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一考 | 自転車、金魚、書物

 CAMPAGNOLOさんへ
 「カンパニョーロが丸ごとわかる本」とやら早速入手してみましょう。ランブレッタはファンクラブもあり、また専門店が多いのでパーツの入手にはおそらく不自由しないのでは。SX150や
Li150などがあるようですが、そちらは松友さんが詳しかろうと思います。
 自転車のパーツに関しては近々すべて売却しようと思っております。書物も売るばかりで随分長いこと購入はしていません。友人から寄贈を受けることが多く、それだけで十分なのです。特に好きな詩文に関しては、もっとも信頼するO女史が読むに値する新刊書籍を揃えて毎月送って下さっています。そうした厚意に甘んじて露命をつないできました、有難い話です。
 K風一族とはその後お付き合いもなくどうでもよろしいのですが、潮時と判断しての廃業であれば、そのふがいなさに腹が立ちます。解雇された人たちのその後を顧みるに許されることではないでしょう。
 「宛字外来語辞典」を購入したのは80年末となっていますから、貴方から教わって購入したのでしょう。記憶がなく申し訳ないのですが・・・その当時の履歴のほんの一部は下記のごとく。

1981年   昭和56年  34歳
  2月、「雪」356号(神戸市防火協会連絡協議会)に「発禁本の昭和史」掲載。
  8月、「季刊ブック・レビュー」創刊号(エディション・アルシープ)に「愛書狂ダンディズム」掲載。

  ポートピア'81-7の準備で桑原茂夫来神、菊水町のアパートに半年ほど泊まる。
  春、垂水区枝吉5-14のマンションへ転居、本の引っ越しに西北八島の協力を得る。空冷のワーゲンは高速道路では非力、それとも書物が重すぎる。
  夏、明石駅前の酒道場でI田のことで喧嘩、山中貞子と別れる。
  赤貧洗うがごとき枝吉の生活、武内博州が自転車にて二合の米を届けしことあり、その縁で翌年ライト・ヴァースの挿し絵を依頼す。
  東京新聞の風間さん取材のため枝吉を訪れる。明石焼きを奢る。

1982年   昭和57年  35歳
  1月11日の東京新聞夕刊に「一人で頑張る南柯書局」との記事掲載。
  1月、『定本庄司浅水著作集第7巻』所収「月報10」(出版ニュース社)に「ゴンドラの唄」掲載。

  川畑公子と同居。
  明石市太寺3丁目へ転居。裏庭に1.5メートル四方の池を五面と1.5頓の貯水タンクを造り、本格的に金魚の飼育をはじめる。ミジンコの採取に必要となり、自転車にも凝り出す。日下サイクル、マツイサイクルと親しくなる。
  行きつけの「やまちゃん」で一鉢のお新香の代金が払えず、ツケにしたのは未だに明石の笑い種のひとつ。
  淡路島をツーリング中交通事故、重傷を負い田中整形外科で二度の手術。入院中にライト・ヴァースの稿を纏める。
  酒屋「花園」でリハビリを兼ねてのアルバイト、60キロのガスボンベを担いで終日走り回る。全身十四箇所の骨折による身体の膠着から解放されてゆく快感。この仕事は以降断続的に続く。



投稿者: 一考    日時: 2002年08月03日 20:10 | 固定ページリンク





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