ですぺら
ですぺら掲示板2.0
2.0








写真追加  |   一考

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 よく見れば三郷が写っていないので、もう一枚。こちらは自転車の下部が切れているが。ところで、鳥は携帯では写らない。おっきーさんから預かっている写真機ならズーム機能があるのだが。
 ユーノスコスモ、RX7、ランエボ、B4、フェアレディーZ、スカイライン、シルビア、ソアラ、アリスト等々、北海道へ行く車を探している。とはいえ、買うつもりはない。ヤフオクを見ているとドリフト車で走行距離が十万キロを超えた車が十万円ほどで出品されている、四百馬力はありそうな車たちである。ドリフトだから当然ドアは歪んでいるし、バンパーも付いたり外れたりとさまざまである。車は見て呉れで乗るものでない。エンジンと足回りとブレーキに数百万円をかけた車こそが車である。十万キロでタイベルは交換すれば済むが、ターボの羽は十八万キロほどで壊れる。最良の車で八万キロは楽しむことができるわけである。
 わたしはインプレッサのNAに乗っているので、偶に過給機が恋しくなる。もっとも、今のわたしに改造車を運転する気力はない。眺めて悦に入るだけである。


投稿者:   一考  日時: 2011年11月04日 21:37 | 固定ページリンク




コサギ  |   一考

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 コサギに見とれていて自転車ごと立ち木に激突した。愕いたのはコサギの方で、五羽いたのが一斉に飛び立った。ぶつかったのが立ち木でよかった、川に嵌まると大事である。明石の頃、酔っ払ってなんども田圃へ自転車で突っ込んだ。今は酔いの心配はないが、運転が下手なので夜は走らないように心掛けている。水元公園の川縁には垣根もなにもない。今のわたしなら間違いなく抜き手を切ることになる。そうでなければ自転車と心中である。なぜなら、わたしが組んだ自転車は水陸両用車でないからである。それにしても何という下手糞、われながら呆れ返る。
 写真は葛飾から三郷を眺めるの図。「評価表について」の続きを書かなければならないが、そちらはまた。


投稿者:   一考  日時: 2011年11月04日 16:42 | 固定ページリンク




積丹ブルー  |   一考

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投稿者:   一考  日時: 2011年11月04日 16:33 | 固定ページリンク




島武威海岸  |   一考

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 そうあればよいのに、と云うことです。手術が最短コースで済めば来年の七月に北海道へ行けるのではないかとの希望的観測。四輪に冷蔵庫を積み、ボディントンズとラフロイグのカスクストレングスを小脇に抱えて積丹から知床のホテル地の果てを巡りましょうとの企画だそうです。

 http://dendenmushimushi.blog.so-net.ne.jp/2011-10-18

 先日お喋りしたのは積丹の島武威海岸(しまむいかいがん)のことです。検索で上記アドレスが引っかかりました。わたしが知る隧道は支柱などなかったし、崖も通行止めでなかった。隘い隧道を抜けると急峻な崖下にいきなり積丹ブルーの海が目に飛びこっんでき、海岸の右方には鄙びた番屋がありました。過日、吉田一穂が彳んだ番屋に違いなかろうと、おそらく北海道のなかでもわたしにもっとも大きな衝撃を与えた海岸だったのです。


投稿者:   一考  日時: 2011年11月04日 16:25 | 固定ページリンク




ですぺら有志のみなさま  | エロ子    

来年7月、北海道は知床の「地の涯(!)」にて結集とのこと。
現時点における規定事項は、現地集合、現地解散、以上。詳細を待て、だそうです(謎)。


投稿者: エロ子      日時: 2011年11月03日 21:16 | 固定ページリンク




評価表について2  | 一考    

 個々の名称は前項の通りだが、次ぎに簡略に説明を付す。
 まず、血圧が上昇した場合、自律神経を介した反射性の制御によって心拍数が減少し、同時に血管が拡張して血圧は正常な範囲に保たれる。腎不全の患者の場合は往々にして高血圧症に罹る。血圧を下げる効果のある食品は多いが、カリウム、マグネシウム、カルシウムといったミネラルを多く含んでいる。そこで腎不全の場合にもっとも有効なのは酢である。
 次いで尿素窒素だが、透析効率を計るもしくは食事の内容や量を把握する目安となる。数値が上がると蛋白質の取りすぎ、下がると栄養状態の悪化を示唆する。
 クレアチニンは腎不全の進行度を示唆する。数値が食事によって変化することはないが、筋肉量や運動量の影響は受ける。透析効率の目安になる。
 β2-MGは透析アミロイド症の原因物質。透析歴が長くなるとアミロイドが肩や首の骨や関節に沈着、炎症を起こす。関節の運動が必要。

 ナトリウムは主に食塩の形で経口摂取され、身体の水分の保持や浸透圧の調節をする。腎臓の機能が低下すると尿量が減少し、体内の水分が外へ出ていかなくなるので浮腫(顔や手足のむくみ)になり、体内のナトリウムが水分で薄まって血液中のナトリウムは低くなる。水分の摂りすぎや血糖値が高いと低くなるので、塩分控え目の食生活が肝要。
 カリウムは本来は体内に必要不可欠なミネラルのひとつだが、血中濃度が上がりすぎると人体に重篤な悪影響を及ぼす。放置すると致死的不整脈を起こす。高カリウム血症は死に至る病態であり、定期的に心電図検査を行うべき。
 尿酸は多くの食品に含まれるプリン体が分解された老廃物。一定濃度を上回ると結晶化して結石になり、痛風の原因となる。ビールや烏賊に多く含まれる。腎不全の初期段階に顕れる。
 マグネシウムは心臓や血管の機能を維持するに欠かせない。腎障害はMgの高値をもたらす。市販の下剤や胃薬に必ず含まれているので要注意。

 ヘマトクリットは赤血球(血液の濃さ)の含有率を示す。腎臓が悪くなるとエリストポエチンという腎臓由来のホルモンが排出されなくなり、貧血が生じる。薬物療法または輸血しか手立てはない。
 ヘモグロビンは赤血球に含まれる赤い色素蛋白で、血液濃度を示す。低下すると貧血となり、身体は十分な活動を行えなくなる。
 血清鉄は赤血球の材料となる。数値が下がると内服薬や注射による補給が必要になる。赤身肉、レバー、鮪などに多く含まれている。
 フェリチンは体内の鉄量を示す。減少すると鉄欠乏性貧血の指標となる。逆に高値の場合は肝臓、脾臓、骨髄、心臓、肺などの炎症もしくは腫瘍を示している。

