ですぺら
ですぺら掲示板2.0
2.0








待ち遠しきはギブス  | 一考    

 靭帯剥離骨折は事故から二、三週間で腫れがひくそうな。従って、八月五日頃にギブスを嵌めるらしい。それまでは慶應義塾大学病院で施された応急処置で持ちこたえるしかない。ギブスをしてしまえば何とか動けるようになる。松葉杖を振り回しながらでも営業を再開したいと思っている。
 二十一日のCTスキャンを撮ってしまえばあとは絶対安静が八月五日頃まで続く。病院にいても仕方がないので退院したいと、これは当方の希望であって医師と話し合ってみないとなんとも云えない。
 おっきーさんが臨時休業の素敵な看板をつくってくださったようである、忝なく思う。(20日)


投稿者: 一考      日時: 2009年07月22日 21:17 | 固定ページリンク




腎不全  | 一考    

 山崎医師が頻繁に訪ねてくださる。血液検査でクレアチニンが7.21、尿素窒素が79.9、クレアチニンの値は昨年が2.9なので、どうしてここまで悪くなったのか理由がわからない。麻酔と抗生物質が使えないので、骨折の手術は見送り。癒すのに正味三箇月(ということは二箇月)かかるそうである。食事も減塩食に切り換えられた。整形外科での入院なるも、内科が優先されることになってしまった。火曜日に腎臓のCTスキャンを撮るが、いずれにせよ来週からは人口透析がはじまる。考えてみれば、尿管バイパスの手術をしたまま十年前に上京、明石の後処理をお願いしたのが松友さんの紹介になる山崎医師である。彼はわたしの死生観を熟知している、それかあらぬか、他人のためにもう少し生き延びてみませんかとの忠告。わたしごときをあと七、八年生かすために山崎さんに辛労をお掛けする。

 人口透析が本格的に行われるようになったのは50年代以降だが、心臓移植がはじめて行われた68年、この度、解散直前の国会で臓器移植法改正A案が可決、成立した。臓器移植が法的に問題になることがわたしには理解できない。移植する側とされる側では問題の立て方がまるで異なる。移植する側には脳死を人の死として認めるかどうかが問われ、移植される側は脳死を人の死とすることが当然となる。どちらの側に立つかで意見は分かれる。ことは深刻でいくら議論したところで結論は出てこない。いわんや倫理、道徳、歴史観にかかわる問題は国会での議論には不向きである。
 「開明性」に闌けたひとは臓器移植におおむね肯定的である。移植のもっとも一般的なものは輸血だが、骨髄や肝臓の一部のように再生されるものもあれば、腎臓や角膜などのように心臓死移植によるものもある。ドナーカードを携帯している方は店のお客さんにもいる。ただ、それが自分の子供のことになるとはなしは複雑である。爪や髪の毛が伸び、心臓が動いている子を死者とは認めがたい。自分のことなら構わないが子供のことだけは、との親のエゴが出てくる。
 医学の発達によって脳幹機能が停止しても生命維持装置とくに人工呼吸器の発達により呼吸が継続され、結果として心臓機能も維持される。戦前なら自発呼吸の消失がそのまま死を意味していたが、そこへ脳死という概念が新たに生れたのである。おそらく、今後のさらなる医療技術の発達は脳死概念をすら変えてゆくものと思われる。従ってエゴのひとことで片付けられる問題ではあるまい。
 だからこそ、移植にあっては臓器を提供する側の承諾がなにより必要となる。今般問われているのは幼児の心臓移植である。大きさの関係で幼児の心臓移植のドナーは幼児に限られる。この難儀に突破口を設けようというのが今回の臓器移植法改正A案である。だがこの場合、問題になるのは前述の承諾であって、そうでなければ移植する側とされる側との類似、反映、置換の関係が成りたたなくなる。そして、それら個別に勘案されるべき問題が法律で一律に規制されるのはなにがあっても反対である。かつて札幌医科大学の心臓移植が社会的に問題となったように、このような場への国家権力の介在はろくな結果をもたらさない。橋本元首相は一時は「行政の責任者は判断すべきでない」と云っていたのだが。
 解決にもなににもならないが、わたしならどうするだろうかと考える。わたしの子供が心臓移植を必要とした場合、冷たいようだが諦めさせる。病すらが人類が内包するひとつの個性ではあるまいか。前項で触れたように、人類の進化の過程では実にさまざまな個性が誕生する。スピノザの必然的存在性は認めないが、わたしは一種の運命論者である。(18日)


投稿者: 一考      日時: 2009年07月22日 21:15 | 固定ページリンク




入院のご報告  | ちはら    

こんにちは。店主の一考さんから告知しておくよう承ったので、
失礼します。

一考さんは本日、主治医の山崎先生と相談され、川久保病院へ入院されました。
浦和駅から徒歩五分、病室は218号室の大部屋で退院予定はまだ経っていません。
面会時間は平日が14時から20時、土曜日は11時から20時(だったような)です。

この程度の怪我は入院するほどのことではないと、一考さんは頑なに
仰っていましたが、山崎先生が腎機能の低下を心配されたのと、
「家にいてもこの人はきっと安静に過ごしたりしない!」と断言され、
説得を重ねて、入院することに決まりました。

先の日記にありますように、命に別状はありませんが全治3ヶ月ほどと
いう診断は変わらず、手術するかどうかは足の腫れが引いた頃合に、
入院先の先生が判断されるとのことでした。放っておくとすぐに出てきそうな
勢いなので、今後また変化がありましたら、ご報告申し上げます。


投稿者: ちはら      日時: 2009年07月16日 16:46 | 固定ページリンク




Oの物語  | 一考    

 皆さんにご迷惑をお掛けした。連絡を頂戴した櫻井、ヒロ、ヒデキ、愛子さん各位に感謝申し上げる。顛倒現場に行き会わせた後続車両の運転手、現場に駆けつけてくださった滝沢弘幸さんとその友人に深謝。弘幸さんはバイクを赤坂の駐輪場まで搬送、まったく動かれない私を弘幸さんの友人は病院まで付き添い、車椅子の手配其他諸々繁雑な手続きをしてくださった。
 骨折は十七年ぶり、以前は両手の拳の骨折だったが、今回は足首、それも剥離骨折なので痛みの種類が異なる。二箇月間は松葉杖との格闘が続きそうだが、二、三日は痛みで松葉杖どころではない。
 痛みのみならず、高熱を伴うので本を読むような状況にはないが、慶應義塾大学病院からの帰り、高遠弘美さんと学研のみなさんが本を持って御見舞いに来店。Oの物語にちなんで、O見舞いのためにだそうで、これには思わず苦笑い。
 先に紹介した鈴木創士さんのジャン・ジュネと共に高遠弘美さんの「Oの物語」の完訳が上梓されたのは嬉しい。澁澤訳と比して百七、八十枚が増補されたと聞く。このような文学史の書き換えに直接結びつく訳書が陸続と出版されるのはなににもまして喜ばしい。熱さえ引けばゆっくり読ませていただく。

