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Siestaさんへ
フェラーリやマセラティは美術館で観るものであって乗るものではなさそうです。アルファロメオ、フィアット、ランチア、ランボルギーニ、アウトビアンキ、デトマソ、イノチェンティ等、他の伊太利亜メーカーと比しても前記二車種は別物ですね。それにしても、セカンド・ギアで160キロまで延びるような車を日本のどこで走らせるのか、かねてより疑問に思っておりました。
ところで、そのフェラーリやマセラティを置き去りにするような車がわが邦でも造られています。軽さを徹底的に追求したレーシングカーに一番近い市販車として売り出された京都のトミーカイラのZZやRがそれです。
ZZのボディは主としてアルミ押し出し材で構成されていますが、それにRB31系の200psのエンジンを搭載、車重わずかに710キロです。私の車は300psですが車重は1500キロもあります。
他にZZ-2、ZZ-3があり、ZZ-2はGT-RのエンジンをチューンしたRB27DETTを搭載、550PSで4輪を駆動して(2駆仕様も可能)最高速度は330km/hを超えます。
これではフェラーリやマセラティはおろか、GT-RやRX7やNSXですら取り残されます。ステージア260RSオーテックバージョンが世界最速のワゴン車なら、ZZは文句なしに世界最速のレーシングスポーツです。
当掲示板に写真を掲載できないのが残念ですが、精悍ないい面をしていますよ。ちなみにZZに用いられたアルミ材、すなわち9000番台の超々ジェラルミンのトリプルバテッドのパイプはアラヤのフレームにも使われました。カンパと今はなきサンツアーのパーツを組み込んだ私の愛車の一台です。
追伸。
マクギボンの新規入荷のご教示に預かり恐縮致しております。日曜日は車の陸送で忙しいので、土曜日に葛西の河内屋へ出掛けました。さっそく伊藤さんと松友さんが試飲されていましたが、オスロスクのカスクは絶品。5年ものであれだけの香味があるのは嬉しいですね。他にハイランドパークとロイヤル・ブラックラの5年ものカスク・ストレングス、それに仏蘭西で売られているシールダイグのカリラ10年ものを購入致しました。
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