 白血球は細菌などが体内に浸入したときに、それらを退治する。従って、細菌感染や炎症によって数値は上がる。
 血小板は傷口を塞ぎ、出血を止める。透析中に用いる抗凝固剤(ヘパリン)の影響で減少する。内出血(青あざ)が表れたりする。
 C反応性蛋白は体内に急性の炎症や組織の損壊があると増える。他の検査と組み合わせ、病気の重症度や経過観察に役立たせる。

 カルシウムは低い状態が続くと副甲状腺ホルモンの分泌が促進され、骨が脆くなる。高いと骨以外への沈着(異所性石灰化)が起こる。異所性石灰化は血管、皮膚、関節などにカルシウムが沈着する合併症。
 リンはカルシウムと深い関係を持つ。リンを多く含む食品(乳製品、豆類、小魚など)の摂りすぎによって数値が上がると、カルシウム値が低くなる。結果、異所性石灰化を惹き起こす。また全身の痒みにも関係する。蛋白質を多く含む食品は比例してリンの含有量も多い。リン吸着剤の服用は必須。
 アルカリフォスファターゼは主に骨や肝臓の病気で上昇する。他の検査と組み合わせ、病気の重症度や経過観察に役立たせる。
 副甲状腺ホルモンは腎不全の場合、ビタミンD3の活性化ができなくなって数値は高くなる。骨のカルシウムを溶かし、繊維性骨炎をはじめ、骨痛、骨変形、病的骨折などの原因となる。さまざまな場所へカルシウムが沈着(異所性石灰化)し、動脈硬化、弁膜症、関節炎などを惹き起こす。亢進すれば手術が必要。
 アルミニウムは骨や脳のなかに蓄積され、認知症などの合併症を起こす。井戸水や市販の胃腸薬に含まれているので、要注意。痔の手術でも用いるので、腎不全の患者には危険である。

 血清総蛋白は血液中に含まれる百種類以上の蛋白質の総量で栄養状態を計る目安となる。腎不全の患者の場合は身体の水分によって薄められ、数値は低くなる。
 アルブミンは血液中の蛋白の60パーセント以上を占める。栄養状態が悪くなると減少する。
 総コレストロールは動脈硬化の原因となる。数値が上昇すると高脂血症になる。
 中性脂肪が高くなると肥満、脂肪肝、動脈硬化の原因となる。菓子、ジュース、果物などの摂りすぎに注意。
 高比重リポ蛋白は善玉コレストロールとも。喫煙、肥満、運動不足、糖尿病などが原因で低くなり、動脈硬化を伴う病気につながる。
 血糖値は血液中の葡萄糖の量。高血糖が続くと糖尿病の引き金になる。血糖値が高いとは代謝に異常があるということ。血糖値が高いと善玉コレステロールが低くなったり、中性脂肪が高くなる場合が多く見られる。余分な血糖は血管が炎症を起こす原因となり動脈硬化も進む。ちなみに、糖がたっぷりの清涼飲料水、例えばコーラや珈琲を毎日大量に飲むだけで容易に糖尿病性ケトアシドーシスのような重篤な疾患を起こしうる(ペットボトル症候群)。
 ヘモグロビン エーワンシーはヘモグロビン(血色素)の一部が葡萄糖と結合したもの。糖尿病における血糖コントロールの指標となる。

 総ビリルビンは肝臓、胆嚢の病気で数値が上がる。黄疸の原因となる。
 トランスアミナーゼは心筋、肝臓、骨格筋、腎臓などに多く存在する酵素。それらの臓器の細胞に異常が起こると高値になる。肝臓障害、心筋梗塞、溶血などを診断するうえで、重要な手懸かりとなる。
 GPT(トランスアミナーゼ)は肝細胞の異変に反応する。肝臓、胆道系の病気の診断に欠かせない。
 γ-GTPは肝炎や結石などで胆管が閉鎖されたとき、あるいはアルコールで肝臓に障害が起きたときに数値が上昇する。GOT、GPT、γ-GTPは薬剤の副作用によって肝臓の異変を判断する指標になる。
 アルカリ フォスファターゼはγ-GTP同様、高脂肪やアルコール、薬物の副作用によって数値が上がる。
 乳酸脱水素酵素は悪性腫瘍、肝臓病、心臓病、血液の病気などで数値が高くなる。
 コリンエステラーゼは肝臓が蛋白を作り出す能力を計る。脂肪肝になると上昇し、肝臓の病気では低下する。

 以上は二週間毎の血液検査だが、他に三箇月、半年、一年の間隔での検査がある。


投稿者: 一考      日時: 2011年11月01日 04:17 | 固定ページリンク




評価表について1  | 一考    

 血圧は終日上下している、従って平均値を取らないと意味をなさないが、昨日のそれは160ー100だった。低い方がちょっと高いが、随分と下がってきた。一昨夜はですぺらで愛子さんと血液のはなしになった。血液検査といってもさまざまな検査があるが、透析患者の評価表は通常三十一項目、それに「透析効果について」と題して、BUN(尿素窒素)、CRE(クレアチニン)、β2-MG(ミクログロブリン)を含む十項目が加わる。
 三十一項目の内訳は「塩分・尿酸について」「貧血について」「感染炎症について」「骨の状態について」「蛋白・コレステロール・糖」「肝・膵・筋について」に分類される。
 「塩分・尿酸について」のなかにはNa(ナトリウム)、K(カリウム)、UA(尿酸)、Mg(マグネシウム)。
 「貧血について」のなかにはHct(ヘマトクリット)、Hgb(ヘモグロビン)、Fe(血清鉄)、フェリチン。
 「感染炎症について」のなかにはWBC(白血球)、Plt(血小板)、CRP(C反応性蛋白)。
 「骨の状態について」のなかにはCa(カルシウム)、IP(リン)、ALP(アルカリフォスファターゼ)、I-PTH(副甲状腺ホルモン)、AL(アルミニウム)ALは前Ca補正と表記される。
 「蛋白・コレステロール・糖」のなかにはTP(血清総たんぱく)、Alb(アルブミン)、Tcho(総コレストロール)、TG(中性脂肪)、HDL(高比重リポ蛋白、俗に云う善玉)、LDL(低比重リポ蛋白、俗に云う悪玉)、BS(血糖値)、HbA1c(ヘモグロビン エーワンシー)。
 「肝・膵・筋について」のなかには総ビリルビン、GOT(トランスアミナーゼ AST-アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼとの名称に変更されつつある)、GPT(ALT-アラニンアミノトランスフェラーゼとの名称に変更されつつある)、γ-GTP(ガンマ グルタミル トランス ペプチターゼ)、ALP(アルカリ フォスファターゼ)、LDH(乳酸脱水素酵素)、Cho-E(コリンエステラーゼ)が含まれる。

