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エス | 一考さんへ

なるほど。
マゾヒズムについてのお説面白く拝聴しました。
「О嬢」もう一度読み返してみます。ずいぶん昔に読んだものですから…
多田智満子さん宅には、お亡くなりになる数年前に遊びに行きましたが、文学の話はたぶんほとんどなかったと思います。ずいぶんお元気そうに風変わりな息子さんの話をしておられました。小生と重なるところがあったようです。
たしかに多田智満子とレリーというのは考えにくい取り合わせですね。
レリーのサド論で小生が興味を抱いたのは、サドとフランス革命をはっきりと対立させたところでした。つまりジャコバンのテロリストたちとサドの本質的な違いを論じたところです。サドとフランス革命についてこれほどはっきりと物を言ったのは、他にはバタイユくらいしか思い浮かびません。テロリストの起源がフランス革命にあると声高に述べるのはフランスではタブーでしたから。
ボンヌフォワは昔からレリーを評価していたようですね。
遠藤氏が「クロソフスキー会見記」で述べていたレリー像も面白かったです。実際に会ってみると、世間をあしざまに言うばかりの偏屈老人だった…
彼のリリカルな詩には、その偏屈さがとてもよく表れていて、小生は好きなのですが…
現在、レリーの本はメルキュール・ド・フランスが出しています。詩作品の全集も出ています。



投稿者: エス    日時: 2006年12月23日 12:25 | 固定ページリンク





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