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松友 | 失礼致します。ボルボについてと様々。

 一考様
 お返事遅くなり大変失礼致しました。暫し長文を御容赦ください。

 先日はどぶろくありがとうございました。ふと、よしのとものにごり酒を思い出しました。あちらに比してコクが豊かで、とても美味しく頂戴いたしました。一本のみとの事、ちょっと幸運でした。

 まず、ボルボのツードア・ハードトップにつきましては、申し訳御座いませんがあまりお役に立てるか判りません。
 もしかすると262Cと呼ばれる機種でしょうか。こちらだとすればイタリアの老舗カロッツェリア、ベルトーネによる通称「ボルボ 262C ベルトーネ」、なかなか通好みの一台です。海外販社さんのホームページによれば下記の通りです。車種を取り違えていたら赤面ものですが、その切は御容赦をお願い致します。
 「ボルボ 262C」1977年のスイス・ジュネーブ・ショーで発表され、ボルボ50周年をからめ発売。1977年から1981年まで6622台製造。ボルボ264、4ドアを基とし同じ軸距(2640mm)。2ドア化に伴いガラス、屋根などが変更。スタイリングのデザイン自体はボルボで行われ、車体製造をイタリアのベルトーネが担当。エンジンはV型六気筒のOHC、2664ccか2849cc。四速マニュアルか三速オートマ。四輪共に油圧ディスク・ブレーキ。全長4900mm。なお、ベルトーネは御存知の通りイタリアのデザイン業並びに車体製造で有名です。四輪においてはやや直線的なスタイリングが持ち味でフェラーリの308GT4やフィアットのX1/9、近年のシトロエンなど多数手掛けています。
 症状に関しては白クマ様の御知り合い殿にお問い合わせいただくのも宜しいかと存じます。もしもラジエーターからでなく、エンジンのヘッドからクーラントが飛散したのであれば、これはちょっと。ですがヘッドを開けておられるようなので、嫌疑は既に解消済と存じます。点火系、吸気系の調子も気になります。前所有の御知人殿にも由来等々を今一度お伺いになるのも宜しいのではないでしょうか。また細かい話ですが、この型であれば正規輸入ではない可能性も御含み置き下さい。排ガス、法規対策による改善で重量が欧州仕様と異なる場合も多々あり、ちょっとややこしい部分ですよね。
 一考様にあられましてはチェイサーの四万はすぐに走りきってしまう距離、あまりのんびりは出来なさそうです。オールド・ボルボはアマゾンやP1800といった通好みの機種が豊富で、根強い愛好家が多くいらっしゃいます。また、所沢のボルボ専門店がホームページを持っており、こちらでは中古パーツも扱っているようです。今回直接のリンクは避け、併せて取り纏めてお店にお持ちしたく、しばしご猶予をお願い致します。
 さて、四輪、二輪共に立て続けに似たような不調が発生しているように感じ、お見舞い申し上げます。BMWは一通り再確認しないとならないようで大変そうですね。以前より機嫌が悪いのでしたらキャブか電装と思ったりしますが、最初からという所に難しさを感じます。手間が掛かりますが、念の為、バルブシート以外を元の状態に戻すというのも一案かと存じます。
 その未だ四輪なのにキャブ仕様のセブン。仰る通りのエンジンでして、しかも当時のベーシック・モデルのOHV。幸いにも当りに出逢えたのか、噂に聞くとんでもない目には会わずに済みました。ですがその日初めのエンジン始動は大切で、かぶらせずに、かつ吸わせておく按配に失敗するとダメ。高地でしかも寒冷前線など急激な天候の変化に見舞われると、調子が変わったりするのも御愛嬌。ただ、整備に関しては、幸いにも専門店が傍にあったので、半年に一度点検傍らキャブ調整をお願いしていました。このエンジン、OHVとはいえバランス取りがしてあったそうで気持ち良く回り、少しザラっとした独特の味と相俟ってタコメーターの針を上げては愉しんでいました。
 とはいえ、四輪の数値には目もくれない程よく回る近年の単車についてはご指摘の通りです。性能云々をいえば、多いとはいえない排気量で出力を稼ごうとすれば致し方ないのでしょうね。以前は乗っていましたが、回して走るのは疲れを感じるようになりました。もう、この路線のお好きな方々にお任せしております。 尚、力の出方や鼓動といった味わいに関しても、ある程度の総排気量か一気筒当りの大きさが関わるそうです。一気筒当り300~400ccは欲しい由。さて、このまま掛け算をして四気筒なら1600cc、となるとこれは重くなりそうで怖いものがあります。やはり今日主流になっている排気量は色々なバランスの上に成り立っているものと存じます。主だった四気筒車が上限1000cc前後で並んでいるのにも、その辺りの事情でしょう。
 ZRX1100も大排気量四気筒車、御記憶に留めておいて戴き誠にありがとうございます。仰せの通りカウルが小さいですから、一考様の用途には力不足ですよね。その点、単車を移動の手段として突き詰めた場合、ホンダのパシフィック・コーストは渋いです。かなり懸命な選択と存じます。スクーターを避けるのでしたら落とし処という感じがします。そういえば同じくホンダの125は元気してますでしょうか。あちらは乗りやすいのではと、勝手に想像していたのですけど。

 前回お邪魔しました折はニュー・ブルイックラディを戴くのを失念しましたので今度こそ。



投稿者: 松友    日時: 2002年03月21日 16:10 | 固定ページリンク





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