺硬化」で動かず左肺で生きているという「診断」です。お体、くれぐれも「大切」にお気をつけください。


投稿者: yf      日時: 2015年08月31日 08:58 | 固定ページリンク




久しぶりの血の臭い  | 一考    

昨夜から下血がはじまった。現在のところ量はたいしたことはないが、身体がふらつく。理由は憩室もしくは出血性腸炎なのだが、ちょいと面倒なことになるやもしれず、頭を抱えている。
明日の診察予約を取ったのは泌尿器科だが、取敢えず、血液検査の結果を確認したいからである。おそらく、内科へ回されて、内視鏡検査になろうかと思う。詳細な診察はそれからである。


投稿者: 一考      日時: 2015年08月25日 14:53 | 固定ページリンク




播州弁  | 一考    

 拙宅からもっとも近いスーパーは持子のマルアイである。その距離(約800メートル)を三宮に換算すると三宮駅から北野町のmoonさんの家に相応する。先頃、無理を押して歩いてみた。辿り着きはしたものの、復路は動かれなくなってしまった。まんが良くタクシーが捕まったのでことなきを得たが、そうでなければ大事に至っていた。
 ついで、同じ道筋を自転車でゆく(わたしの自転車は走るのではない、なぜなら通行人に追い越される)。自転車だとなんとか往復可能である。ただし帰宅後、血圧を計ると100の57だった。この話しを田中整形で披露したところ、こっぴどく叱られた。
 暑いさなかにどうして出歩くの。いや、暑いからこそ飲み物が欲しくなって出掛けたんじゃない。などと徒口を叩いていたが、血圧が不安定になるのは困る。

 ところで、わたしが住む神戸市西区玉津町出合には小さな川(川幅1メートルから2メートル)が多い。行く先は暗渠なのだが、蓋や欄の類がなにもない。深いところでは1メートルはあって水深が30センチほど。かつ、街灯がほとんどない。危険に思うのだが、落っこちた自転車やひとはいないのだろうか。

追記
 文中で遣った「まんが良い」をGoogle検索すると、豊前国の方言となっている。moonさんによると京ことばもしくは高松の方言となってい、意味合いも若干異なるようである。諸説紛々だが、どうやら播州弁の「まんがええ・まんがわるい」に分がありそうである。いずれにせよ、京阪神を問わず、かつては日常用いられていた。


投稿者: 一考      日時: 2015年08月11日 19:15 | 固定ページリンク




豆カレー  | 一考    

 薬は食後と云うが、そのことに意味も根拠もない。食事を忘れるひとはいないだろうから、薬を忘れないための食後である。わたしは朝と夜の9時に服用する、従ってその30分前に食事を摂る。1日2食だが、例外は病院行の日のみである。通院日は食前に血液と尿の検査があるため、食事は摂られない。よって、昼過ぎにサンドイッチを食べている。

 18日の土曜日は大変な目にあった。薬を服用、2時間を経て食事をした。要するに、薬と食事が逆になったのである。じゃがバターを食べたのだが、ちょいと芽が出ていた。まさか食中りとは思われないのだが、夜の11時過ぎまで嘔吐と下痢がつづき、足はむくみ、血圧は102の60まで下がった。
 日曜に下痢は治まったが、腫れ上がった脚はどうにもならない。半年続けたリハビリが一挙に元に戻ってしまったようである。筋肉痛は今なお続いているが、取敢えず、20日ぶりにリハビリを再開する。

moonさんへ
 何時ぞや当掲示板で書いたカレーが、再入荷している。チャナマサラ(ひよこ豆)、ダルフライ(レンズ豆)、ダルマカニ(黒レンズ豆)の3種、神戸物産が輸入したインドカレーである。今回は若干値上がりして300グラム185円になっている。