 完訳Oの物語 ポーリーヌ・レアージュ 高遠弘美訳 学習研究社 定価2000円


投稿者: 一考      日時: 2009年07月16日 04:38 | 固定ページリンク




バイク事故  | 一考    

 十五日夕六時前、外堀通りの四ッ谷駅手前で顛倒。右足首靭帯剥離に伴う骨折ということで、慶應義塾大学病院へ放り込まれました。今は拙宅で死んだ振りをしておりますが、暫くですぺらは休業です。全治三箇月だそうですが、明日にでも主治医と話し合って、治療方法とですぺらの休業期間を決めるつもりです。詳細は改めて。


投稿者: 一考      日時: 2009年07月16日 02:28 | 固定ページリンク




私書函  | 一考    

 早速、サントリーの方が飲みにいらした。曰く、どうなるかまだ分からないとのこと。サントリーの社員自体が日経新聞朝刊で事情を知ったらしく、当日の夕刊各紙を買いに回ったそうである。どうしてここはいつも情報が早いのかなあ、と仰言っていたが、そちらは秘密である。わたしにしてからが、朝刊の配送を確認してから書き込むようにしている。それは作家の死亡記事や受賞記事を先走って書いて叱られた経験があるからである。

 ところで、このところの書き込みがあまりに切ないものばかりだと注意を受けた。当掲示板は往々にして個人宛に書かれる。従って、書き手の気分の反映とは限らない。何故だか昔からメールによる遣り取りが多く、その一部を掲示板に掲載するとの方式がしばしば採られる。わたしは公私混同滅私奉公だが、それは当方の勝手であって、ひとにそれを強いる気はまったくない。よって、公人でない限り個人攻撃は慎むが、それ以外はどのようなことでも書くように努めている。掲示板であると同時に私書函でもある、そのような掲示板がひとつぐらい在ってもよかろうと思っている。


投稿者: 一考      日時: 2009年07月14日 22:45 | 固定ページリンク




キリンとサントリーの経営統合  | 一考    

 土曜日に聞いていたが、本日の日経新聞でキリンとサントリーの経営統合が発表されるようである。両グループは07年10月、資材調達の協力で合意し、段ボール原資の共同調達や缶蓋の規格共有化を実施していた。また、サントリーはキリンビールの支援を受け、204径缶をビールや発泡酒、第三のビールなどの新ジャンル商品に採用。これは国内で普及している206径缶に比べ缶ぶたの口径を2.45mm小さくしたもので、缶ぶたのアルミニウム使用量が約13パーセント少なくなる。
 今回の統合によって世界最大規模のメーカーが誕生する。それよりも、ディアジオ社と関係が深いキリンと一緒になることによって、サントリーは念願のディアジオ社と強力な関わりを持つことになる。モルト・ウィスキーのファンとして嬉しいはなしである。

追記。
 「経営統合が発表されるようである」と書いたが、国内食品トップのキリンホールディングスと同二位のサントリーホールディングスが経営統合に向けた交渉を進めているのが真相らしい。小耳に挿んだのとは少々異なる。


投稿者: 一考      日時: 2009年07月13日 05:59 | 固定ページリンク




ケーブルTV  | 一考    

 ケーブルネット埼玉が社名変更に伴ってサービス内容にも異同が生じる。現在は37チャンネルが入っているが、そこから7チャンネルが減ることになった。減るのはかまわないが、その内にヒストリーチャンネルが入っているのに困惑している。もっとも繁く観ているのがヒストリーチャンネルなのである。新メニューは10月から、さてどうしようか。


投稿者: 一考      日時: 2009年07月10日 02:24 | 固定ページリンク




とりとめもなく  | 一考    

 ワインが必要なので、近所の酒屋まで歩いていった。例によって跛を引きながらゆっくり歩く。何度もぶつかりそうになりながら無事に用は済ませたが、妙なことに気付いた。回りへの気配りに欠けるのは女性ばかりである。男性は数メートル先からわたしを避けてくださる。ところが女性には避けようとの意志がほとんど見受けられない。若い人ほどそちらが避けて当たり前との風情である。個人差があるので一般論としては成り立たないが、どう考えても女性に分が悪いようである。
 そのようなことを云っていると持てないよ、との声が聞こえてきそうだが、女狂四郎や女龍之介は無用。この手の非情にわたしは興味を抱かない。親しくなれば女人は複雑、時として奇々怪々なまでの情愛を発揮するが、見知らぬ人に対しては突慳貪な応対に終始する。そうした差別意識がなければ異性愛は成立しないのかもしれない。逆に申せば差別意識が失せたとき、それが別れるときなのかもしれない。
 先頃、知己が連れ添いと別れた。以下は憶測である。理由はいろいろあるだろう、暗くしないと眠られない、テレビの音がうるさい、鼾がうるさい、寝相がわるい等々。しかし、別々に寝るようになればふたりのあいだは終わったも同然である。何かが終わったわけだが、それは次の段階に至ったまでのはなしであって、すべてが終わったわけではない。関係自らが新たなディメンションを求めはじめたということなのであろう。
 関係というものは刻々変化してゆく。その変化に個別に対応してゆくのは大事(おおごと)である。例えば同衾にしてからが、朝立ちを利用しなければできるものではない。発奮しようとして可能なのは若いあいだだけである。もっとも、朝立ちが朝とは限らない。生活のテンポがひとひと異なるからである。違う生活を互いが持っているとき、その契機が改善されることは永遠にない。だからこそのディメンションである。恋愛に現場があるとして、その現場を再構築してゆくのだからなおさら大仕事になる。
 人はそうした繰り返しのなかから自らに相応しい次元解析を学習してゆく。別に物理法則について述べたいのではない。学習とは申せ、結果は逃げられたか、逃げ出したかの違いだけで、大して差違があるわけではない。問題は互いが逃げ出さなかった場合にどうするかである。ここではなしは頭に戻る。

 「この世に帰るということの厭わしき」と云ったのが誰だったか忘れたが、ひとは歳と共に風であり、通行人であることを忘れてゆく。詰らない人生と知りつつ、しがみつくようになる。


投稿者: 一考      日時: 2009年07月09日 21:27 | 固定ページリンク




政局  | 一考    

 首相が帰ってくる。都議選は自民党の敗北に終わる。麻生降ろしの大合唱のなかで彼は全閣僚を罷免、ひとり内閣で解散に挑んで小泉越えを果したと溜飲を下げる。
 そのまんま東でなく、志位和夫を総理、副総理に福島瑞穂を迎えれば今の自民党でも闘えるのではないだろうか。その場合の幹事長は石原伸晃か。


