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一考 | ボトル紹介16

 ジャパン・インポート・システムがゴードン&マクファイル社とタイアップ。二年ぶりに「スピリッツ・オブ・スコットランド」の一本としてアードベッグが頒布されました。
 カスク番号2011,'91/03,52.6度,リフィール・シェリー・ホグスヘッド,318本
 なお、同様のボトルはウイックからも入荷しています。そちらの詳細は以下のごとし。
 アードベッグ'91,'91/02,11年,55.6度(GM)スピリッツ・オブ・スコットランド
 アードベッグ'90,'90/02,56.4度(GM)スピリッツ・オブ・スコットランド
 アードベッグ'90,'90/01,11年,58.4度(GM)スピリッツ・オブ・スコットランド
 すべてのボトルがノーチルフィルター、ノーカラーリングです。ゴードン&マクファイル社の隠し球とでも称すべき逸品揃いです。人気商品ゆえインポーターに在庫はなく、見掛けたときは買い。

 ブラックアダー社の「スモーキング・アイラ」が入荷しました。それを機会にアイラ・モルトをメインに用いたヴァテッド・モルトと中味不詳のシングル・モルトを紹介致します。
 【スモーキング・アイラ '92(ブラックアダー)】
 10年もの、55.0度のヴァテッド・モルト。
 ラベルにはザ・ピュア・スピリット・オブ・レジェンドと表記されています。ラフロイグがメインのヴァテッド・モルトですが、相方にはおそらくカリラが用いられていると思われます。ピーティーかつスモーキーな味わいが売り。
 【ハウスモルト・アイラ '93(ウィルソン&モーガン)】
 8年もの、43度のシングル・モルト。
 本品はシングル・モルト。中味はラフロイグもしくはカリラと言われますが、店主の見立てはラフロイグ。
 キャラクターはメディシナルにしてスモーキー。ヴィンテージ・モルト社のフィンラガンやクーパーズ・チョイス社のアイリークとよく似たモルト・ウィスキーですが、若干の雑味があります。
 【エルーセラ(コンパス・ボックス)】
 46度。
 カリラとクライヌリッシュ、それぞれの個性を生かした究極のヴァテッド・ウィスキーです。
 【フィンラガン(ヴィンテージ・モルト)】
 40度。
 ボウモアとカリラの間の高地に在った伝説の砦がブランドの由来。ヴィンテージ・モルト社のリリースにして、他に10年ものカスク・ストレングス、12年もの40度、43度、60度のカスク・ストレングス、15年もの43度などがあります。
 ラベルにはアイラ・シングル・モルトと記載されています。中味は昔はカリラだったのですが、現在は判然としません。しかし、アイラ・モルトの特徴である潮や海藻の香りをしっかり具えています。
 【アイリーク '89(ハイランズ&アイランズ)】
 マン・フロム・アイラとのサブ・タイトルを持ち、通称はイラック。
 ハイランズ&アイランズ・スコッチ・ウィスキー・カンパニーのボトルにして、元々はドイツ向けの商品。当初はラガヴーリンを詰めていましたが、ラベルに描かれた蒸留所の絵柄から推し量るに、現在は40度のラフロイグと思われます。しかし、ブリニーなピート香にラガヴーリンのおもかげが色濃く、なお疑問は残ります。横須賀功光さんの愛飲するモルト・ウィスキーでした。



投稿者: 一考    日時: 2003年03月19日 00:18 | 固定ページリンク





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