投稿者: 一考      日時: 2015年07月31日 22:10 | 固定ページリンク




サイクルグローブ  | 一考    

 昔からオートバイ乗車時は自転車用のグローブを用いている。よほど寒いとき以外は一貫してメッシュ素材、衝撃吸収パッド、マジックテープ付きハーフフィンガータイプである。
 日常生活でわたしはコート、セーター、パッチもしくはタイツ、手袋は使わない。北海道を除く日本の気候で必要としないからである。また、ジェットヘルを愛用してい、フルフェイスヘルメットは被らない。首にタオルを巻けば十分だからである。ジェットヘルではイタリアのGIVI(ジビ)が具合良く、性能もすぐれているように思う。

 プロテクターがバイク用グローブは外に、自転車用は衝撃吸収パッドが内側に付いている。プロテクターは性能に比例して指の自由度が落ちる。また、バイク乗りは概して皮革を好むが、革製グローブは相撲取りのまわし同様、洗濯ができない。わたしは洗える材質のグローブのみ用いる。
 今ひとつ大事なのが、自転車であれオートバイであれ、雨天でも乗る乗り物である。近頃はセイラスのようなレイングローブも開発された。モンベルのジャケットと合わせれば乗り手の体力を強力にサポートする。年中乗っていただきたい二輪である。


投稿者: 一考      日時: 2015年07月20日 18:31 | 固定ページリンク




死んだふり  | 一考    

 フランスパンが食べたくなって、止せば良いのに近所のスーパーへ買い出しに。オートバイで行ったのだが、目眩いがひどくて動かれなくなってしまった。スーパーの玄関に自販機と長椅子が置いてあり、そこで長々と寝そべること、1時間半。注意も何も受けないのを良いことに、死んだふりを続けた。
 リハビリテーションはずっと中断している。リハビリ中に何度も血圧を計り、その度に一喜一憂するのが面倒になったのが理由である。抗生物質の投与が済むまで、おとなしくするに如くはない。


投稿者: 一考      日時: 2015年07月14日 13:50 | 固定ページリンク




「酒鬼薔薇聖斗」  | 一考    

 「絶歌」について書いたのが理由で、「酒鬼薔薇聖斗」と題するメールが送られてくる。メールには「神戸児童殺傷事件、少年Aに印税を渡さない方法」とのサブタイトルが付されている。かつて2ちゃんねるにリンクが張られていたが、今は異なるようである。

この本の出版について「世に出すべき本ではない」と批判が噴出している。
特に注目されているのが、著者が受け取る「印税」の使い道である。
出版元の太田出版によると、
男性は「被害者への賠償金の支払いに充てる」と話しているそうだが、支払いに充てる義務があるわけでもなく、「金儲けのために出版するのは良くない」という批判もある。
アメリカでは、犯罪者による手記の出版など、自ら起こした事件に関連して得た利益を差し押さえ、犯罪被害者や遺族の訴えに基づいて、
補償に充てる「サムの息子法」と呼ばれる法律が定められているが、
実際のところ、日本にはそのような法律はなく、
この本の出版で印税で得た収入が遺族に支払われる確証はなく、そのまま加害者の収入につながる可能性だってあります。
私は本を購入すると犯罪を利用した金儲けに加担する形になるのが嫌なので、購入することはありませんし、
心情としては利益全額を没収した上で遺族に渡すべきだと思いますが、
あなたはこの本の出版に賛成ですか?反対ですか?
本を購入すると加害者へ印税が渡ることになりますが、
印税が渡らない方法があるとしたら、あなたはこの本を読みたいですか?
不特定多数の方への案内は出来ませんので、
下記フォームよりメールアドレスをご登録いただくと、
「絶歌」で加害者へ印税が渡ることなく絶歌を読める方法をお教えします。