投稿者: 一考      日時: 2009年07月09日 21:22 | 固定ページリンク




丸富水産  | 一考    

 赤坂に丸富水産が居酒屋を開店、魚介類専門店である。見附の駅から田町通り、みすじ通り、一ツ木通りの順だが、その田町通りが赤坂通と交錯する手前にある。安い店なので、ですぺらへ来られる前の腹拵えに打ってつけと思う。玄関には丸富市場もしくは丸富食道と書かれている。


投稿者: 一考      日時: 2009年07月08日 23:07 | 固定ページリンク




どうにも止まらない  | 一考    

 関節痛が三週目に入っていよいよ激痛になってきた。風呂でマッサージをしたのが悪かったようである。バイクの駐輪場から店までは歩いて二分足らずなのだが、これが十分掛けても歩かれない。向こうから歩いてくる女性とこのままだとぶつかるので停止したが激突、思いっきり毒づかれた。ぶつけられたのはわたし、尻餅をついたのもわたし、携帯電話を掛けながら歩くのにも道路交通法の適用を求めたくなった。
 痛み止めは通常の二倍服用している、でこのありさま。十二分に老いは意識しているが、この苛立ちはどうにもならない。


投稿者: 一考      日時: 2009年07月08日 22:54 | 固定ページリンク




つけ麺  | 一考    

 イオンから278円の弁当が頒され、それなりの騒ぎになっているようだが、わたしが買う弁当はさらに安い。拙宅の近所に安売り店があって、焼きそばが100円、天丼、親子丼、フライ付きカレーライスが200円である。天丼は海老が二本と野菜もしくは烏賊が三枚と野菜が入っている。もっとも、焼きそばに入っているのは一切れの肉とキャベツのみ、原価は三十円ほどである。わたしが作るときはさまざまな具材を用いるのでこの値段ではできない。
 松友さんの薦めもあって松屋のフレッシュ・トマトカレー290円を食べてきた。松友さんに云わせるとかつてメニューにあったチキンカレーを想起させるそうである。わたしはチキンカレーを知らないので比較しようがないが、エスニックな味付けで結構なものだった。それでなくとも、カレーの風味はトマトの使い方ひとつで決まる。
 カレーなので水が必要になる。目の前のポットが空だったので、他のポットに手を伸ばしたがそちらも空。さらなるポットで用を済ませたが、どうやら水の補給はマニュアルに記載されていないようである。
 乾麺をよく頂戴する。従って合挽とショウガを炒めたカレー風味のつけうどんを頻繁に作る。早いはなしが和風キーマカレーである。刻みミョウガを薬味に用いる。
 先日moonさんからのメールに食事はほとんど外食ばかりで過ごしているとあった。それでつい思い出したのだが、こんなことばかり書いているとなにかしら惨めになってくる。やはり食事はどんなに簡便なものであっても自炊に限る。


投稿者: 一考      日時: 2009年07月06日 13:44 | 固定ページリンク




まじない  | 一考    

 ここ二週間関節痛に泣かされている。冬場にバイクに乗るときに利用しているサポーターを膝に巻いているが一向によくならない。蟹股と書くとわかるとおり、わたしの大腿骨はひどく外側に捻じれている。不良が自分を強く見せるためにわざと足を拡げて歩く、その癖がもたらす痛みではないかと思っている。
 小学生の折、六甲山へハイキングに行った、ひょっとしたら、摩耶山か再度山だったかもしれない。後方を歩く女子たちがくすくす嗤っている。振り返るとわたしの足の間から向こうの景色が見えるという。風通しがいいんだよ、と云った記憶があるが、後から作られた記憶なのかもしれない。ただ小さいときからわたしは間違いなくがに股だった。十四歳で観た「太陽がいっぱい」に出てくる貧乏な若者トムがやはりがに股で、爾来アラン・ドロンのファンになった。
 さるひとに云わせると運動不足だそうだが、そう単純なものではあるまい。変形性関節症は中高年者のみならず、若いころ激しいスポーツを続けていた人も罹るようである。とりあえず、バイクに跨がるたびに「痛いの いたいの 跳んでいけ」と呪いをとなえている。「針聞書」にいうコセウに魅入られたようである。


投稿者: 一考      日時: 2009年07月06日 05:05 | 固定ページリンク




忘れ物  | 一考    

 不動産会社の佐々木さん、お土産をお忘れです。必要と思い、冷蔵庫に入れていますので、どうかよろしく。


投稿者: 一考      日時: 2009年07月05日 17:20 | 固定ページリンク




性の多様性  | 一考    

 同性愛を例外事項として捉えること自体が差別ではないかとのメールを頂戴した。差別と受け取られたのであれば、差別かもしれない。不快感を与えたのであれば、深くお詫び申し上げる。なにぶんわたしは古い人間なので、LGBTなる言葉を知っていても馴染みがないので遣う気になれないでいる。
 今後、遺伝子の研究が進めば、同性愛に関してなにかしらの取っ掛かりが生じるかもしれない。しかし、わたしが興味があるのは遺伝子でなく、個体としての生物である。言い換えれば、個としてのジャン・ジュネであって、けっして同性愛にあるのではない。
 よく持ち出される文言に、同性愛者でなければジャン・ジュネについて語る資格などない、というのがある。わたしに云わせればそれこそが差別ではないかと思う。いずれにせよ、わたしは同性愛が精神障害であり病いだと思ったことは一度もない。だからこそ性の可視性(visibility)が問題になるのであって、大書したいのは性の多様性なのである。
 ちなみに、わたし自身も学歴経験賞罰から推して例外事項的存在でないかと思っている。幼少期は筆舌に尽くしがたい差別の渦中を生きてきた。だからといって人を差別する気にはなれないでいる。性の問題に限らず、例えばダウン症も人類が内包するひとつの個性であって、人類の進化の過程ではすべての個性が等価であらねばならないと願い、そして信じている。

