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moondial | ファンレター

吉岡実さんの「サフラン摘み」は明石のご自宅で拝見したことを思い出しました。 曖昧なのですが、確か十部程の私家版で吉岡さんの何かの記念に出されたもので、非常に高価であったと記憶しております。 貴兄の出版されたものは出来る限り拝読させて頂きましたが、貴兄が十代の頃の京都時代と、三十代の頃の東京時代の出版物は読んでいないものが少なからずある筈です。 もしあるものなら、変名で書かれたであろう貴兄の「変態趣味の産物」をも含め、貴兄が関与された出版物のリストを一度送って下さいな。 貴兄は、私の青春時代のスーパーアイドルの一人でしたので、年甲斐もなく、また笑止の沙汰ながらミーハー振りを発揮して、今からよぼよぼとファンの追っかけをしてみたくなりました。

一昨日、薫子さんから携帯へ電話を頂きました。一度目は電話が取れなかったので、着信履歴を見ててっきり貴兄からだと思いご自宅にお電話した次第です。

「一考さん、電話くれましたか?」
「いや、電話していないですよ、寝ていたから」
「そうですか...」
「夢の中からも、電話した覚えはないですよ...」

素敵ですね、「夢の中からも...」って、座布団か花束を贈りたくなります。このような何気ない貴兄の言葉には、詩的な味わいや含みもありいつも感心させられてしまいます。貴兄の書かれた刺激的な文章は凡庸な私にはちょいと難しいけれど、誠に失礼ながら、貴兄の話し言葉は私にも判りやすく、素晴らしく面白い。今回薫子さんから、貴兄が文体を変えようと考えておられると伺いましたが、僭越ながら、その軽妙洒脱な話し振りをこそ文章にされれば宜しいのに。孰れにしろ、定点を持たない貴兄の更なる素敵な変身振りを楽しみにしておりますので、どの様な文体であろうがどんどん書いて下さいね。それに、またK沼さんの文章も是非読みたいものです、「取扱書」の続編、楽しみにしておりますので宜しくとお伝え下さい。

薫子さんとは久しぶりなので何か神戸ならではの馳走でもさせていただきたく思ったのですが、八木さんと待ち合わせがあるとかで小一時間程お茶をしただけで別れました。何もおもてなし出来ず申し訳なかったです。またゆっくり遊びに来て下さいね。



投稿者: moondial    日時: 2003年11月25日 15:12 | 固定ページリンク





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