 文中、不特定多数の方への案内は出来ないと著されてい、アドレスの紹介は節えるが、以上がメールの内容である。
 この種の違法なコピーにわれわれは馴らされている。映画、ドラマ、アニメから音楽に至るまで、ユーチューブをはじめ枚挙に暇がない。よって、コピー自体にわたしは意見を持たない。ただし、「少年Aに印税を渡さない方法」との言い分には反対である。重度の「自閉症スペクトラム障害(ASD)」からの脱却を願い、生き延びるための数少ない手立てのひとつが執筆だと思うからである。
 佐世保の同級生殺人事件の少女も少年Aと同じく、第3種少年院送りとなった。そのことが示唆するのは「感情の存在しない世界」でしか生きられないサイコパスのような機能不全に陥っている点である。機能不全であって、「心の闇」といった心理的な問題ではない。要するに、少年Aや佐世保の少女の病に完治はない。そのような病を一般常識で批判するのは止めた方が良い。自己陶酔や自己顕示と云った紋切り型の衍義など、なんの役にも立たない。
 香山リカ、『絶歌』から「元少年A」の脳の機能不全を読み解く、との文章が日刊スパに掲げられている。おそらく、「絶歌」について真摯に著された唯一のエッセイでないだろうか。

 http://nikkan-spa.jp/878891


投稿者: 一考      日時: 2015年07月14日 09:37 | 固定ページリンク




静かな海作戦  | 一考    

 中国海軍ジャンウェイII級フリゲート艦から、東シナ海で警戒監視中の海上自衛隊護衛艦に対し火器管制用レーダーの照射があった。米紙によると「先週中国海軍艦船が日本の軍艦を火器管制レーダーでロックオンした(A Chinese military vessel last week locked its weapons-targeting radar on a Japanese warship)」とある。この事件はウィキペディアにも著されている。
 ここで問題なのはアメリカ国防省高官によると、もしも同じ照射が米軍に対してなされたら米艦は即火力で反撃していた、と。

 南シナ海におけるサンゴ礁を含めた中小の島嶼の埋め立て、軍事基地化が中国によって進められている。アメリカは阻止しようとしているが、実力行使以外に方法はあるまい。その実力行使の作戦名は「静かな海」。一方、中国軍高官は局地戦なら一日で米軍を制圧できると公言して憚らない。
 安保法案の成立を急ぐ理由は静かな海作戦への参加を目指してのものであって、法案の対象はホルムズ海峡にあるのではない。盧溝橋事件同様、宣戦布告をおこなわない紛争を目指している。


投稿者: 一考      日時: 2015年07月13日 23:15 | 固定ページリンク




尿沈渣  | 一考    

 尿検査の白血球が異常値である。随尿の沈渣測定方法の結果がひどい。この尿沈渣は昔、腎臓や尿路系の病気の診断ならびに病状の経過観察で昵懇の検査法である。
 尿スクリーニング検査で蛋白あるいは潜血が陽性、もしくは尿の混濁によって疑われることは。膀胱炎、尿路系の細菌感染症である。前述したように、薬の服用で様子を診るしかない。

 クラビットとフリパスは同時に服用すると、確実に交通事故を起こす。埼玉での事故は物損だったからまだしも、もしもあれが免許を取得して2、3年以内だったなら、確実に免許証は返納していたと思う。
 いずれにせよ、薬物は怖い。今回はリハビリテーションを優先し、服用を3度に分けることにした。医師の許可を得たので、降圧剤は一つを除いて夜9時に服用。朝9時と夜9時はそのまま、クラビットとフリパスはリハビリを終え帰宅後に飲むことにする。それにしても、まるで下剤のよう、悪夢の超特急である。
 クラビット服用中の車の運転は田中整形と拙宅の往復、銀行と最も近いスーパーとの往復に限定する。田中整形でタクシーを利用するように云われたが、当地に流しのタクシーはいない。明石駅から呼ぶことになるので使われない。

追記
 東京へ行きたかったのだが、残念。
 本日、再度リハビリ中止。どうやら収縮期血圧が100mmHgを下回ると運動は不可能のよう。高いなら高い、低いなら低いで安定しないとどうにもならない。