 以上は書くべきかどうか随分と迷った。ことほど左様に深い問題が一通のメールによって突きつけられた。かかる短い文章が結論になるとは思われないが、取り敢えず認める。


投稿者: 一考      日時: 2009年07月04日 20:47 | 固定ページリンク




西明石  | 一考    

 二号線を走っていて新幹線西明石のガード下で他のバイクに追突した。先方は大した損傷もなかったが、当方のバイクは動かなくなった。降りてきたひとが「大丈夫ですか」といいながら当方のバイクの修理を試みる。「アクセル・ワイヤーが切れてるし、他にも・・・まかせてください」といいながら懇意のバイク屋を呼びつける。オカマしたのは当方、わたしが一方的に悪いのである。ほどなくトラックが到着、わたしのバイクを積み込んで、一緒に乗ってください。行き先は伊川谷のオートバイショップ。まったくの偶然だが、そのバイク屋の当時の店長もぶつけた相手のバイク乗りもですぺらを知っていた。店に集まってくる走り屋と同じ仲間だという。お近づきのしるしにと云って修理代を受け取らない。
 moonさんもご存じだが、西明石のときの走り屋仲間に中尾さんや小松さんがいる。中尾さんは介護の仕事を、小松さんはもっか職に溢れている。前述のバイク乗りは小野でFRPの専門工場を、バイク屋で働いていた尾鼻さんは独立したと聞く。明石で唯一旧車(カワサキ)のパーツをハンドメイドで造っていた稀少業者、当時の愛車CBXの面研をやっていただいた大久保の専門業者、BMWのヘッドのバルブシート面を修整していただいた内燃機関屋さん(ガスを有鉛から無鉛に切り換えるのに必要)、忘れてならないのはチェイサーを185馬力から260馬力にまで改造してくださった毎日自動車商会、さまざまな業態のひとがバイクや車を中心にしてですぺらへ集まった。
 昨夜、中尾さんから電話を頂戴した。多くは昨年の金融危機以来、酷い目に遭っていると聞いた。なんとか生き残っていただきたいと願っている。


投稿者: 一考      日時: 2009年07月04日 19:31 | 固定ページリンク




中途半端  | 一考    

 2008年03月25日に「供花」と題するいささかセンチな文章を著した。文中に記載はないがmoonさん宛の文章である。それ以来だろうか、久しぶりにmoonさんからメールを頂戴した。彼のことだから必要があれば掲示板を用いる、メールとの手立てを取ったのはあくまで私信ということである。従って、内容には触れないままに返信を認める。
 ですぺら掲示板1.0をはじめた頃、少しでも賑やかにしようと彼は一所懸命に書き込みをしてくださった。彼とわたしの書き込みはほぼ猥談だったが、あれは肉体的に枯れた者通しでなければ成り立たない内容だった。わたしはすることはいたってノーマルなのだが、そのノーマルなことすらが妄想を抱かないと不可能なのである。従って、普段は妄想のなかを生きている、といっても決して過言でない。お付き合いくださる女性もそこのところを弁えてい、適当に合わせてくださる。もしそうでなければ、わたしの一物はなんの役にも立たないのである。
 その辺りの消息がmoonさんには分かっていらっしゃる。ふたりしてイマジネーションの世界を詼諧の道行と洒落てみたのである。わたしは文学などというものを関わりの要に置くような不調法は滅多にしない。おそらく山本六三とmoonさんの二人であろうか。言い換えれば、数少ない友ということになる。だからこそ、山本六三を著した文章はmoonさんに奉げられている。
 わたしに関する部分は引用しても構うまいと思う。「貴兄の様に義務やしがらみが無ければ随分と楽なのにね」とmoonさんは書かれる。この歳まで生きてきてしがらみがないというのはどうかと思う。わたしの場合は親のこと、子のこと、そして家庭とおぼしきものから逃げ出して知らぬ顔の半兵衛を決めこんでいるだけのこと。その分、誰かがどこかで泣いている。もしくは泣かせているに違いない。
 moonさんが持っている律儀さがわたしにはまったく欠落している。奥村チヨの唄に「責任とって 責任とって あなたも男なら」というのがあるが、そのようなことを云われて真っ先に逃げ出すのがわたしである。六三さんが市役所横の公園で似たことを問われて一言、「箪笥を買ってあげる、中味は勝手にどうぞ」どうせ何を買っても質草になるだけのはなしである。この場合の箪笥は謂わば金の成る木であろうか。六三さんの半ば真剣、半ば不真面目な諧謔には叶わないと思い知らされました。
 わたしは一種の禁治産者で、都合の良いときだけ心神喪失になる生活破綻者です。徹底した卑怯者で、義務やしがらみから逃げ回っている弱虫なのです。ぼちぼち、ふたりして男であることを止めませんか。


投稿者: 一考      日時: 2009年07月03日 20:34 | 固定ページリンク




しがらみ  | 一考    

 ニュースで、表参道交差点の七階建てファッションビルが空きビル同然になっているとあった。オーナーだった不動産ファンドが昨秋、経営難でビルを手放したようである。似た話はそこら中にあって、赤坂にもですぺらがある通りに開いたままの新築ビルがある。このビルはオーナーが破産、行方不明になったらしい。
 わたしはと云えば、連ちゃんで雨に打たれて雨具が乾く暇がない。一昨夜は大型トラックがはねる泥水を頭から被ってしまった。同じしょぼくれた話でも当方には打つ手がまだいくらでもある。moonさんから哀しいメールが入ったが、老後は長く苛しい。何かしらの策を講じなければならない。わたしにとっての策とはしがらみからの遁走でしかないのだが。


投稿者: 一考      日時: 2009年07月02日 23:45 | 固定ページリンク




燃料電池自動車  | 一考    

 欧米の車メーカーにとってハイブリッド車は車でないようである。なぜなら日本の車メーカーごときに主導権は取られたくないからである。従って電気自動車、水素自動車と囂しいが、そのような車の開発が可能なのであろうか。二箇月ほど前、二次電池について書いたが、高性能なリチウムイオン電池で車を走らせるには最低でも百、二百本は必要らしい。一本二万円としても二年ごとに膨大な電池代が必要になる。
 細かくは書かないが、実用化にはおそらく半世紀近い年月が必要となるに違いない。馬力あたりの重量から推して、二輪の方が先行すると思うのだが、スーパーカブなどは既にリッターあたり百六十キロ走行する。従って、バイクにハイブリッドは必要あるまい。
 燃費を考えるならシステムよりもボディの軽量化に金を使う方が合理的でないだろうか。アルミ、マグネシウム、チタン、FRP、カーボン等々、旧GTRの百五十キロ軽量化に成功した友人がいる。ちなみに、わたしがいま乗っているマスタングは3.8リッターで重量は1.5トンを切る。安全性はともかく、軽量化では理想的な車である。別な意味で燃費はよろしくないが。

 IQに直列4気筒1.3リットルガソリンエンジンを搭載したモデルがある。最高出力は100ps、車重は1トンを切る。これなどは理想的な車だと思う。


投稿者: 一考      日時: 2009年07月01日 13:54 | 固定ページリンク




定額給付金申請に伴う書類の確認  | 一考    

 定額給付金の申請用紙が送り返されてきた。預金通帳のコピーが添えられていないとのことらしい。推測で書くのは「定額給付金申請に伴う書類の確認について」に書き込まれた手書きの文章が余りにも小さな字で眼鏡をしても判読できないからである。わたしは校正のときはできるだけ大きく書く。文選、植字工には職業柄目の悪い方が多い、また、旧漢字には違いが分かりにくいものが多い、それらを慮ってのことである。戸田の役所にはかかる気配りが見受けられないように思う。役所で直接話し合うぶんには戸田市も中野区も明石市もすこぶる謙虚であり、親切である。そうであれば、文章を添付するときには相手方の年齢を今一度確認すべきでないだろうか。
 先日taspoの申し込み証をもらってきたが、こちらは判読できる。自動二輪の任意保険は明石の毎日自動車商会でお願いした。入金手続きをどうするのかが分からなかったが、先の連れ添いが処理して下さっていた。ありがたく思っている。


