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■2003年08月 アーカイブ |
牛込櫻会館のリンクに入っている金沢の出版社、亀鳴屋さんの新刊が届きました。「稚兒殺し 倉田啓明譎作集」普及本(4200円+税)です。
ですぺらに5冊いただきましたが、残り2冊となりました。ご希望の方はお早めに。
インターネットの古本屋でエルヴェシウスの「人間論」を見つけ、購入しました。根岸国孝氏による抄訳で、1966年に刊行されたものです。「世界教育学選集」(明治図書)というシリーズのなかの一巻でした。 それで、もしかしてと思い、巻末の同選集目録を開いたところ、訳者陣のなかにあるべき人の名前を発見しました。「矢川徳光」氏です。彼が訳したのは、「集団主義と教育学」(マカレンコ)、「労働教育論」(ルナチャルスキー)です。他に「レーニン教育論大系」の訳者の一人としても名前が出ていました。 ちなみに、この「世界教育選集」というシリーズは、ソヴィエト教育論とフランス啓蒙思想の教育書のアマルガムのような感じの構成ですね。フランス啓蒙思想関係では、エルヴェシウスの他に、フェヌロン(女子教育論)、コンドルセ(公教育の原理)、ルソー(エミール)が入っています。 * * * エルヴェシウスについては、小サイトの↓ページをご参照ください。 http://www.furugosho.com/vertige/mably/peuple18.htm
『澁澤さん家で午後五時にお茶を』(学研M文庫)のサイン会を、と計画していましたが、種村さんより「八月は暑いからねえ、九月にしようか」とのお言葉。九月だとちょっと先になりますので、とりあえず本にサインをしていただき、ですぺらに置くことにいたしました。ご希望の方は是非。
サイン会はまた別途催そうかと考えています。
今夜もとっても静かな一日でした。くすん。
夕方の大雨のせいか、ベッカムや阪神戦のためか。
落ち着いた雰囲気の中で飲みたいとお望みの方は、
ですぺらが一番。今ならゆっくり座っていただけます。
って、いつも空いてるってば。
ですぺらは8月も通常通りの営業(日曜、祝日休業)です。、
よろしくお願いいたします。
昨日はいろんな方に来ていただきましたが、今夜は素晴らしい台風日和のせいか、カウンターには閑古鳥の雛がズラッ~と。くすん、しくしく。
でもお陰で厨房のレンジはピカピカになり、ピエール・ルイスの評伝を読み進めることもできました。来週はぜひとも閑古鳥の駆逐にご協力をお願いいたします!
メニューに「薫製の閑古鳥」を追加されれば逸興かと。
小売り販売(ネット通販)の免許を取るのも難しいのでしょうか。地方では入手困難なお酒も多く、貴兄の拘りのセレクション、偏愛的香味とオマージュを綴った冊子付きで販売すれば、小瓶のセット販売が駄目でも、フルボトルで数十本は売れると思うのですが。通常のネット販売の単価は一万円から二万円程が限界だとは思いますが、ボーナス月には三万円から五万円の稀少なのを限定販売されるとか。
皆様こんばんは お暑うございます 川上史津子です
関西テレビ「よるけぃ」(関西ローカル)に
出演します 初の地上波です~!
