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一考 | 楽しきは誹謗中傷

 石川さんへ
 今回の文章には前回ほどの切れはありませんなあ。舌足らずで落ちも甘く、点数を付ければ100点満点で11点といったところ。
 御仁もしくは私を否定したいのか肯定したいのか、定かでないところが歯痒いですね。「匕首」や「言葉の殺戮確信犯」など、気の利いた言葉も鏤められているのですが、表現が直截に過ぎるようです。悲しさを描く時に悲しいとの言葉が遣えないように、表現とは二重三重に慎重かつ周到に対象に迫らなければなりません。悲しいと書いてしまえばただそれだけのこと。悲しいもしくはそれに類する言葉を用いずに悲しみを表現すれば読み手は思わず落涙します。相手の気持ちを高ぶらせる、言い換えれば、読者の心情を徹底的にいたぶるには然るべき手立て、即ち時間差攻撃の繰り返しが必要なのです。
 起承転結がなく、起結に終始する文章をユル褌(ふん)と申します。書誌学者や編集者によく見られるパターンです(そうですよねえ、増田さん)。これに懲りず、次回また頑張りやす。
 なお、営業妨害は大歓迎です。管理人はどうやら暫定らしく、最終責任者がいないのが当掲示板の特異なところ。少なくとも禁句は御座いません。種村さんの迷句「影法師 唖(おし)で聾(つんぼ)でど瞽(めくら)で」であろうが、参加者への個人攻撃、中傷、誹謗、なんでもありでよろしいのではないでしょうか。特に僻み、妬み、謗り、差別の類を私は好みます。だって、恋愛なんぞは誰それでなければならないとの独りよがりの思い込み、世迷いごとでしょう。差別の極北に位置するのが恋愛でなければ何なのですか。心の病んだ人すなわち精神がいびつに歪んだ片端者にしか恋愛は出来ません。ちなみに、いびつとは飯櫃の略にして、その心は楕円形であること。これは花田清輝の最も得意とするジャンルではありませんか。楕円の思想は不肖私めが率先して範を垂れると致しましょう。他者に対して悪口雑言を吐けない輩に文章なんぞ著せる筈もなく、また文学から悪意と毒と嘲笑を除けば一体なにが残るのでしょうか。ホラーやミステリーのような唾棄すべきオポチュニストの読み物しか残らないではないですか。
 ただし、管理人だけには敬意を表しましょう。時には小さな親切大きな下心も必要なのです。何故なら、かの人を怒らせると掲示板を閉ざされますから。



投稿者: 一考    日時: 2001年12月06日 19:22 | 固定ページリンク





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