投稿者: 一考      日時: 2015年07月10日 09:51 | 固定ページリンク




危険な薬  | 一考    

 先月の低血圧が理由で降圧剤を入れ替えることになった。そちらは良いのだが、今週はいろんな症状が新たに出現した。尿の濁りと前立腺の肥大である。入院は勘弁していただいて通院で済ませることにした。とりあえず、前者にクラビット、後者にフリパスを処方。
 前立腺が肥大して膀胱を圧迫、頻尿もしくは残尿感が残るとのことだが、一日に2リットル超の水分を摂れば頻尿になるのは当たり前。残尿感は心当たりなく、エコー検査にも異常は見られなかった。クラビットは、ニューキノロン系合成抗菌剤で、「万能薬」という表現が一番合う抗生剤。膀胱炎ではないが、なんらかの炎症が起きているに違いない。
 服用は問題ないのだが、このふたつの薬は目眩い、立ち眩み。失神を伴う。埼玉で経験済みだが、車の運転にあってかなり危険な薬である。今日はふらつきがひどく、買い物にすら行かれない。22日までは足繁く病院へ行かなければならないが、要注意である。


投稿者: 一考      日時: 2015年07月08日 21:43 | 固定ページリンク




夢を孕む女 荷風と山田一夫  | 一考    

 十一月廿六日。暴暖初夏の如し。昨夜深更より今暁に至るまで眠られぬがまゝに山田一夫氏が短篇小説 集夢を孕む女を通読す。現代新進作家の作品にして、其文章構想両つながらこの書の如く余を感動せしめたるものは無し。実に近年の好著と謂ふ可し。往年谷崎君の刺青(籾山書店梓)を読みし時、又初めて北原白秋君の散文小品をよみし時の如き感動を催し得たるなり。直に手紙をかきて作者の許に送りぬ……

 おのが胸襟をひらくことを潔しとせず、市井に隠れ孤棲を懐かしみ、およそ後進の作家には目もくれなかった永井荷風から、例外ともいうべき讃辞を呈された作家の一人に山田一夫がいる。昭和七年十一月より十年六月にかけての荷風日録『断腸亭日乗』には、一夫との十数度におよぶ款語のもようが記されている。一夫がかねてより先達として崇めていた荷風と初めて知合ったのは、当時春陽堂から再劂された『西遊日誌抄・新帰朝者日記』ほか四冊の荷風本の奥書をしたためた帚葉神代種亮の仲介によるものと想われる。昭和七年といえば、初老を過ぎて荷風は五十三歳、一夫が三十八歳の時である。この時期の荷風は尿中に蛋白質を有し、また脚気の徴候あり、不眠症のために創作欲がいちじるしく衰えたという。同年十一月には青山脳病院へ出向き、齋藤茂吉の診察を受けるに至っている。『断腸亭日乗』にも「……夜眠る事能はざれば昼の中時を定めず一二時間位椅子にもたれて眠るやうに力むるなり。されば読書も心のまゝならず、筆を持つことはこの日誌を記するがせいぜいにて、小説つくるが如き事は早や思も寄らぬことになりぬ。いかに悲しむもせんすべなし……」と間断なく苦衷のほどを洩らしている。狷介を唯一無二の信条とし、ことさら文士との交わりを忌みきらった荷風が、一夫を数すくない知己の一人として遇し、あまつさえ頌辞を示すなどという挙に出たのは、かかる健康状態と年齢からくる気力の衰えを鼓舞させる契機を一夫の作品に求めたためなのかもしれない。