投稿者: 一考      日時: 2009年06月30日 20:25 | 固定ページリンク




改造スクーター  | 一考    

 雨の合間をぬってタコメーターを修理、ワイヤーの交換だけだが近所のバイクハウスしろうま(戸田市笹目5丁目25-5)でお願いした。しろうまの店主にはBMWで何度も面倒をお掛けしている。信頼できるオートバイ屋である。
 タコメーターが動かなくなって、どれほど依存していたかが理解できた。ギアチェンジのタイミングを計るのに必須の計器である。速度計はわたしにとって二次的なものだと云うことがよく分かった。以前乗っていたチェイサーはターボ圧を高めていたので、タコメーターとブースト計が必要だったが、二輪、四輪を問わずオートマチック車にタコメーターは不要である。
 オートマチック車は女子供の乗るものと決めつけていたが、このところ二輪までがオートマチック全盛になってきた。いわゆるスクーターである。スクーターはバイクでない、というのがわたしのかねてからの持論で、あのような平和な乗り物には乗りたくないと思っている。
 四輪はすでにオートマチック一色、二輪がそうなるのは当然である。しかし、馬力のないスクーターのマフラーを触るのは止めていただきたい。走り屋が改造するのは構わないが、トルクが抜けてうるさいだけのスクーターは困りものである。左のサイドミラーを取り外すとか、両脚を突きだして走行するとか、自賠責に未加入とか、理不尽なスクーターは一発で免許を取り消すべきでないだろうか。


投稿者: 一考      日時: 2009年06月30日 20:18 | 固定ページリンク




値下げ  | 一考    

 モルト・ウィスキーの値が上がり続けている。今までは二万円を超えるボトルは遠慮してきたが、そうも云っておられなくなくなってきた。ブローラ、ポートエレン、セント・マグデラン、コールバーン、コンヴァルモアのような80年代に失くなった蒸留所の酒はともかく、欧州で品薄になってきたアイラ・モルトの値上げが激しい。そこで高値のモルト・ウィスキーの値を下げることにした。来週中に寡多録を書き直すべく調整中である。どうかよろしく。

 追記。来週中には到底無理だと分かりました。出来るところから少しずつはじめることにします。


投稿者: 一考      日時: 2009年06月27日 13:22 | 固定ページリンク




ですぺらモルト会解説(ポート・エレンを飲む)  | 一考    

01 ポート・エレン '80(ゴードン&マクファイル)
 コニッサーズ・チョイスの19年もの、40度。
 80年は別して美味とされる。酒質が軽くドライなため食前酒に。
 接着剤と含嗽(がんそう)剤を綯い交ぜたエキセントリックな臭い。塩辛く鋭角なこく。舌を刺す刺激と極めてスパイシーなフィニッシュ。

02 ポート・エレン '82(シグナトリー)
 オーク樽の15年もの、43度。2樽、710本のリミテッド・エディション。
 現在はモルトスター(麦芽を専門につくる業者)であり、アイラのすべての蒸留所と隣のジュラにモルトを出荷している。兎にも角にも82、83年の生産量は多い。01年にはじまったポート・エレン・モルティング社のシリーズ8作目は29年もの、シリアルナンバー入り6618本のリリース。ちなみに、7回目は5274本。ディスティラリー・ボトルを購入するなら79年蒸留の6回目まで。

03 ポート・エレン '76(ウイルソン&モーガン)
 バレル・セレクションの一本にして21年もの、46度。
 カリラとポート・エレンは共に、店主の嗜むところ。芋焼酎同様、一度嵌ると抜けられなくなる。
 ウイルソン&モーガン社は古くからエディンバラに拠点を置きさまざまな樽をリリースしてきたイタリア資本の会社。謂わば、イタリア系ボトラーズ・ブランドの「はしり」ともいえる老舗で、ムーン・インポートやサマローリよりも幅広い支持を受けている。バレル・セレクションの名でコレクションを頒し、イタリア国内の三ツ星レストランやバーなどではよく知られた瓶詰業者である。

04 ポート・エレン '75(シグナトリー)
 ミレニアム・エディションの一本。オーク樽の24年もの、43度、402本のリミテッド・エディション。
 押し寄せる胡椒、ヨード、海藻、鞣し革の香り。アイラ党を熱狂させるオイリーなボディとピクリング・スパイスを噛みしだくような深く長いフィニッシュ。

05 ポート・エレン '81(ダグラス・マクギボン)
 プロヴァナンスの一本。シェリー・カスクの18年もの、43度。他に、82年蒸留の17年ものも頒されている。
 ポート・エレンの香りを正露丸と示唆したのは土屋守さんだが、まさにデンタル・クリニック・モルトに相応しいのはカリラとポート・エレンの二つ。ピリピリと鼻毛がちじれるような刺激臭、饐(す)えたヨードの臭い、病膏肓に至ったアイラ党が必ずや立ち戻るモルト。

06 ポート・エレン '81(ダグラス・レイン)
 フィノ・シェリー・カスクの19年もの。50度のプリファード・ストレングス、474本のリミテッド・エディション。
 シグナトリー社の次はダグラス・レイン社。売り頃とみたのか、一挙に7種のポート・エレンが2000年に頒布された。兄弟会社のマクギボン社のボトルを加えると計9種にもなる。
 本品のカスクは再使用のため、ほとんどシェリー香は感じられない。

07 ポート・エレン '78(グレン・スコマ)
 オーク・カスクの22年もの、43度。限定388本。
 スモーキーでピーティーなファーストインパクトと強烈なパワーの後のフィニッシュに感じるほのかな甘さ、典型的なポート・エレンのテイスト。
 国内ではA&Mプライベート・リザーヴ、エイカーダイク、ゴードン&マクファイル、シグナトリー、ダグラス・レイン、ダグラス・マクギボン、ブルームスバリー、BBRあたりが酒屋によっては入手可能。むきになって買い集めるような状況ではない。

08 ポート・エレン '79(ゴードン&マクファイル)
 18年もの、61.1度のカスク・ストレングス。2樽の限定品。
 現行のディスティラリー・ボトルとそれに先行するレア・モルトはすべてオロロソ・シェリー・カスクによる熟成。旨いかと訊かれれば旨いとしかいいようがないが、もはやポート・エレン特有の潮味(ブリニー)はどこにもない。従って、店主に云わせると本品の右に出るポート・エレンはない。