近畿地方(二府四県)のみで放送
15日深夜0:55~1:55OAです
「トークのおけいこ」というコーナーのゲストで
関西テレビの藤本景子アナにインタビューして頂きます
関西方面のお知り合いに広めて頂けたらありがたいです~
>ぜひとも閑古鳥の駆逐にご協力を
「幻想的掲示板」や「一般的掲示板」で、もっと宣伝されてはいかがですか。
「幻想的掲示板」のほうは、それっぽい話題をまず振ってからでないと
ルール違反かも知れませんが。
先日から取り組んでいたマブリ「市民の権利・義務について」の試訳を↓URL
にアップ致しました。
http://www.furugosho.com/vertige/kenri-gimu1a.htm
この政治的著作は、ルイ15世の統治の後半である1758年前後に書かれたも
のの、エルヴェシウス「精神論」の発禁処分、「百科全書」の出版許可取り消し
などの言論弾圧が続く中で刊行が見送られ、マブリ没後の1789年(=フラン
ス革命の当年)にようやく出版されたものです。今から約250年前の作品では
ありますが、自然法と実定法の比較の論議のなかから、市民の反抗権の正当性を
論証していくプロセスなどを読みとっていただければ幸いです。
なお試訳は、第二の手紙まで準備しており、それらも順次アップしていく予定で
すが、公開期間は限定させていただきます。
8月23日(土)の夕6時から9時にかけて第10回目のですぺらモルト会を催します。会費は6000円、メニューは以下のごとし。
1年分のボトルの取り置きは不可能ですので、2箇月分ずつ紹介させて頂きます。1年間で120の蒸留所のシングル・モルトを味わうことになります。
年内の開催は毎月第4土曜日、従って次回は9月27日です、どうかよろしく。例によって、ウィスキーの解説はその日にお渡し致します。
8月
ブルイックラディ,('86 ブラックアダー)アイラ
オスロスク,(10年 スコッチ・モルト・セールス)スペイサイド
グレンファークラス,(10年 シールダイク)スペイサイド
グレンフィディック,(15年ソレラ・リザーヴ)スペイサイド
グレンロセス,('90 マクギボン)スペイサイド
タムドゥー,(8年 ゴードン&マクファイル)スペイサイド
クライヌリッシュ,('89 マクギボン)ハイランド
グレン・ギリー,('82 ダグラス・レイン)ハイランド
ヒルサイド,('71 U.Dレアモルト)ハイランド
ブラッドノック,('87 ゴードン&マクファイル)ローランド
9月
アイル・オブ・アラン,('96 クライズデール)アイランズ
アードベッグ,('90 マクギボン)アイラ
アベラワー,('90 ドナート)スペイサイド
アルタナベーン,('89 グレン・アラン)スペイサイド
オルトモーア,('89 ミルロイ)スペイサイド
バルヴィニー,(12年)※スペイサイド
マノックモア,('90 マクギボン)スペイサイド
グレン・アルビン,('77 シグナトリー)ハイランド
ベン・ネヴィス,('84 ブラッカダー)ハイランド
ロイヤル・ロッホナガー,('73 ダグラス・レイン)ハイランド
川内村につづくキャンプの案内です。
9月14、15日の連休に奥秩父のキャンプ場へ行きます。川で泳げることと露天風呂(300円で二日間有効、何度でも入られます)があります。近所にまあまあの蕎麦屋もあります。今回は芳賀さんのワンボックスが加わりますので定員は12名。宇野邦一さんも参加なさいますので朝まで討論になりそうです。参加はもっかのところ9名、あと3名は大丈夫です。集合場所は芳賀さんの車がある国分寺になりそうです。なお、車で参加なさる分には定員は関係ありません。
必要なのは割り勘の費用と寝具すなわち寝袋と枕のみ。テントは手持ちが4張りありますので大丈夫です。必要なら自費でコテージを取るのも可能です。コテージの費用は確かめておきます。参加ご希望の方はなるべく早めにご連絡ください。
ご無沙汰しております、内山です。9月14日・15日の奥多摩のキャンプに私も(1名)、参加したくお願いします。まだ余裕はありますか? その場合は国分寺の集合は、午前中になりますか?