 山田一夫は本名を山田孝三郎といい、日清戦争の始まった明治二十七年、京都は京極に近い中京に生れた。生家のあたりは今なおしもた屋の多い閑静な町並であり、一夫の生れる数年前に呉服商を廃した父は、その後家作の経営にあたった。また三人の男兄弟はすべて七、八つの頃までに歿くなり、ただ一人残された一夫は女中ばかりを相手に乳母日傘で育てられたという。この少年期の体験は、京極で目にした操り人形や地獄極楽、それにパノラマやジオラマなどと共に、後年一夫の作品に大きな影響を与えることになる。通常の文学事典に独立の項目はおろか著作すら掲載されていない一夫には、私が知るところでも三冊の著書しかない。まず昭和六年十月三十日に白水社から上梓された作品集『夢を孕む女』、ついで昭和十年五月十日に岡倉書房から上梓された作品集『配偶』、下って昭和三十六年四月一日、明治の頃の京都の市井の風俗やその地に住み暮した者の生活感覚などを描いた随筆、それに戦後の短篇を纏めた『京洛風流抄』が白川書院より上梓されている。そのうち表題作のほか十四の短篇を収めた『夢を孕む女』には、荷風によってすこぶる含蓄に富む寸評が各々の作品に加えられている。冒頭に引用した『断腸亭日乗』に見られる「手紙」がそれである。詳しくは岩波書店版『荷風全集』第二十五巻を繙かれたいが、その尺牘のなかで荷風は、支那小説とフランス象徴派の作品とを合わせたような趣あり、また京都固有の幽艶な世界が描かれており、プルウスト、ジイド、ポール・モーランの作品となにかしら似かよったような心持がするとの読後感を記している。たしかに象徴主義好みの”宿命の女”は一夫も好んで用いるモチーフのひとつだが、男を破滅にみちびくというよりは育むといった様相が濃く、むしろロマン派作家の作品、たとえば泉鏡花などにより近しい資質があるように思う。まずは表題作「夢を孕む女」のあらすじを追ってみよう。
 ……陶工玉川の姉美佐子は、東京のある実業家に嫁いだものの、二年たらずで不縁になり、今は京都の郊外に閑寂な隠遁生活を送っている。理想主義的な一面があり、何かにつけて感受性が強く、自由を束縛されるのに堪えられない美佐子は、その離縁をむしろ喜んでいる。一方、母と死別した「私」は、ただ侘しく無為な日々を過していた。そんなある日、姉の依頼を受けて玉川は、友人である小説家の「私」を二年坂の姉の住居「幻華荘」へと連れて行く。躯の均斉のよくとれた唐美人を思わせる姉の美しさに「私」は軽い眩暈を覚える。そして美佐子は今後の創作への協力を約し、現実の生活からの乖離を奨める。その日を境に「私」の生活はまるで一変し、女にしては珍しく明晰な頭脳の持主である美佐子の啓蒙によって幾多の作品を産み出すことになる。ーー十年後、美佐子は逝き、遺言によって四十九日を「幻華荘」でおくることになった「私」は、日夜美佐子の俤を夢に描き続けている。そして書き綴った作品の大半もまた、美佐子の孕んだ夢であった……。
 小説の舞台になった二年坂は、産寧坂と共に高台寺南門の霊山道から清水坂へ至る南北の小径であり、大正六年東京を遁れた竹久夢二と笠井彦乃との最初の隠処となったところでもある。作品の緊密度と主人公の性格描写という点では、書中まず「和歌庵挿話」を揚げるべきだろうが、あえて私の好みにより一作を推すとすれば、やはり「夢を孕む女」であろう。「幻華荘」周辺の描写は、幻想的な女性美佐子が住むにふさわしく情緒豊かに描かれており、官能的な美しい夢を書き綴ったいま一人の同時代作家一戸務の「竹藪の家」を髣髴させる。また特に荷風が好んだであろうと想われる第四章のあぶな絵的場面は、日常的現実よりも夢を称揚してやまぬ一夫の持味がいかんなく発揮されている。そしてこのロマン主義的な傾向は、その後に続く作品集『配偶』にふくまれた秀作「配偶」「耽美抄」へと助長されてゆくのである。
 『配偶』もまた前作品集と同じく、一夫をして「華麗な底に渋味のある装幀」と言わしめた小穴隆一の手になる美しい木版画で飾られており、表題作のほか九篇の短篇が収録されている。その表題作の「配偶」は、三度の結婚生活に失敗した男が、ある日妻縁を占ってもらい、晩婚の宿命なればあなたの縁は五人目でないと納まらないと告げられる、それでは四人目に悪かろうと衣装人形を相手に祝言を挙げるという話であるが、白無垢の裲襠を着て深い綿帽子に顔を隠した人形が、枕辺で次々といろんな女に変身してゆくという後段の物語めいた情景は、なかなかに技巧が凝らされており、豊麗な才筆と相まって文字通り珠玉のような一篇となっている。「耽美抄」の方は幽婉な情趣に溢れる作品であり、女嫌いの耽美主義者銀二が、覗きからくりのある湯殿で薄い倶利迦羅紋紋の肉襦袢を身にまとった女から背中を流される場面などは、草双紙のような頽廃的雰囲気を漂わせていて美事である。おそらく一夫自身、「夢を孕む女」と同じ系列に属するこの作品に特別の愛着を持っていたものと想われる。