09 ,ポート・エレン '76(シグナトリー)
 オーク・カスクの23年もの。55.6度のカスク・ストレングス。296本のリミテッド・エディション。
 ダンピー・ボトルのシリーズに次いで頒されたカスク・ストレングス・コレクションには82年蒸留の25年もの、58.7度、491本が入っている。なお、78年蒸留のポート・エレンが7種類シグナトリーから一挙に頒されている。その内のポート・ウッド・フィニッシュは傑作。

10 ,ポート・エレン '81(ザ・ボトラーズ)
 リフィール・シェリーの19年もの。60.4度のカスク・ストレングス。
 ザ・ボトラーズ社は1994年、エディンバラにて設立。同じエディンバラのジェームズ・マッカーサー社と共に、閉鎖された蒸留所の珍しいモルトを取り扱うことで識られる。コニャックを想わせる撫で肩の丸瓶とシンプルなラベルが特徴。同社の商品の大半はディスティラリー・コンディション。それ故、面白味には欠けるが、破綻のないのが取り柄。


98年から03年までの間に頒されたポート・エレンの主なもの。

※,ポート・エレン'79,'79/03,24年,57.3度, ,9000本,(DB),ポート・エレン・モルティング社第3弾、04年3月発売
※,ポート・エレン'79,'79/01,22年,56.2度, ,6000本,(DB),ポート・エレン・モルティング社第1弾
※,ポート・エレン'78,'78/02,24年,59.5/59.35/59.4度, ,12000本,(DB),ポート・エレン・モルティング社第2弾、03年3月発売
※,ポート・エレン'79,'79/01, , , , ,(UDV),レアモルト
※,ポート・エレン'78,'78,22年,60.5度, , ,(UDV),レアモルト
※,ポート・エレン'78,'78,20年,60.9度, , ,(UDV),レアモルト
※,ポート・エレン'82,'82/03,21年,50.0度,ダークシェリー, ,(A&Mプライベート・リザーヴ),第2弾
※,ポート・エレン'82,'82/02,20年,61.7度,ダーク・シェリー, ,(A&Mプライベート・リザーヴ)
※,ポート・エレン'82,'82,21年,61.2度,ダーク・シェリー,95本,(JWW),オールド・トレイン
※,ポート・エレン'82,'82, ,61.5度,シェリー, ,(エイカーダイク),DLの姉妹会社
※,ポート・エレン'78,'78/04,26年,50.7度, , ,(エイカーダイク),DLの姉妹会社
※,ポート・エレン'78,'78/04,26年,60.4度, , ,(エイカーダイク),DLの姉妹会社
※,ポート・エレン'82,'82,17年,カスク, , ,(ARN)
※,ポート・エレン'76,'76,21年,46度, , ,(W&M),BS
※,ポート・エレン'79,'79,16年,43度,オーク, ,(キングス)
※,ポート・エレン'82,'82/02,20年,40度, , ,(GM),CCニュー・ラベル
※,ポート・エレン'82,'82/01,19年,40度, , ,(GM),CCニュー・ラベル
※,ポート・エレン'82,'82/01,18年,40度, , ,(GM),CC
※,ポート・エレン'81,'81/00,19年,40度, , ,(GM),CC旧
※,ポート・エレン'80,'80,19年,40度, , ,(GM),CC
※,ポート・エレン'80,'80,17年,40度, , ,(GM),CC
※,ポート・エレン'80,'80,16年,40度, , ,(GM),CC
※,ポート・エレン'80,'80/01,20年,60.7度, , ,(GM)
※,ポート・エレン'80,'80, ,カスク, , ,(GM)
※,ポート・エレン'79,'79/00,21年,60.7度, , ,(GM)
※,ポート・エレン'79,'79,18年,61.1度, ,2樽,(GM)
※,ポート・エレン'80,'80,17年,40度, , ,(ザ・ウィスキー・ハウス),伊ショップがGMに依頼したオリジナル・ラベル
※,ポート・エレン'83,'83,13年, , , ,(シグ)
※,ポート・エレン'82,'82,15年,43度,オーク,2樽710本,(シグ)
※,ポート・エレン'80,'80,16年,59度, , ,(シグ)
※,ポート・エレン'79,'79,22年,43度, , ,(シグ),独向け、カスクNo.5148
※,ポート・エレン'79,'79,22年,43度, , ,(シグ),独向け、カスクNo.5536
※,ポート・エレン'79,'79,22年,43度,シェリー, ,(シグ)
※,ポート・エレン'78,'78/02,24年,59.0度,ポート・ウッド・フィニッシュ,792本,(シグ),デキャンタ、日本への入荷は60本
※,ポート・エレン'78,'78/02,24年,58.0度,ポート・ウッド・フィニッシュ,804本,(シグ),デキャンタ、日本への入荷は60本
※,ポート・エレン'78,'78/02,23年,54.3度, , ,(シグ),ダンピー
※,ポート・エレン'78,'78/02,23年,56.0度, , ,(シグ),ダンピー
※,ポート・エレン'78,'78/02,23年,56.3度, , ,(シグ),ダンピー
※,ポート・エレン'78,'78/02,23年,56.7度, , ,(シグ),ダンピー
※,ポート・エレン'78,'78/02,23年,57.6度, ,274本,(シグ),ダンピー
※,ポート・エレン'76,'76,23年,55.6度, ,296本,(シグ),ダンピー
※,ポート・エレン'75,'75,24年,43度,オーク,402本,(シグ),ミレニアム
※,ポート・エレン'82,'82,20年,40度, , ,(シルバー・シール)
※,ポート・エレン'82,'82,20年,40度, , ,(シルバー・シール),マネージャーズ・ドラム、ブラック・ボトル
※,ポート・エレン'80,'80,21年,43度, , ,(シルバー・シール)
※,ポート・エレン'75,'75,25年,46度, , ,(シルバー・シール)
※,ポート・エレン'69,'69,31年,40度, , ,(シルバー・シール),オールド・ヴィンテージ
※,ポート・エレン'82,'82/03,20年,61.2度, , ,(SSMC),独の愛好家団体、スコッチ・シングル・モルト・サークル
※,ポート・エレン, , ,56.9度, , ,(スコッツ・コレクション)
※,ポート・エレン'78,'78,22年,43度,オーク,398本,(スコマ)
※,ポート・エレン'83,'83,19年,43度,シェリー, ,(DM),プロヴァナンス
※,ポート・エレン'82,'82,20年,46度, , ,(DM),プロヴァナンス、特にスパイシー
※,ポート・エレン'82,'82/02,20年,61.7度,シェリー, ,(DM),プロヴァナンス、ミルロイ・セレクション
※,ポート・エレン'82,'82/01,19年,61.3度,シェリー, ,(DM),プロヴァナンス、ミルロイ・セレクション
※,ポート・エレン'82,'82,19年,43度,シェリー, ,(DM),プロヴァナンス
※,ポート・エレン'82,'82,18年,43度,シェリー, ,(DM),プロヴァナンス
※,ポート・エレン'82,'82/00,17年,43度, , ,(DM),プロヴァナンス
※,ポート・エレン'81,'81/00,18年,43度,ダーク・シェリー, ,(DM),プロヴァナンス
※,ポート・エレン'78,'78,23年,62.2度, , ,(DM),プロヴァナンス、ミルロイ・セレクション
※,ポート・エレン'78,'78/02,23年,60.9度, , ,(DM),プロヴァナンス
※,ポート・エレン'76,'76,24年,55.1度, , ,(DM),プロヴァナンス
※,ポート・エレン'83,'83・07,24年,57.7度,リフィール・バット,472本,(DL),OMC、ファイナル・ヴィンテージ
※,ポート・エレン, ,20年,54.9度,シェリー,120本,(DL),トップノッチ・コレクション
※,ポート・エレン'82,'82,21年,50.0度,シェリー,198本,(DL),OMC
※,ポート・エレン'82,'82,20年,50.0度,シェリー, ,(DL),OMC
※,ポート・エレン'82,'82/01,19年,50.0度,シェリー,570本,(DL),OMC
※,ポート・エレン'82,'82,18年,50.0度,オロロソ・シェリー,780本,(DL),OMC
※,ポート・エレン'81,'81,19年,50.0度,リフィール・フィノ・シェリー,474本,(DL),OMC
※,ポート・エレン'81,'81,18年,50.0度,シェリー, ,(DL),OMC
※,ポート・エレン'79,'79,21年,50.0度,シェリー,120本,(DL),OMC
※,ポート・エレン'79,'79,21年,50.0度,オーク,240本,(DL),OMC
※,ポート・エレン'79,'79/00,21年,50.0度,オーク,318本,(DL),OMC
※,ポート・エレン'78,'78,25年,50.0度, , ,(DL),OMC,
※,ポート・エレン'78,'78,24年,50.0度, , ,(DL),OMC
※,ポート・エレン'78,'78/01,23年,50.0度,シェリー・フィニッシュ,764本,(DL),OMC
※,ポート・エレン'78,'78,22年,50.0度,オーク,354本,(DL),OMC
※,ポート・エレン'78,'78/00,21年,50.0度,オーク,342本,(DL),OMC
※,ポート・エレン'76,'76,25年,50.0度,オーク, ,(DL),OMC
※,ポート・エレン'75,'75,25年,50.0度, , ,(DL),OMC
※,ポート・エレン'78,'78/01,22年,60.4度, , ,(HSC),スコティッシュ・カラーリスト。伊のボトラー
※,ポート・エレン'82,'82/02,20年,60.0度,オロロソ・シェリー, ,(ブルームスバリー),PS
※,ポート・エレン'82,'82/02,20年,61.7度,シェリー, ,(ブルームスバリー),PS
※,ポート・エレン'82,'82/01,19年,61.3度,シェリー, ,(ブルームスバリー),PS
※,ポート・エレン'82,'82/01,19年,61.7度,リフィール・シェリー, ,(ザ・ボトラーズ)
※,ポート・エレン'82,'82,19年,59.5度,リフィール・シェリー・バット, ,(ザ・ボトラーズ)
※,ポート・エレン'81,'81,19年,59.5度,リフィール・シェリー, ,(ザ・ボトラーズ)
※,ポート・エレン'81,'81,19年,59.4度,リフィール・シェリー, ,(ザ・ボトラーズ)
※,ポート・エレン'81,'81,19年,60.4度,リフィール・シェリー, ,(ザ・ボトラーズ)
※,ポート・エレン'82,'82,17年, , , ,(MMC)
※,ポート・エレン'82,'82/02,20年,61.7度,シェリー, ,(マッカーサー),ミルロイ選
※,ポート・エレン'82,'82,25年, , , ,(マクダフ),GC
※,ポート・エレン'83,'83, ,50.0度, , ,(ムーン・イン・ポート)
※,ポート・エレン'82,'82/02,20年,50.0度,バーボン, ,(ロンバード)
※,ポート・エレン'82,'82/01,20年,50.0度,バーボン, ,(ロンバード)
※,ポート・エレン'82,'82,19年,50.0度,バーボン, ,(ロンバード)
※,ポート・エレン'82,'82,18年,50.0度,バーボン, ,(ロンバード)
※,ポート・エレン'79,'79,22年,59.3度, , ,(ワールドハウス),瑞西向けシグのサイレント・スティル