つづく。


投稿者: 一考      日時: 2011年10月31日 19:23 | 固定ページリンク




大場川  | 一考    

 みさと公園と水元公園を隔てる大場川について一言。大場川は埼玉県三郷市を流れる。細かくは吉川市川野付近の干拓地に端を発し、三郷市を南に流れ、中川の東側、二郷半領用水と江戸川のあいだを通る。葛飾区の水元公園付近を抜けるが、その端にわたしは住んでいる。この辺りは小さな河川や放水路、疎水が迷路のように入り組んでいて住んでいてもよく分からない。
 拙宅界隈から水元公園の突端まで大場川は小合溜と並行して流れ、その間を遮る形で細い土手がある。早いはなしが三郷と葛飾の県境である。徒歩乃至自転車でしか走られない未舗装の細い道だが、地元の釣り人のメッカのようになっている。葛飾区側は自然環境保全区域に設定されている。この後、大場川は二郷半領用水と共に八潮と葛飾との境を経て中川へ合流する。

 みさと公園には1.5キロのマラソンコース(自転車専用道かも)がある。他に外周道路が2キロほどあって、そこを自転車で日々五周は走っている。水元公園はその六倍以上あって、両公園の南端は木道が縦横に入り組んでいる。一帯が湿地帯で水生羊歯の宝庫である。サンショウモやデンジソウが浮遊し、昨今では珍しくなったミズニラやミズワラビが生えている。みさと公園側では子供が水生昆虫と戯れている。そして水元公園側にはオニバスやアサザの自生地が設けられている。季節柄、アサザは黄色い花を咲かせている。
 公園の此処かしこに釣り人がいる。場所が決まっているようで、毎日おなじ顔ぶれである。水元公園の北端はバードサンクチュアリーとして閉鎖保護されている。子供はそちらにはいささかの興味も抱かない。みさと公園は間伐が行き届いているが、水元公園の北端は意識して捨て置かれている部分があり、昼なお薄暗いところもある。
 みさと公園の南端と東葛クリニックは拙宅から等距離。テリトリーは一気には拡がらないが、先日は牛蒡、葱、白菜など、すき焼きの材料を買ってきた。久しぶりの自転車に惚けている。


投稿者: 一考      日時: 2011年10月28日 00:17 | 固定ページリンク




降圧剤  | 一考    

 収縮期血圧が220、230と昨今の円高同様、上がり続けている。オルメテック錠も併せて飲むようにと処方された。カリウムが高くなるそうだが、仮にカリウム血症になってもあなたは管理が行き届いているので直に戻るだろう、と医師は予測する。それよりも早く150ぐらいにまで落としたいらしい。このところ、降圧剤の大量投与で目眩いや頭痛に襲われている。過去、六回ぐらいの服用で効いた筈なのだが、どうしたのだろう。
 わたしは一日二食なので、食前食後に四錠ずつ飲むレナジェルやウラリットも二回しか服用していない。また透析患者には必需品のカリメートも飲んでいない。要するに、食事の徹底管理によって、極力薬を減らしている。それでも一日に二十三錠になる。薬の配付は個々異なるが、とんでもない量の薬を受け取っている方がいる。

 昨日は右側四人目の患者が治療中に失神していた。寒暖差が関係するのであろうか。やたらと失神が多発する。


投稿者: 一考      日時: 2011年10月26日 11:59 | 固定ページリンク




ですぺら  | 一考    

 今週の土曜日にですぺらへ行きます。先日、中村さんにアイラストームのカスクストレングスをお持ち頂いたのですが、土曜日はゴードン&マクファイル社が最後にボトリングしたスピリッツ・オブ・スコットランドのアードベッグの樽違いを持参します。
 特段の用事もなく、ゆっくりさせて頂きます。モルトファンのご来店をお待ち申し上げます。


投稿者: 一考      日時: 2011年10月26日 11:29 | 固定ページリンク




工具  | 一考    

 わたしの時代のBB(ボトムブラケット)はカップアンドコーン型で、シマノ、スギノ、カンパニョーロの三種の工具(ロックリング、ピン、ボトムブラケット)があればサンツアーを含め、大概のBBの分解ができた。カップアンドコーン型は分解、洗浄及びグリース注入が自由にでき、未だにもっともすぐれた方式と思っている。
 最近ではクランクの軸がクランクと一体になり、ベアリングとカップのみのパーツがBBユニットとして切り離されているものが多い。また昔はストロングライトしかなかったが、昨今はシールドベアリングガ多勢を占めるようになってきた。そして、イクスターナルBBのアダプター(16切込み)のごとく、工具もさまざまに変化してきた。
 車のホイールのテーパー角同様、ボトムブラケットのテーパー角度も異なり、スクエアテーパー(シマノ系)、スクエアテーパー(カンパニョーロ系)、オクタリンク、ISIS、パワースプラインなど様々な規格が存在する。
 シェル幅は68、70、73とあり、ネジ山のピッチはISO、JIS、BSC規格とITA規格の2種類があり、ワンの左右のネジ切りも異なる。さすがに、ボトムブラケットを加工したことはないが、自転車にはさまざまなネジが用いられてい、細かなネジは自分で造ってきた。そのためのタップやダイスも小型のものは取りそろえている。
 今回二十年ぶりに自転車を組み立てて思ったのは、新しいパーツは手持ちの工具では間に合わないと云うこと。長く自転車のメカニックを担当してきたが、こちらもそろそろ引退のようである。酒も同じで、特にワインなどは日々飲んでいないと香味の変遷が分からなくなる。ひとは何を一所懸命覚えようが、所詮は時代の子でしかない。与えられたある時代の局部を知るの他、為す術はない。