 高見順の著書『昭和文学盛衰史』(第一巻第十一章・芸術派の群)には、中村武羅夫を中心に発行された文芸雑誌「近代生活」と一夫との関係が詳しく記されている。
 『近代生活』は昭和四年四月に創刊されたのであるが、四年四月というのは、前年の三・一五事件につづく四・一六の大検挙、大弾圧のあった月である。その月に反プロレタリア文学運動の「新興芸術派」の母胎たる『近代生活』が結成されたということは、偶然のようでまた偶然でないとも言える。『近代生活』には、前身の雑誌があって、それは『近代感情』であるが、編集は梶原 勝三郎、そして経済上のパトロンは京都の素封家山田一夫であった。
 文中にも触れられているように、「近代感情」つづいて当初一夫がパトロンとなった「近代生活」は、翌年四月に新興芸術派倶楽部が結成されるや、同派の機関誌的存在としての変貌を遂げる。龍胆寺雄を闘将とした、いわゆる「新興芸術派時代」を迎えるわけである。しかし一時の栄耀を担った同誌も昭和七年の夏には廃刊のやむなきに至る。そして新興芸術派の小説の巧者と謳われた浅原六朗や楢崎勤などと並んで創刊時からの中心的メンバーあった一夫もまた、その作家としての消長を「近代生活」と共にすることになるのである。
 『耽美抄』を上梓した後の一夫が、他の新興芸術派の作家と同様に、近づいてくる軍靴の跳梁に沈黙を余儀なくされたのか、それとも荷風というあまりにも強烈な毒を前にして自らの作家生命を断つしかなかったのか、その間の消息はつまびらかとしない。ただ、戦後の一夫が著した短篇「別室風流」(『京洛風流抄』所収)には、黄道と号し、新古典感覚派を以て任じていた頃の官能的な夢も豊麗な筆致もなく、かつてロマン主義的な昂揚に彩られていた幻想小説は、単に生活観の甘さを露呈するにとどまる凡庸な花柳小説となり果ててしまうのである。

   「琴座」 第35号(第10号) 琴座俳句会 1979年10月刊

追記
 1968年10月、大月雄二郎さんの紹介で生田耕作との知遇を得る。翌年、山田一夫の未発表作品が白川書院にあると人文書院で教えられ、生田耕作と白川書院を訪ねる。耽美抄の腰巻に「生前著者より編者に託された推敲加筆原稿に基き」とあるのがそれに当たると思うが、わたしは「耽美抄」を読んでいないので定かでない。
 「初稿 夢を孕む女」との著書が発行されたらしい。今のわたしは興味がないが、昔山田一夫について書いていたのを思い出したので再録する。