投稿者: 一考      日時: 2009年06月26日 05:34 | 固定ページリンク




武力  | 一考    

 飛行機事故や地下鉄事故など、ニュースを見ていたちはらさんから日本人がいるいないが常に問題になるが諸外国はどうなのかと訊かれた。国家の最大の為事は国民個々の生命と財産の保護にある。そして大使館や領事館はそのためのアンテナを常に張り巡らしていなければならない。日本の国家がそのつとめを果たしているかどうかには疑問があるが。
 2004年4月に起きたイラク邦人人質事件の折、自己責任という言葉をキーワードとした批判が渦巻いたが、自己責任とは当事者が自らに言い聞かせるための文言であって、決して第三者が用いるようなことがあってはならない。いわんや政治家が用いるなど以てのほかである。
 拉致問題にしても、わが国は自衛隊という軍隊を持っている。武力を持つことの是非はともかく、自衛隊を有する限りは港湾封鎖ぐらいの実力行使はあってもよろしかろう。戦闘機にしてもF-86Fにはじまって、F-104J、F-4EJと巡り、現在は一機百二十億円のF-15を203機も保有している。これはアメリカに次ぐ大戦力である。次期主力戦闘機の有力候補機に上がっているF22は一機250億円という。おそらく小一時間で制空権は手に入る。戦闘に問題があるなら、せめて威圧に使われなければ一機百二十億円の金が無駄になる。意味のないスクランブルなどやめて、北朝鮮の上空から拉致被害者を帰せとのビラを散蒔くぐらいは試みるべきだと思う。
 闘いに慴れを抱くなら端から戦力を持つべきではないし、またそれに従事してはならない。武力は遊びではない、国民の生命と財産を守るためにこそ活用されなければならない。


