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一孝様。
含みのある論評を為されている通り、ぱちもん=コンパチPCというのは俗説・都市伝説の類です。
なぜならIBM-PC/ATとそのコンパチ機の誕生以前からこの言葉は使われていたのですから、
「足穂の三菱鉛筆」同様、歴史の遠近をねじまげた小噺の装飾子に過ぎません。
「ぱちる」=「取る・盗む」の表現がもとより関西地方にあるとの説がもっとも真面目な語源説ですが、
こういう時にこそ覗いてみたい権威の力、広辞苑・平凡社大百科辞典・大辞林等々、
錚々たる辞書には、残念なら項目設定はもとより、文章表現としても一切見いだされません。
権威と優雅と標準を重んじる観点からは、言葉自身の存在を無視されるような俗語なのです。
その中で唯一、項目掲載をし、怪気炎を吐いているのが「通信用語の基礎知識 電算用語 技術俗語篇」。
以下、引用します
「パチる」分類:コンピュータ>用語・俗語>技術>技術スラング
◇近畿以西の方言で”取る”の意。類義語に”ペチる”がある。いわゆる関西弁の一。
◇プログラミングの世界では、例えばLinuxで他のディストリビューションで使っているパッチを
必要に応じて「パチってくる」という言い方をする。
◇受注が途絶える二八(にっぱち)にベンチャー経営者が陥りがちな精神状態。
やけっぱちな状態を指す。
腹巻きのラメ刺繍とは、全く違う文脈で、Patchが語源となるジャーゴンもあるようです。
また、3つめは、当然、即興で拵えた親父ギャグでございます。
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