投稿者: 一考      日時: 2015年07月04日 16:57 | 固定ページリンク




集団ヒステリー  | 一考    

 「絶歌」の内容に関しては後ほど触れるとして、ご指摘の通り、罪を購うのは不可能だと思います。現行法に則って裁かれたわけですが、それは法律上の問題であって、加害者被害者共々、こころの問題が解きほぐされることはないと思います。
 ひとは自己への執着が強く、変わろうとしないタイプと変わり続けようとするタイプに分かれると思いますが、少年期に犯罪を犯すひとは前者が多いようです。特に彼の場合、性障害(性的サディズム)が事件の引き金になっています。性愛はひとが持つ属性のうちでもっとも変わりにくい根本的性質です。
 関東医療少年院で矯正教育を受けた元少年Aの仮退院が2004年3月、本退院を翌月に向かえた12月、カウンセラーの精神科の女医に対する暴行未遂事件を起こしている。同月24日、法務省は「少年Aの保護観察が31日で終了し、年明けに完全に社会復帰する」との見通しを発表。事件は闇に葬られた。性の対象が死者から生身の人間に変わったこと自体が矯正の成功の証だとでも云いたげである。
 そもそも、元少年Aが犯罪者であろうがなかろうが、更生しようがしまいが、そのようなことはどうでも良い。私が関与すべきことでないし、関与できることでもない。況んや、少年犯罪に前科はつかない。
 今回の「絶歌」非難の大合唱はネット社会固有の集団ヒステリーの相が明らかである。新潮45の元編集長はテレビで「絶歌」にはナルシシズム以外なにもないと。康芳夫は「絶歌には何があるというのか。あるとすれば極めてチープなヒロイズムと自己陶酔」と評している。「絶歌」の文中、「僕は、僕であり続ける、その日が来るまで・・」「どこへ行っても、僕は、僕からは逃げられなかった」等の文章はあちらこちらで見受けられる。殊更に自己顕示欲や自意識の過剰さを示唆したところでなんになろうか。また、どうして加害者被害者との二項対立でしか捉えられないのか。違った弁証がいくらでもあろうにと思う。
 犯罪者が本を出版することはこれまでにもあった。宮崎勤、佐川一政、市橋達也など枚挙に暇がない。ただ、今回の著書は文章の巧みさと構成力の非凡さに於いて永山則夫や大道寺将司(散文は頂けないが「棺一基」は傑作)のそれに拮抗する。
 29頁の「それぞれの儀式」でタンク山や向畑ノ池を描写している。往時のちっぽけな決して美しいとは云えない池を知っていればこそ云えるのだが、彼の手にかかると途端にきらきらと輝き出す。

 雨上がりのタンク山の美しさは壮絶だった。雨を啜って湿り気を帯びたセピア色の腐葉土が、雲間から降り注ぐ陽の光のシャワーをそこかしこに弾き散らし、辺り一面、小粒のダイヤを鏤めたように輝いて、僕の網膜を愛撫した。
 向畑ノ池では、そよ風に嘗められ小刻みに痙攣する水面に、池のぐるりを取り囲む樹々の木の葉の隙間から、我先に飛び込んだわんぱくな木洩れ日たちが泳ぎまわり、サイケデリックな光の帯がゆらめいた。

 彼の中にあって懐疑や弁証と云った概念が未だ未分化のままである。その辺りに助け船を出す編輯者が現れれば、すばらしい物書きになる。昨今騒ぎを起こしている百田尚樹などよりもよほど卓れた作家になると思うのだが。

追記
 「再度山学院」で検索すると、「今は亡き少年院 - peps!」との項目がトップにやってくる。ですぺら掲示板で著した「端折り 」のうち、再度山学院に関する文章が句読点までそのままの形で記載されている。しかも、「当サイト内に於ける当サイト管理人が作成、編集した文章一切の転載又は勝手な引用を禁止する」とあって「違反者に対しては厳重に対応させて戴くものとし、場合に因って警察当局若しくは弁護士に通告の上、介入手続きを踏まえるものとする事をご了承願います」とご丁寧に著されている。ですぺら掲示板にはそのような無粋な「サイト内遵守事項」の書き込みはない。どうやらですぺら掲示板の著作権をお持ちのようである。もっとも、かような例は過去いくらでも存じ上げているが。

 ちなみに、「神戸再度山学院と同じような施設がかつて静岡にもあった」と書いたのは静岡県安倍郡美和村にあった静岡少年院で、現在の駿府学園のことである。共に、院長は木村さんのご尊父。