泥棒作家として識られるのはジャン・ジュネだが、わが邦にもひとり、文体とイデーを盗ませて右に出るものがいないと称される泥棒作家倉田啓明がいる。「ヤオヨロズの貧乏神でにぎわい」をみせる亀鳴屋の勝井隆則さんから久しぶりに小荷物到来。中味は倉田啓明譎作集、題して「稚児殺し」。勝井さんの弁によれば「貧困小説家の次は奈落の作者、縁起でもない不吉な作家」シリーズの第二弾とか。
言うまでもなく、出版人とはこころざし、すなわち夢にかたちを与えるのを生業とする。そのためには出版人、編輯者、書き手(物故作家の場合は書誌学者)の三位一体が必須である。もちろん、生業とする以上は購入者がおおきなウェートを占めるはずなのだが、こちら(読者)はコーベブックス、南柯書局、雪華社、研文社と渡り歩いたわたしの経験から申して実にか細く、頼りがいがない。出版とは金銭との格闘だったと嘯きたくもなるのである。
山田一夫、鈴木泉三郎、鈴木善太郎、富ノ澤麟太郎、大泉黒石、正岡容、十一谷義三郎、郡虎彦、池谷信三郎、稲垣足穂、城昌幸、西条八十、牧野信一、岩田準一、坂ノ上言夫、酒井潔、野溝七生子、平井功等々、どうやらわたしが書き散らかしてきた対象はその大半がモダニズムないしはモダニズムに深くかかわる作家たちである。それがわたしの嗜好であり、偏愛なのだからどうにもならない。ただ、新興芸術派や新感覚派と称されるひとびとの書冊を読んでいて、同時代の虚無思想家やアナーキストたちと同質のものを強く感じさせられるのである。後者には古谷栄一、野村隈畔、松永延造、大泉黒石、武林夢想庵、辻潤、大杉栄、与謝野晶子、竹久夢二、といった面々がいる。もちろん、幸徳秋水や堺利彦なども加えなければならないが。
同質と述べたのは他でもない。時代に強姦され蹂躙された個の呻吟といえばお分かりいただけようか。欧州にあっては19世紀への反旗としてスタートしたものが、わが邦にあっては1868年からつづく富国強兵もしくは殖産興業政策が帝国主義へと変質してゆくその歴史的思考の呪縛への反逆であったような気がしてならない。日本のモダニストたちの闘いの相手とは国家であり、国体であると同時に、日露戦争での勝利に酔いしれ、償金を求めて日比谷焼打事件を起こした一般大衆ででもあったろう。民意とは怖ろしいもので、歴史的思考の呪縛の構造からは容易に逃れ得ない。日比谷事件から戦後の力道山に至るまで、ひとが憂さを晴らすときには必ずといっていいほど、ある種の「歴史哲学」が全面に躍り出てくるのである。どうやら勝井隆則さんにとっての出版とは、新たな文学観の構築によって思想と歴史の交錯点に光をあて、前述の呪縛の構造から脱却しようとの、すこぶる大胆な試みではなかろうか。
さて、「稚児殺し」である。巻末に添えられた西村賢太さんの解説「異端者の悲み」が絶品。「異端者にも、世にもてはやされる者とそうではない者の二種類があるなら、啓明は無論後者に属しよう。獄中記を書いても無反省と評され、本人なりの人生を歩んでいても性格破産の烙印を押される。そんな先に述べたような、全くの肯定での讃辞も逆説の用をなさず、言葉通りの響きのみが残る。同様に柵山人や坂本紅蓮洞、藤澤清造、兵本善矩、或いは泉斜汀や荒川義英なども、啓明の落ちた穴とは異なるが、いずれも大なり小なり、文字通りな異端の者ゆえの蹉跌に埋もれていった作家たちである。啓明には、本書が出た。これら決して虚栄に祭り上げられることはない、悲しき・怪しの人・の文学が、今後どのように再評価されるか。その展開に期待したい。」と西村さんは文章を締めくくる。おそらく「期待」は読者へのお世辞であろうが、平気でお世辞を述べる西村さんの軽みと狷介なまでの嗜好との狭間には大いに興味をそそられる。なぜなら、西村さんの挙げる作家たちへたどりつくためにいかほどの読書とそれに伴う屈折が必要であったか、その膨大な書冊、すなわち「個の呻吟」の一端が文章の端々に垣間見られるからである。稟質とは宣うものでなく、滲み出るものなのである。勝井さんの弁によれば、西村さんのプロフィールは「何年も前から神田の朝日書林より、『藤澤清造全集』全五巻、別巻二巻を、全く独力で編集して出そうとしている恐れ入った御仁・・・何せ清造のお墓の台座に、先年自分のお墓を並べて建てちまった人で、今住んでいるところも、清造が野垂れ死にした時に住んでいた借家があった、まさにその所番地に建っているマンション。魂をそっくり清造に売っちまった西村さんは、年は三十チョイ、百キロ近くの巨躯、性は狷介、生き方無頼」とか、お会いする機会には恵まれないが、おそらく、勝井さんにとって最良の戦友であろうと推察する。
