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如月 | 四谷シモンの作品が人間と共演

ローマ大学の文化人類学者マッシモ・カネヴァッチさんが先月サンパウロ市(ブラジル)のトゥカ劇場で行った舞踏公演『砂男』で、四谷シモンの人形作品のパネルを使用し、四谷シモン作品と人間のコラボレーションが実現しました↓。
詳細は不明ですが、この公演は、ホフマンの『砂男』とそれにインスパイアされたフロイトの『不気味なもの』を原案とするもので、カネヴァッチ夫人でもあるダンサー、シェイラ・リベイロさんが、四谷シモンの人形を肉体化したかたちで登場し、ホフマンの世界を表現しました。
『砂男』『不気味なもの』というと、日本ではともに種村季弘さんが訳して紹介しており(河出文庫)、周知のように種村さんも四谷シモンの人形の大ファンでした。世界には、似た指向性をもつ人もいるものなのですね。
ちなみに、種村さんはフェティシズムにとても興味をもっていましたが、カネヴァッチさんも視覚的フェティシズムに興味をもっているそうです。
また、カネヴァッチさんは、近日、ローマでも『砂男』公演を行いたい意向のようです。

http://www.simon-yotsuya.net/profil/sandmann.htm



投稿者: 如月    日時: 2006年10月08日 13:25 | 固定ページリンク





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