投稿者: 一考      日時: 2015年07月04日 14:41 | 固定ページリンク




 | あ    

 『絶歌』の中でAは何度も「どうしたら罪が購えるのか?」と苦悶していますが、
これは本当に難しい問いだと思います。
まったくこの問いに関してイメージが湧きません。


投稿者: あ      日時: 2015年06月27日 23:54 | 固定ページリンク




少年A  | 一考    

 兵庫県明石市の泉房穂市長は19日、神戸市の児童連続殺傷事件の加害男性による手記「絶歌」について、明石市犯罪被害者支援条例で2次的被害の防止を定めた規定に基づき、市内の書店や市民に対して配慮を要請、「個人の思いとしては売らないでほしいし、買わないでほしい」との考えを示唆した。内心では、日本版「サムの息子法」を求めているようである。
 坂上忍、松本人志、テリー伊藤、杉村太蔵と云った塵芥のようなタレントが「絶歌」を批判しているが、「元少年A」は現行法に則って罪を償ったとわたしは理解する。日本国憲法ならびに既存の法律では表現の自由も出版の自由も認められている。それを承知で坂上はフジテレビ系「ワイドナショー」で、「“表現の自由”がよく分からなくなった」と語る。
 わたしは発想の原点に個を置かないひとを保守反動とする。それゆえ、政治家や芸能人は保守そのものと解釈している。坂上の論理を展開してゆけば、戦争を熱狂的に支持した戦前の民衆へと行き着く。
 「絶歌」には加害男性の殺害行為が克明に記されている個所がある。それゆえ、遺族が精神的苦痛を受けたとして損害賠償を求めることができる。元少年Aに表現の自由があるとするなら、遺族にはそれを不法行為として訴訟を起こすことが可能である。いずれにせよ、法の名の下において平等でなければならない。泉市長や坂上のごとく、日本国憲法ならびに既存の法律に疑義を挟むようなことはあってはならない。

追記
 もっかのところ、「絶歌」全文がネット上で公開されている。当然違法な行為であり、早晩削除されると思う。


投稿者: 一考      日時: 2015年06月26日 01:08 | 固定ページリンク




マッサージのみ  | 一考    

 久しぶりのリハビリだったが、マッサージのみで他は省略。血圧並びに脈搏がまだ不調である。看護師や療法士から当医院では失神には対応できない、救急車で他の内科医院もしくは神大病院へ運ぶことになる、と云われた。言い換えれば、血圧不調の折は来るなとのこと。
 云われなくても分かっている、17日の血圧の低下はわたしの不注意だった。前日の朝から降圧剤を中止すべきだった。それにしても低血圧が9日も続くとは想定外だった。次回のリハビリは土曜日だが、それまでには間違いなく治っているだろう。


投稿者: 一考      日時: 2015年06月25日 15:53 | 固定ページリンク




斎藤亮一写真展  | 一考    

長屋でウイスキーを!
佐々木幹郎『スコットランド酔夢紀行』(世界文化社)出版記念

会期/2015年7月1日(水)〜7月8日(水)
時間/13:00〜21:00
場所/そら塾(根岸)


2010年春と2011年冬、シングルモルト・ウイスキーの聖地スコットランドの蒸溜所を、
詩人・佐々木幹郎氏とともに歩いた映像記録。
――根岸の古い長屋の一角で、写真を楽しみ、ウイスキーを嗜み、
ついでに近くの朝顔市(7月4日〜6日)も!!
夕暮れ時からは、シングルモルトが飲めます(1glass ¥500)

【期間内イベント】
◎二代目高橋竹山
津軽三味線コンサート◎ 
日時: 7月2日(木)
18:30開場 19:00開演 (定員20名)
出演:二代目高橋竹山
入場料: 予約¥2,000(1drink付)
当日¥2,500(1drink付)

◎たなばたトーク・ショー◎
日時: 7月7日(火)18:30開場 19:00開演 (定員20名)
出演: 齋藤亮一 佐々木幹郎
入場料: 予約¥1,000(1drink付) 当日¥1,500(1drink付)

【お問い合わせ・ご予約】 nagayadewiskey@yahoo.co.jp (長屋でウイスキーを!事務局)

【アクセス/地図】
そら塾 Sorajyuku
〒110-0003 東京都台東区根岸3-13-25
TEL: 090-5525-4428
http://sorajyuku.ciao.jp/

●JR山手線鶯谷駅南口より、徒歩5分
●東京メトロ日比谷線入谷駅より、徒歩5分
●都バス上26系統(上野公園〜亀戸駅前)
下谷2丁目バス停より、徒歩3分
●台東区循環バス北めぐりん
根岸3丁目バス停より、徒歩1分


投稿者: 一考      日時: 2015年06月20日 01:02 | 固定ページリンク




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