投稿者: 一考      日時: 2011年10月23日 08:49 | 固定ページリンク




冠水  | 一考    

 タイもそうだが、日本にあっても水害の折、車やオートバイが水に浸かりながら走っている。通常の車は先端に空気取り入れ口がある。エアクリーナから水を吸い込んでしまえばエンジンはロックする。もしくはラジエーターファンが水を巻き上げ、エンジンルームが濡れればエンストする。共に再生はほぼ不可能である。それでなくても、水を被れば電装関係が駄目になる。ベンツやBMWの新品と見まがうばかりの車が四、五万円で売られているのは往々にして水没乃至冠水車である。
 オートマ車ではトランスミッションに水が入るとバックギアから順次不調になる。またオートマ車はローギアでエンジンを吹かし気味にして走行することが肝要である。間違えてもDレンジで走行してはならない。ホイールベアリングなどの回転部分にはシールがあるが、浸かっている期間が長いと水が浸入する。
 この消息は二輪でも同じである。オートバイは座席の下に空気取り入れ口がある。エンジンロックでないまでも、電装の取り替えは新車を買うのと同じぐらいの費用がかかる。また自転車の場合、BB(ボトムブラケット)、ペダル、ハブ、スプロケット、ディレイラーなどの回転部分に浸水すれば、錆び付いて動かなくなる。膝や腰まで水に浸かりながら自転車を押している図をよく見掛けるが、後々どうする積りなのかと思う。
 いずれにせよ、車やオートバイならラジエーター下端もしくはマフラー位置が冠水道路走行の基準となり。自転車ならさらに低く5センチほどが限界になる。


投稿者: 一考      日時: 2011年10月22日 00:17 | 固定ページリンク




窓際  | 一考    

 血糖値が高まった状態が続くことを糖尿病という。糖尿病は合併症の病気だが、症状がないためそのまま放置することになる。他の合併症による症状が顕著になって、はじめて気付くのだが、受診した折には既に手遅れの場合が多い。そのようなことを書くのは新たに糖尿病の若い女性が透析治療に這入ってきたからである。肥満と痛風は糖尿病最大の症状である。
 先日書いた入院透析に至った方は腸閉塞もしくは腸管穿孔を患ったようである。レナジェルの副作用でないかと思われる。かなり激しい腹痛や便秘など、自覚症状があったはずなのだが、不思議である。以上の理由によってわたしは窓際へ配置換えになった。病院まで窓際かと空を眺めて溜息をつく。
 ニフェジピンからアダラートCR錠に薬品変更、もっとも同種の薬だが。医師によるとCRの方が効くそうな。最低血圧が130を超えているのだからとんでもなく高い血圧だと思うのだが、対応が少々遅いようである。収縮期血圧が180を超えた頃から再三云っていたのだが、200を超えてはじめてのニフェジピンである。当然のことだが、低血圧よりは高血圧の方がわたしには処理しやすい。どうあっても失神は嫌なのである。動悸や息切れがつづき、脳貧血で意識を失うなどの症状だけは勘弁してほしい。
 一昨日はわたしだったが、今日は向かいと二人置いて右側の患者が痙攣を起こして失神していた。共に血圧の下がりすぎである。看護師がつきっきりで脚をマッサージし、大声で名前を呼び続けている。一年前のわたしを思い起こしていた。


投稿者: 一考      日時: 2011年10月20日 16:54 | 固定ページリンク




自転車続き  | 一考    

 深夜に重湯のような玉子丼を喰ったきりだったが、さすがにサイクリングは腹が減る。今回は200グラムの雑炊を作る。これでなんとか腹は落ち着くだろう。
 体調からか久しぶりだからか自転車がふらつく。こんなに運転が難しいものだったかと思い知る。サドルとハンドルの角度が合っていないようでもある。こちらは帰宅後微調整。ハンドルには通常のバーテープを巻いたが小径の自転車なので、サドルとの距離が近い。よってハンドルバーに力が這入る。これもふらつく理由である。大きさは逆だが、はじめて牽引車に乗ったときのような感じ、この自転車には慣れていたはずなのだが。
 フロントのアウターが拾われない、と云うよりはアウターの必要がない。それほどに脚力が弱っている。かつてはインナーなど使ったことすらないのに。以前のように漕ぐようになるには一年はかかりそうである。


投稿者: 一考      日時: 2011年10月20日 16:28 | 固定ページリンク




自転車  | 一考    

 パーツが揃ったので、十七日は自転車を組み立てた。BBやヘッドパーツからの組み立てはほぼ二十年ぶり。ホイールがインチサイズなので英式バルブだが、わたしは700Cに乗っていたので、仏式(シリカ)のポンプしか持っていない。英式を仏式に変換するアダプタがあったと思うが、近隣の自転車屋にはその逆のアダプタしか売っていない。ちょっと迷ったが、安いものなので英式ポンプを購入。担当者が高圧は無理ですよ、と声を掛けてくださる。
 700Cだとダンプカー並に8気圧は入れるが、WOだとそんなに這入らない。ミシュランのWOなら大丈夫だが、国産ならせいぜいが5気圧ほどである。今回の自転車のホイールはママチャリのそれなので低気圧で問題なし。
 BBもヘッドもバラ玉をレールに切り換え、可能なところはすべてアルミに変更している。さすがと自画自賛。サドルにはブルックスの一枚革のピスト用い、序でにバックミラーと前照灯、後部反射板を取り付けて終了。脚のリハビリのために組み付けたのだが、これでみさと公園や水元公園を走り回れる。

