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一考 | 知己もいろいろ

 大風呂敷製造販売商店のCEOなればこそ、駄法螺を吹くのが唯一の芸。得意とするすててこ踊りは吉原に限らず、福原の幇間のあいだでも盛んに踊られていました。
 過日、「沙の上のラブレター」にて「頭の回転のにぶいひとに駄洒落はとばせない。洒落は俳諧でいう滑稽である。一語が音通などによって二義もしくは多義をあらわす懸詞や地口とおなじ性質のものであって、詭弁、曲解、皮肉などを内包する。洒落が洒落であるためには、知性や思考回路の洗練さが要求されるとともに、そのよき理解者たる相方を必要とする。金魚同様に、ひとの手を離れては存在がかなわない、著しく人工的なものなのである」と書きました。
 「洗練された理解者」のおかげを持って、こちらこそ愉しい宵を過ごさせていただきました。感謝致します。

 そのようなはなしの後に続けることではないのですが、九日の集いが引けてから店内で喧嘩があり、オープン以来の六年間で最悪の不快感を抱かされました。貴方や宇野さんが帰られた後だったのがせめてもの救いでした。
 打ちつづく警察沙汰に嫌気がさしての上京だったのですが、実体は東京も同じでございました。常連客でなければ張り倒すのですが、逆に客であることを担保に取っての狼藉、鄙劣きわまりない立ち居振る舞いに呆れ返りました。いづこにも品のない馬鹿がいるもので、当分のあいだ、店を閉めようかとまで思い詰めております。



投稿者: 一考    日時: 2006年08月13日 20:21 | 固定ページリンク





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