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済んだから書くのだが、十五日の午後、日本推理作家協会の土曜サロンでお喋りをした。関係者によると「推協」というらしいが、事務所のある南青山の秀和青南レジデンスは小泉喜美子さんがお住まいだったところ。そこで、幻影城、薔薇十字社、南柯書局について二時間ほど、お話しさせていただいた。
それにしても、初対面のひとの前でははなしづらい。私流のあんちょこを二十枚ほど用意していったのだが、それは半分しか使わなかった。あとは野となれ山となれで、手漉和紙、活字、活版印刷、綴じのことなどを話した。そのような経験が前に一度だけあるのだが、その時は酒を飲んでいた。今回はじつは酒を隠し持っていたのだが、飲む機会に恵まれなかった。
お喋りも原稿を書くのと同じで、言いたいこと言わねばならないことなど何もない。ただ、与太を飛ばしてお金を頂戴できたのは嬉しかった。おかげで、ワインを数本仕入れることができた。残金で帰りにハナマサへ寄って焼酎の特大ボトルを買うつもりにしている、それと好きな烟草をひと箱。自分自身へのご褒美であり、今宵はその焼酎で酔いつぶれたいと思っている。今日は薫子さんは昼から居ない、明日の夕刻には帰るだろうと思っているが、それは希望的観測である。
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