追記
 みさと公園を走ってきたが、バックミラーは役に立たないので外す。四キロほどの走行で息は切れるし脚はがたがた、少しずつ慣らさなければ。


投稿者: 一考      日時: 2011年10月19日 10:47 | 固定ページリンク




頭痛  | 一考    

 降圧剤を飲んでいるにもかかわらず、血圧は上がり続けている。十八日朝は214-134だった。血圧が高いということは血中水分が高いのが理由だが、除水分は900で大した量でない。後はドライウェイトを下げて除水率を上げるしか方法はないが、そちらは二週間前に63キロに下げたばかりで、実質62キロ代である。心胸比からいっても、これ以上急激な体重移動は無理なようである。
 その血圧が理由かどうか分からないが、透析を一時間残して気分が悪くなった。頭が割れるように痛い。体調は風邪気味、歯痛も残っている。汗びっしょりになってなんとか透析は終了したが動かれない。一時間ほど休憩して取敢えず帰宅。例によってハルシオンを四錠服用し、寝ようとするが痛みで眠られない。二十一時頃猛烈な吐き気に襲われ、トイレへ駈けこむ。ちなみに前日の日付が変わってからはなにも食していない。茶色の液体(烏龍茶か紅茶)を吐きながらトイレでしゃがみ込む。気付くと、どうやらトイレで一時間ほど寝込んでいたようである。
 そのまま午前二時頃までうつらうつらと過ぎゆく。総量100グラムの玉子丼を作り、二十七時間ぶりの食事。これでなんとかなりそうである。
 医師から風邪薬と咳止めと新たな降圧剤を頂戴する。一日で終わったから良いが、このような因果関係の分からない不調はただただ困惑する。ナトリウムは137、カリウムは5.1、尿酸は7.4、マグネシウムは2.4、血中の塩分と尿酸に異常はない。にもかかわらず、血圧は上がる。血圧が現状の半分になれば落ち着くかと思うのだが。


投稿者: 一考      日時: 2011年10月19日 05:26 | 固定ページリンク




諸妄  | 一考    

 抗体検査に行ったのは十月三日、結果は一箇月後ということだったが、担当の看護師から電話があって十一月十四日以降の来院を命じられた。
 辞書によれば、高等動物における生物学的自己性を確立・保全する生体反応を免疫というそうな。現在では、単に生体防御反応としてでなく、自己・非自己を認識する生物学的な一連のしくみとして把握されている、とある。抗体・免疫について話しだすとまるで哲学問答である。
 この自己と非自己の垣根を跳び超え、生物学的自己性に錯覚を与え狂わせるのを免疫抑制剤と云うのかもしれない。意識するとしないとに関らず、生物学的に自己というものは確立されてある。
 病院へ行くと役所同様、一考は消え去り、一孝のみが存在する。そのことと相俟ってわたしは既に錯覚の渦中にある。臓器移植と向かい合ってはじめて顕れる種類の自己もある。わたしが迷い続けていることなど、生物学的にはおよそ意味をなさない。


投稿者: 一考      日時: 2011年10月15日 22:12 | 固定ページリンク




18インチのタイヤ2  | 一考    

 18×1-3/8のWOタイヤがなくて困っていた。予想通り、井上ゴムから車椅子用のタイヤで同サイズがあった。しかし車椅子用なので、専用色のグレーしかない。
 検索してみると、同タイヤを他にも探している方がいて、「このタイヤのサイズが容易に手に入らない。九州のホームセンターに要望があればできるだけの品揃えを行うところがあるらしい。何でもあそこのホームセンターに行けば揃うという付加価値を付けている。それにより多くの人を集めている」とある。宮崎県のハンズマンを指してのはなしだと思う。ハンズマンのような特異なホームセンターは九州にしか存在しない。
 埼玉は自転車屋が多い。どこぞ置いていないかと思ったが、一軒では単価が3500円と云われた。奈良の自転車屋だと1100円である。そうこうしている間にヤフーオークションで見付けた。ナショナルパナツアーのタイヤが二本で1800円だった。こちらも車椅子用だが、ガムサイドで色は黒色。もちろん生産は中止されている。
 ウカイのリムは18×1-3/8だが、18×1-1/4までは使える。18×1-1/8は到底無理である。無理云々より、タイヤ自体が生産されていないのだからどうにもならない。今回はうまく見付かったが、18インチのWOはもう手に這入るまい。


投稿者: 一考      日時: 2011年10月14日 14:11 | 固定ページリンク




チリパウダー  | 一考    

 生のニンニク100グラム中、リンは153mg、カリウムは401mg含有する。他の食品でカリウムと云えば、さといも640mg、さつまいも470mg、大豆1900mg、納豆660mg、ホウレン草690mg、みつば640mg、バナナ360mg、メロン340mg、昆布5300mg、ひじき4400mg、豚もも肉360mgとなる(食品が含む水分量によって若干異なる)。
 不思議なのは生のニンニクを乾燥し粉末にするとカリウムが減少する。要するにガーリックである。腎不全の患者の場合、香辛料に特段の制限はない。成分を調べる器具を持っていないので、云われるがままに信じている。
 最近はスモークを作らなくなったので、以前ほど香辛料を使わなくなった。その代わり、ミックススパイスを良く用いる。ガラムマサラ、チリパウダー、五香粉、祇園の黒七味の類いである。
 ガラムマサラは下手に使うとカレー粉になるが、チリパウダーはほとんどの洋食に使える。例えばミートソース、ハンバーグ、タンドリーチキン、タコス、チリコンカーン、オムライス、チャーハン等々である。昨今流行の半熟玉子のオムライスは好みでない。昔のチキン入りケチャップライスを玉子で薄くくるんだものが良い。もっとも、今のわたしにはケチャップは禁制品になってしまったが。
 そのチリパウダーは唐辛子、デイル、オレガノ、グローブ、ガーリック、オレガノ、クミン等のミックススパイスである。インド料理を簡便に作るためにカレー粉を発明したのはイギリス人だが、メキシコ料理に必要なスパイスを調合したのがチリパウダー、作ったのはアメリカ人である。カレー粉ほど複雑でないところがいかにもアメリカ的である。
 ミックススパイスは対象によって混合比率を変える。例えば前項で書いたジャンバラヤの場合はチリパウダーにさらにチリペッパーを加えて辛みを出す。せっかくのミックススパイスを利用しない手はないが、そのまま使うのは芸のないはなしである。
 ちなみに、黒七味は秋刀魚や鰺などの焼き魚に振りかけると美味。