いずれにせよ、エンターテインメント一色のご時世にあって、勝井隆則さんや西村賢太さん、ひいては亀鳴屋の佇まいが出版とはなにか、編輯とはなにか、書誌学とはなにかについて明瞭なひとつのかたちを与えつづけているのは大切なことである。現在わたしがもっとも尊敬する編輯者は勝井隆則さんを除いて他にはない。
谷崎潤一郎の名で「誘惑女神」という約20枚の偽作を拵えて稿料を詐取。さらに芥川龍之介名の「魔神結縄」を出版社へ売りつけたり、北原白秋や山崎俊夫をかたり、坪内逍遙の紹介状を偽造していたという稀代の詐欺師にして泥棒作家、自らの性器の尖端に刺青を彫り込んだ倒錯者にして同性愛者。本書を繙かずして圏外文学を語る資格はない。地方の方は下記住所へご注文を、東京在の方はですぺらへご注文を頂ければ幸甚です。
「稚児殺し」倉田啓明譎作集 亀鳴屋本第三冊目 限定499部 頒価4200円
亀鳴屋 石川県金沢市大和町3丁目39番地 Tel.076-263-5848
奥秩父のキャンプの件、よろしくお願いします。 まず、最初の楽しみといえる「近所の下調べ」をさせていただきます。
幻想的掲示板に書いたんですけど、ますますひどいのでこっちにも。
奥歯からメールが来たりしたんで。
ま、原理はわかっていますからいいんですけどね。
どういうわけかわかりませんが、今日はウィルスメールが大量に来ています。
うーむ、またぞろ大流行しているようです。うざし。
Windowsユーザの皆さん、ウィルス対策はしといたほうがいいですよ。
ウィルス対策しておかないとPCがホラーなクラッシュを起こすと思うけど。
こうもひどいと、DeepMacでもWindows用のウイルス対策ソフトを販売しますかねえ。
とばっちりがうざすぎるんだよなあ。
ところで、DeepMacで、
iBook G3 800MHz/12.1TFT/128MB RAM/32MB VRAM/30GB HDD/CDドライブ/Ethernet/56K Modem
114,800円(送料・消費税別)在庫有り AppleSore Price 124800円
があるんですけど、どなたかお買いになりません?安いよ。
購入希望の方は、管理人の櫻井までメール下さい。
ウィルス対策の仕方がわからない方の相談も承りますよん。
ひろさんへ
土曜日は有難う御座いました。さっそくフラットケーブルのバス側コネクタを改造して取り付けを試みましたが失敗。G3/DTとG3/MTに使われているマザーボード(ゴッサマー)には初期型と後期型の2種類があり、初期型にはRev.1、後期型にはRev.2とRev.3があるのを知りました。拙宅のはRev.1ですので、E-IDEバスに接続できるATAPI型ドライブは一台のみ。従って、ハードディスクとCD-ROMドライブは異なるE-IDEバスに接続されています。Rev.2から二台のATAPI型ドライブが接続可能になったそうです。現状ではSCSI型ドライブかATAカードを購入するしかないのです。
同じインターフェイスカードとは申せ、FirewireやUSBカードには2000円くらいのバルク商品がいくらでもあるのですが、ATAカードの安価なものは少ないようです。100でも133でもどちらでもよろしいのですが、内外にコネクタのついたバルク商品が御座いましたらお教え下さい。
G3/DT266のジャンパピン配列を変え、CPU動作速度を300MHzにクロックアップしました。CPUは32~36゜ですので問題なし。メモリは66.8MHz、512KBのバックサイドキャッシュは150.2MHzです。CPUは333、400、433、500MHzから1GHzまで揃っているのですが、軍資金がなく、とりあえずクロックアップで辛抱しようと思っています。ちなみに、Norton Utilitiesは必ずと言ってよいほどトラブルが発生します。その点、XLR8 MACh Speed Controlは全体の動作速度の確認に便利です。
クォーターのバイクは適当なものが手に入りましたか。とことこ走るのであれば奥秩父はご機嫌なところです。昨日帰り道でスクーターの暴走族を見掛けました。ノーヘルで鉢巻き、カットマフラーによる蛇行運転。他人様がどのようなバイクに乗ろうが勝手なのですが、スクーターのような平和な乗り物での暴走は見ていて腹が立ちます。明石では暴走族とはでな立ち回りをなんどか演じました。四十代の時なら後ろから鉄パイプでなぎ倒すところなのですが。
加藤郁乎さんが来店中です。先日、郁乎さんのサインを望まれていた方がいらっしゃいましたが、お暇ならどうぞ。店でサインが可能です。
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