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一考 | コノ・スル・オーガニック

 こちらで酒について書きます。前項が白ワインだったので、今回は赤の紹介です。
 チリの葡萄畑はサンチャゴ周辺の北からアコンカグア、マイポ、ラペル、マウレなどの川の流域に拡がっている。そのマイポ・ヴァレーにチリ最大のワイナリー、コンチャ・イ・トロ社がある。コンチャ・イ・トロのシャルドネ種はシュルリー製法で造られる。スモーキーな香りとふくらみのある辛口が特徴で、ピスケルト社のラ・ホヤ・シャルドネやピーニャ・サンタ・モニカ社のティエッラ・デ・ソル・シャルドネと共によく識られたワインである。
 ピーニャ・コノ・スル社はそのコンチャ・イ・トロ社の傘下で、ラペル・ヴァレーのチンバロンゴに100年以上続く単一畑を所有するワイナリー。カベルネ・ソーヴィニョン、メルロ、ピノ・ノワール、シャルドネの四種とリザーヴを三種、それと20バレルと名付けた高級品をボトリングしている。ちなみに、ピノ・ノワールとシャルドネはカサブランカ地区で栽培されている。
 インポーターとしてもっとも信頼できる和泉屋のヒット商品の一つで、 コストパフォーマンスの高いワインです。
 そのコノ・スルからオーガニックワインが発売されています。他のラインナップとは赴きの異なる自転車のラベルで、店でも八本ほど販売致しました。
 葡萄種は有機栽培のカベルネソーヴィニョンとカルミネーレ。ダークチェリー、ラズベリー、ストロベリーなどの果実香のほか、フレンチオーク樽に由来する煙草やヴァニラのキャラクターが特徴。豊富なタンニンと酸味を持つフルボディですが、千円のワインでこれだけの味はまず無いと思います。



投稿者: 一考    日時: 2006年08月14日 00:49 | 固定ページリンク





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