投稿者: 一考      日時: 2011年10月12日 18:44 | 固定ページリンク




フーテン  | 一考    

 インフルエンザワクチンの摂種を申し込んだ。皮下注射はまだだが、インフルエンザならぬ風邪を引いてしまった。病院が広く用いている塩野義製薬のPL配合顆粒を服用。ウィルスに対しては無効だが、風邪にはよく効く。
 先日、歯痛と頭痛が重なってハルシオンを飲んだ。この種のドラッグに手を出したのは何十年ぶりだろうか。酒と薬に溺れる日々があった。金があれば酒を飲み、金がなければ薬を飲んでいた。わたしは両刀遣いだが、下戸はみなさん薬を飲んでいた。酔わなければ生きて行けなかったのである。らもさんではないが、酒ともドラッグとも縁のない人生なんぞ考えられない。
 睡眠薬遊びでなく、痛み止めとして飲んだのだが、十分もしないうちに寝込んでしまった。三時間ほど熟睡し覚醒したが、頭はふらふらで千鳥足、唇の痺れと軽い嘔吐、あの手の薬品特有の酔いを想い起こした。
 アングラ、アンパン、ギる、グラス、ゲイテイ、サイケ、スクェア、ヒップ、ダンモ、ディグ、ドカチン、ナオン、ハイちゃん、バム、ヒッピー、フーテン・バッグ、フラワー・チィルドレン、ホーボー、マッポウ、ラリパッパ等、わたしの世代の若者言葉である。
 五年間透析治療を受け、逝った漫画家永島慎二に「フーテンをすすめるうた」がある。

まず 親をうらぎれ
つぎにきょうだいもあったら うらぎれ
いまきみが 中学生だったら 勉強を投げだせ
高校生なら 学校をやめてしまえ
話はそれからなんだ
もしきみが
本を持っていたら それをたたき売って旅にでよう
けっして働くな 勉強するな
努力なんかも おさおさするな
そこで きみは
自然が すでにわれわれを
けっして 楽しませてくれるものでないことを 知るだろう
そこで きみは
おのれが 自然の一部であることを はじるだろう
そこで きみは
いのることを知るだろう。
あそべ あそべ 力のかぎりあそぶのだ
金を盗め 友情を盗め 女を盗め
元気のないやつは ふんずけていけ
そして傷つけ 血を流せ
その血を 大地に吸わせることこそ
愛なのだ
ということを知ったとき
きみは ひとりのフーテンに進化する
フーテンばんざい
なんにもするな 気にするな
あそべ あそべ ただあそべ


投稿者: 一考      日時: 2011年10月08日 23:42 | 固定ページリンク




大腸癌  | 一考    

 集中治療室と書かれていたので周章てました。ちょっと元気でなによりです。
 先日、移植のための抗体検査で戸田中央へ女房と二人で出掛けたのですが、免疫というものは何度聞いても素人にはさっぱり分かりません。輸血について質問を受けたのですが、「二十一単位の輸血はなくはないが死亡率の方が高い、生還なさったわけですね」と云われ、生還者との徒名を頂戴しました。それゆえ、生還者も悪くはないなと思っていたのです。
 抗体検査で問題がなければ、ドナーは一週間の検査入院。わたしはその間に七つの大腸癌とポリープ、胆嚢のポリープの除去にあたります。すべて内視鏡手術ですが、透析を受けながらの手術なのでいささか面倒です。あなたと同じ交感神経節ブロックになります。抗凝固剤を一日置きに打っている、免疫機能が弱い、血圧が高い等々、問題だらけですが、東京女子医の医師なので大丈夫そうです。先頃親友がS状結腸の癌を摘出しましたが、術後三年を経て、まだ生きております。こちらに関しても先輩はあなた、今後ともどうかよろしく。


投稿者: 一考      日時: 2011年10月08日 16:06 | 固定ページリンク




ちょっと元気  | 素天堂    

取り上げて頂いてありがとうございます。
8月は検査入院、実際の手術は記述の通り、9月20日でした。ICUとは言ってもその病院では術後の患者のほとんどが入室しているにすぎず、その晩、同室の前立腺切除の患者が夜中に看護士に怒鳴り散らす程度のところでした。
事後の経過は順調で、現在は自宅でリハビリというグウタラ生活を送っております。今日は退院後始めてバスに乗って外出という小冒険に出ましたが、無事帰宅致しました。というわけで、生還どころか年甲斐もなくピンピンしているので、執刀医も呆れておりました。以上ご報告であります。


投稿者: 素天堂      日時: 2011年10月07日 18:26 | 固定ページリンク




素天堂さん退院  | 一考    

 素天堂さんが八月上旬に大腸癌の摘出手術をしたのは聞いたが、その後も入院は続いていたようである。

 09/13 あそか病院 外科病棟入院(病名は省略)胸部CTスキャン撮影
 09/15 手術カンファレンス
 09/18 朝から食事なし 点滴開始
 09/20 9:30AMより手術 6時間 患部切除 ICU入室 酸素吸入
 09/21 ICU処置終了 15:30 病室徒歩で戻り、脂汗でまくり
 09/22 胃ドレン、脊椎麻酔チューブ抜く 歩行開始 痛み止め継続
 09/23 1140 カテーテル抜き 水飲み開始 自由歩行開始
 09/24 腹腔ドレンチューブ抜き 昼重湯実食開始
 09/26 昼三分粥 実食開始 立ち上がり、歩行時の疼痛やわらぐ
 09/28 昼五分粥 実食開始 点滴外す ほぼ通常歩行
 09/30 昼全粥 実食開始

 ブログには上記のように記載されている。集中治療室は重要臓器に機能不全があり生命が危険に晒されているということを示唆している。
 文中、脊椎麻酔チューブ抜くと記されている。これはわたしも何回か経験している 背中からの注射による下半身麻酔だが、しばしば全身麻酔と併用される。病名は省略されているため、医師でないわたしには分からない。かなり重篤な病であったことは推定できる。彼の生還を願っている。


