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エス | バルビュス氏

懐かしいですね。アンリ・バルビュス。
小生もデュカス氏と同じ頃にジャズ喫茶で知りました。年上のフーテン高校生君が、いいから読め、と薦めてくれました。
小生は貴兄よりかなりガキだったはずなのですが(いまもそうですが)、デュカス氏といい、バルビュス氏といい、相似形の何かが時間のなかを移動していたのかもしれませんね。
その後は、バルビュスがブルトンと喧嘩したことを知って、読まなくなりました。
小生は、何を隠そう、当時、ブルトン主義者だったのです。
ブルトンに関しては、その後の日本のシュルレアリスム研究の学者先生たちとはまったく意見を異にしていました。
当時は、ブルトンを法王や独裁者であると言って他のシュルレアリストたちから切り離すことが批評の常套手段となっていたと思います。
私は、何度、ブルトンとともに、いろんな奴を除名したいと思ったことか!
だって、後に除名されることになる、それでいて生涯変わらぬ友人であったアルトーやバタイユといった人物を、除名すべき友人としてもつことができるなんて、素敵なことじゃないですか。

でも、果たして、実際には、いったい誰が「除名」されたというのでしょうか。俺? それとも…



投稿者: エス    日時: 2006年11月29日 13:00 | 固定ページリンク





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