投稿者: 一考      日時: 2009年06月25日 21:43 | 固定ページリンク




ウルトラC  | 一考    

 タコメーターのワイヤーが鈴鹿のパーツ店に二本在庫があった。二、三日で送られてくる。このようなときにインターネットの有り難さを感じる。昔だったら大層な電話賃が掛かったに違いない。ものの世界でのオンライン化には助けられる。しかし、知の世界にあってはどうだろうか。
 「ネットは能動的なメディアなので、暇があって、問題意識がある人にしか波及しない。ユーザーは、時間を割いて検索したり、ブログを書いたりしない限り、“ネットの知”には参加できない・・・それでも既存の秩序を取り崩し、新しい動きを進めたいなら、ネットコミュニティー内の議論で終始するのではなく、エスタブリッシュメント層にも届くよう言葉を磨き、説明し、分かってもらう努力が必要」というようなことを「日本のWebは「残念」 梅田望夫さんに聞く」のなかで梅田さんが語っている。
 当然のことだが、わたしにはなんらの異議異論はない。ネット上での学術論文の層の厚味は米国と日本のそれとでは比較にならない。ただ、梅田さんのいうハイソに興味はないが、その逆の低人の方にはいたく興味がある。ハイソか低人かは個人の好みだが、その狭間にいる多くのひとたちには嫌悪を通り越して憎悪をすら抱いている。
 例えば、次期総理にしても鳩山兄弟の知的水準から推してそのまんま東であってもまったく問題は生じない。いっそたけし軍団全員でもって内閣総入れ替えにすればどうだろうか。大臣の陰口を叩けば、即軍団の殴り込みである。想像するだけでも愉しげな内閣になること間違いなし。ところが、そうはならないところに、前述の狭間にいる多くのひとたち、言い換えれば保守そのもの、常識にどっぷり浸った存在としてのマジョリティがいる。
 もっとも、自民党というのは社会党であれ、郵政であれ、政権維持のためにはどのようなウルトラCでも編み出す。次はいかなる妙技でもって国民を唸らせるのか、楽しみにしている。


投稿者: 一考      日時: 2009年06月25日 19:59 | 固定ページリンク




ですぺらモルト会  | 一考    

6月27日(土曜日)の19時半から新装開店後、十八度目のですぺらモルト会を催します。
会費は15000円。
今回はポート・エレンです。蒸留所の操業は1825年。1929年から1966年まで操業停止し、いったん再開されたが1983年5月から再び休止状態に、再開の見込みはまったくない。しかし製麦部門は拡張され、現在はモルトスター(麦芽だけを専門につくる業者)として、同じUD社系列のラガヴーリン、カリラをはじめアイラ島の他の蒸留所に麦芽を供給している。
ウィスキーのメニューは以下のごとし。詳しい解説は当日お渡しします。

ですぺらモルト会(ポート・エレンを飲む)

01 ポート・エレン '80(ゴードン&マクファイル)
 コニッサーズ・チョイスの19年もの、40度。
02 ポート・エレン '82(シグナトリー)
 オーク樽の15年もの、43度。2樽、710本のリミテッド・エディション。
03 ポート・エレン '76(ウイルソン&モーガン)
 バレル・セレクションの一本にして21年もの、46度。
04 ポート・エレン '75(シグナトリー)
 ミレニアム・エディションの一本。オーク樽の24年もの、43度、402本のリミテッド・エディション。
05 ポート・エレン '81(マクギボン)
 プロヴァナンスの一本。シェリー・カスクの18年もの、43度。
06 ポート・エレン '81(ダグラス・レイン)
 フィノ・シェリー・カスクの19年もの。50度のプリファード・ストレングス、474本のリミテッド・エディション。
07 ポート・エレン '78(グレン・スコマ)
 オーク・カスクの22年もの、43度。限定388本。
08 ポート・エレン '79(ゴードン&マクファイル)
 18年もの、61.1度のカスク・ストレングス。2樽の限定品。
09 ,ポート・エレン '76(シグナトリー)
 オーク・カスクの23年もの。55.6度のカスク・ストレングス。296本のリミテッド・エディション。
10 ,ポート・エレン '81(ザ・ボトラーズ)
 リフィール・シェリーの19年もの。60.4度のカスク・ストレングス。

ですぺら
東京都港区赤坂3-9-15 第2クワムラビル3F
03-3584-4566


投稿者: 一考      日時: 2009年06月25日 05:40 | 固定ページリンク




橋の上  | 一考    

 タコメーターが動かなくなった。エンジンを切っても回転が落ちない場合は除霊してからの修理になるので高く付くが、今回はゼロ回転から微動だにしない。間違いなく、ワイヤー切れである。十五年前のバイクのパーツだが、ホンダなので大丈夫と思う。
 この一年半乗り続けて、もっか二万三千キロ。エンジン音には馴れてしまったので、タコメーターは不要といえば不要なのだが、五速六千回転で時速六十八キロが巡航速度である。何時もタコメーターを基準に走っているので、ないとなるとそれなりに周章てる。
 先立つものがないのでスピード違反には気を遣う。それでなくとも帰路、毎夜のように橋の上で四輪、二輪が捕まっている。先日もBMWのR1200が覆面に逮捕されていた。とっ捕まる可能性のあるところでは決して飛ばさないのがわたしの運転の極意である。


投稿者: 一考      日時: 2009年06月23日 23:09 | 固定ページリンク




月光仮面  | 一考    

 鳩山邦夫前総務相を思わせる正義の味方はどこにでもいる。西方ではラフサンジャニとムサビがハメネイ、アフマディネジャドと悶着を起こしている。マスコミは保守派、改革派と囂しいが、要は権力闘争でしかない。抑圧する側もされる側も正義の味方であることに違いはない。
 バシジに変わって革命防衛隊の登場になりそうだが、そうなれば夥しい数の犠牲者が出るやもしれず、「サッカーの試合の後の暴動のようなもので、大したことはない」と切り捨てられる大衆は堪ったものでない。躍らされる大衆に責任があるのか、シニカルになりきれないイスラムの文化そのものに責任があるのか、いずれにせよ、正義ほど恐ろしいものはない。


投稿者: 一考      日時: 2009年06月23日 22:09 | 固定ページリンク




苛立ち  | 一考    

 定額給付金の申請用紙及び自動二輪の任意保険用紙の書き込みをやっと済ませた。9ポの大きさの文字ならともかく、両用紙共に文字が小さすぎてなにひとつ判読できない。以前は人に頼んでいたのだが、今回は自分で処理しろと拒否された。仕方のないことだが、どうしてあのような小さな文字を用いるのだろうか。同じように困惑している老人は多くいると思う。
 9ポと書いたが、その大きさでも読むにいままでの三、四倍の時間が掛かる。ルビに至ってはそこになにかしら文字らしきものがあるという程度にしか分からない。急速に書物から遠ざかっていると書いたが、視力の衰えはどうにもならない。悲しみと苛立ちが手に手を取って押し寄せてくるのが老いである。


投稿者: 一考      日時: 2009年06月22日 02:51 | 固定ページリンク




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