投稿者: 一考      日時: 2011年10月07日 13:09 | 固定ページリンク




18インチのタイヤ  | 一考    

 二輪がなくなったので、小径の自転車を16年ぶりに引っ張り出した。ほったらかしだったので泥だらけだが、BB、ヘッド、ブレーキ、ペダル、チェーンホイール、フリー、前後のディレイラー等、鉄の部分以外はぴかぴかの状態に戻った。BBはカンパレコード、ブレーキはシマノ、チェーンホイールはスギノ、ハブはスプリント、リムはウカイ、ペダルはゼウスのチタニウムというようにばらばらの組み合わせだが、それなりに気に入っていた自転車である。
 今回上京してから捨て置かれていた自転車だが、ベアリング部分にはカンパのグリスが使われていて、グリスアップの必要すらない。さすがカンパである。しかし、タイヤとチューブは腐ってしまった。元々は小径のチューブラーとして乗っていたが、クリンチャーの18×1-3/8のWO(ワイヤードオン)に切り換えた。そのタイヤが手に入らなくて困っている。昨今はアメリカタイプのHE(フックドエッジ)ばかりで、1.75と記載されている。同じ18インチであっても、ビードの形状が違うので互換性はない。要するに、昨今では18インチのWOは顧みられなくなった。確か井上ゴムから車椅子用のタイヤで同サイズがあったと記憶するが、間違いなく使えるかどうかの確認ができない。
 リムやタイヤの寸法が時代によって変わるとは思っていなかった。だとすれば、スポークも作っていないことが考えられる。チューブラー用のリムとスポークはスペアを持っている。遠出をしないので、チューブラーに切り換えるのも一案である。
 インチサイズの自転車を作っているのは日本と台湾ぐらいなものと思うが。それが理由で日本の自転車サイズは怖ろしく複雑である。チューブラーもWOもフランスサイズに統一すれば良いのにと思う。


投稿者: 一考      日時: 2011年10月04日 16:02 | 固定ページリンク




若者言葉  | 一考    

 ありげに、うまげに、おもしろげに、さりげに、なさげに、なにげに、よさげに、わるげに、等々の若者言葉がある。語尾に「に」や「な」をつけて用いるようである。
 平安時代には「清げ」や「浄げ」が用いられ、紅葉ではないが江戸、明治の言葉の乱れは枚挙にいとまがない。それらを兎や角いうのは権威主義めいたところがあって、好みでない。また辞書に収録された文字のみを遣うとなれば短歌や俳句は成り立たない。そもそも「短詩形」との言葉自体、かなり怪しい(げな)ところがある。
 「全然」は本来の意味は「すべて」であって否定でも肯定でも遣える。漱石は肯定否定双方で遣っている。現代にあっては否定がほとんどだが、江戸期は肯定の方が目に付く。他にも江戸時代にはオランダ語の訳語として蘭学書のなかに、明治期はドイツ語の訳語としてさまざまな言葉が生み出された。

 掲示板1.0で書いたが、辞書の類いがいかに無責任かつ好い加減なものかは辞書の制作会社で働いていたのでよく分かっている。それを承知の上で、なんらかの模範、笵例を必要とするのも事実である。従って、諸橋大漢和(親字48,000、熟語530,000)が上梓されたときは安堵した。しかし、国語、類語に関しては語釈を確認しなければ安心できない。いづれも辞書も一長一短あって甲乙つけ難い。見出し語数や用例だけでは判断不能である。
 ですぺらで飛び交っていた言葉のひとつに「〜みたく」があったが、あれなども新東京方言のひとつで、漫画を媒体にして急速に拡がったのであるまいか。もっとも、言葉に関しては大きな事は云えない。かつて高遠さんからご注意を受けたが、「すべからく」のように、陸に知りもしないで遣っている言葉がわたしには多い。学歴のなさがもたらす小賢しさというよりは、わたしの狠戻な姿勢に理由がある。

追記
 掲示板1.0における誤記、誤用については暇を見付けて訂正してゆこうと思っている。


投稿者: 一考      日時: 2011年10月03日 21:30 | 固定ページリンク




思い  | 一考    

 婚姻届に複数の証人が必要とは思わなかった。ムーンさんはじめ神戸の知己にお願いしたが、迷惑をお掛けし申し訳なく思う。証人であって保証人ではない、実体は立会人で責任を追求されるようなことはない。
 かつて(平安)は通い婚を終えたあとに、同居するのが普通だった。従って、女性は家でひたすら待ちつづけ、もしも男性が来なければ、婚姻は自動的に消滅したと云う。夫婦との概念は希薄で、口約束のようなものだった。ちなみに、現代では結婚後に性的不能だとわかった場合、それを理由に離婚が成立する。
 日本は男性中心の国だからなにかにつけ手続き(改姓手続き)は女性の方が大変である。わたしは名前は記号にしかすぎないと思っているので、わたしが改姓する方が良かったのではと思う。
 生体移植の場合は手続きがおそろしく煩雑である。宇和島徳洲会病院での開業医夫妻による臓器売買事件もあって、さらに厳しくなったようである。それが結婚の理由ではないが、大きな要因のひとつである。身内であれなんであれ、他人様の臓器を頂戴すると云うのは簡単なことでない。せめて籍を同じくするのは理の当然であろう。
 運転免許証乃至被保険者証の裏面に臓器提供に関する意思表示欄が設けられることとなった。1億2000万の人口に対して、日本臓器移植ネットワークに登録された臓器移植希望者は1万2009人。そして2009年中に実施された移植件数は僅かに213件(生体移植を含む)。わが邦にあって移植がいかに希有なことか、こころ致さねばならぬ。


投稿者: 一考      日時: 2011年10月01日 04:36 | 固定ページリンク




初婚  | 一考    

 水道費を支払いに役所へ。バーコードの部分を切り取ってしまったのでコンビニでの取扱いができなくなったのが理由である。もっとも、医療費の申請が主たる用事だったが。
 東葛クリニックだけでなく、今月は本院の領収書も二枚加算される。さらに戸田中央、北里、いいはしデンタルクリニックで計十二枚。北里と戸田中央の中身を訊かれたので、移植の予定と応える。ドナーは見付かったのですか、女房です、と応える。いろいろ質問が続くので丁寧に応答する。移植に関する埼玉県下の情報を知りたいようである。
 ところで、書類が送られてこないので詳細は不明だが、今週初めにわたしは結婚した。彼女が上京した折に役所へ行き、手続きについて尋ねた。初婚に限って本籍地は勝手に決められるようである。「でも、貴方の場合は再婚でしょうから」「わたしは初婚ですが」彼女の方を向いて「どちらかが再婚のばあいは無理です」担当者には、六十過ぎの男女が共に初婚というのが理解できないようであった。
 もっとも本籍地など、わたしにとってはどうでもよいことである。新潟県から離れることになりそうだが、埼玉であれ、神戸であれ、明石であれ、知ったことでない。ムーンさんが神戸の住処を使っていいよと云ってくださったようだが、いっそ北海道斜里町岩尾別(ホテル地の涯の住所)でも結構だと思っている。

 http://ca4.livedoor.biz/archives/50093629.html

 新得町のヌプントムラウシ温泉の紹介もあり。


投稿者: 一考      日時: 2011年09月30日 01:49 | 固定ページリンク




難問  | 一考    

 降圧剤によって収縮期血圧が180、拡張期血圧が100になっている。低い方を90以下に下げるように云われたが、どうすれば下がるのだろうか。医師は塩分の摂取を控えれば良いというが、塩分など摂ってはいない。塩分と尿酸に関する血液検査の結果はナトリウム138、カルシウム5.2、尿酸7.6、マグネシウム2.3と基準値に収まっている。
 血液検査だが、一年前にはどこから手をつければ良いのか途方に暮れた。尿素窒素に問題あり、フェリチンに問題あり、やれ蛋白がどうの、コレステロールがどうの、血糖値がどうのと云われても困惑するばかり。まず、食生活と味付けを根本から見直すのがスタートだった。少しでも抵触するものは台所から追放した。塩、醤油、ソース、マヨネーズ、ケチャップなどは真っ先に追い払った。一年かけてなんとか血液検査は目標に達するようになった。然るに、今回は血圧である。
 高血圧が困るのは視力が駄目になる点である。本を読もうと思っても、十分以上続けられない。全神経を目に集中するのだが、視点が定まらなくなる。降圧剤が有効なのだから降圧剤で下げればよいと思うのだが、薬に頼るのはよろしくないようである。さて、難問にまたぶつかった。


投稿者: 一考      日時: 2011年09月29日 22:55 | 固定ページリンク




沈粉(じんこ)  | 一考    

 小麦粉は強力粉、中力粉、薄力粉、浮き粉、全粒粉、グラハム粉、セモリナ粉などに別れるが、その内の浮き粉について一言。
 浮き粉は、小麦粉から麩の原料として使われるグルテンを分離した残りの澱粉分のこと。分かり易く書けば、麩(グルテン)を作った後、沈殿した澱粉を精製したもの。
 東京では「沈粉はグルテン粉のこと」とする意見が多いが間違っている。むしろ沈粉は浮き粉とするのが正しい。お好み焼きや明石焼き、和菓子、台湾の大根餅、小ロンポウや蒸し海老餃子の透明な皮などに用いられる。関西の商品名はじん粉だが、関東だと中華の食材店や乾物店で浮き粉の名で売られている。
 最近は関西人が経営するお好み焼き店が東京で増えてきたので、沈粉を使う店も増えた。それとは逆に、大阪のイカ焼きやたこ焼きのように、昔は沈粉を使っていたが、現在はメリケン粉(薄力粉)のみという店が大半になった。
 浮き粉を広辞苑で引くと「小麦粉中の澱粉質を精製したもの。菓子を製し、また紅を凝結させるのに用いる。また、米をこまかく粉状にしたもの」とある。前半は正しいが、後半は沈粉としん粉をごた混ぜにしている。この沈粉としん粉に関しては大辞林も国語大辞典も同じ間違いを犯している。大辞林では「米の粉。また、小麦粉の澱粉を精製したもの。和菓子・糊・医薬品などに用いられる。また、紅を凝結させるのにも用いる」とあり、国語大辞典では「米を粉状にしたもの。和菓子の材料、紅や臙脂(えんじ)を凝結させるのに用いる。また、小麦粉のでんぷんを精製したもの。菓子の材料、かまぼこの増量材、糊の素材として用いる」となっている。国語大辞典は大辞林の語釈を掻っ払っただけで、後半に小麦粉のでんぷんを持ってきたのは誤解を生むだけである。序でながら、関東の和菓子にはしん粉が用いられるが、関西では沈粉の方が多い。
 「 ひがれい」(2007年09月)で書いたが、懐石料理や精進料理で用いる言葉は宮崎、京都、大阪で生れた用語が大方を占める。従って関東人(東北を含む)が編輯した辞書に料理用語はほとんど這入っていない。仮に這入っていても、とんでもない誤解に基づいている。日本古来の食文化に忠実な辞書がそろそろ出てきてもよいのだが。

追記
 ふすま(麩)の語釈でもっとも纏まりがよいのは大辞林、先行する広辞苑の盗作だが、国語大辞典も同様。新しい語釈を書くときはもう少し気を遣っていただきたい。なお、語釈にある洗粉は太平洋戦争前までは最も需要の多い化粧料のひとつ。髪洗粉は洗粉に酸性白土を加えたもの。


投稿者: 一考      日時: 2011年09月28日 14:19 | 固定ページリンク




高血圧  | 一考    

 透析時は六回以上血圧を計る。その血圧が昨日はじめて200を超えた。収縮期血圧が205、拡張期血圧が114だった。それが理由で昨日は終日臥せっていた。200超えははじめてだが、まず目が見えなくなる。ピントが合わなくなるのである。
 降圧剤のニフェジピン(カルシウム拮抗薬)を処方され、ドライウェイトを63.5キロまで落とすように云われた。「減量」で書いたが、わたしは63キロを希望したのだが。
 体重を落とせば血圧は下がる。血圧はカルシウムや塩分と密接な関わりを持っているが、今のところ他に異常はない。取敢えず63.5キロまで除水、降圧剤を飲んで170ー90にまで下がった。飲み続ければさらに下がるだろうが、医師は降圧剤をあまり奨めない。
 食事、水分、体重が血圧を決める要因だが、こればかりは思うようにならない。それでなくとも一年前までは低血圧で困惑させられた。いずれにせよ、失神だけは避けたい。

 「忙裏」で書いたように、水分制限の要はなしと云われた。為事中は1リットルを目安に、為事を止めてからは600ミリを目標にしていた。その制限が一挙に取り払われたため、体重が少々狂いはじめた。そしてその分、尿量が増えている。1.3リットルの尿量が1リットルにまで減っていたのだが、最近は1.3リットルを超えるのも屡々。心做しか勢いもよくなったようである。そのことも関係していると思うのだが。


投稿者: 一考      日時: 2011年09月28日 09:24 | 固定ページリンク




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