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一考 | 二日酔い

 昨夜というよりは今朝、帰宅途次の櫻井さんのはなしがむやみに面白かった。オタクにとって文学は資料以外のなにものでもない。文学の意味内容に立ち入ってしまうとオタクでなくなり専門家になってしまう、オタクたるもの書物の表層に踏みとどまらなければならない。
 帰宅後、産経ニュースの一報に目を通す。郵貯の口座数が六億に近く、その10パーセント強が1000万円を超えた違法貯蓄であり、20パーセント強が1000万円の口座である等々。郵政公社の資料編を訂正し、わかりやすいグラフに仕立て、民間の銀行口座との差違を詳しく述べていた。
 わが国の人口がいつの間に六億になったのかなあと思いつつ、民間企業なら株価操作や粉飾決算で逮捕者が出るのに公社は無責任でいいなあと思いつつ、日本人の民度を考慮すれば選挙によって民意を問うことだけはしてはならないのではないかと思いつつ、やけ酒を喰らう。
 知己のサイトはほとんどが休止した。選挙期間中はどのような表現が公職選挙法142条に該当するかが分からないからである。当掲示板も某政治家秘書から指摘された部分を削除した。もっとも、当掲示板はアナーキズムのプロパガンダを専らとする、従って142条は糞食らえである。

 2007年問題の派生は1947年から予測されていたのであって、なにを今更である。91年からのわずか16年のあいだに団塊世代の退職金を工面しなければならないのである。年金や保険の負担を軽減するために早期退職を勧め、正社員を減らし派遣社員を増やすのは序の口、諸団体の民営化がたとえうまく行ったところで、年金制度に多大な混乱をもたらすのは必定である。
 この件に関し、ホリエモンが非凡な意見を述べていた。既に破綻したものを誰が弄くろうがどうにもならない。そして国民の過半数は現状の年金制度にそっぽを向いている、第一、もっとも大切な自分の老後を国まかせにするとはなにごとぞ。そこでホリエモンさんに一言、フジテレビを買収する金があれば、自民党を買い取っていただけまいか。選挙に立候補するような柔なことはせずに、日本国のオーナーに直接なるべきではなかろうか。
 この四年間に政治の世界でいかなる改革が行われてきたか、「表層に踏みとどまる」のを潔しとするひとたちは理解しない、理解しようともしない、否理解する必要もないのである。個々もしくは地域の利権に拘泥するイラクや日本のような国の民、言い換えれば、現状を諾い、精神のあり様を保持しようとする保守反動の輩が心底から求めているのは独裁者である。王様にとって唯一の財産は国民、従って専制君主は民を大切にする。ことここに至っては、中国の経済圏に取り入ってマルティニーク島やバージン諸島のような海外領になるか、もしくはアメリカにお願いして五十一番目の州に格上げしてもらうのがもっとも賢明な方策ではないだろうか。



投稿者: 一考    日時: 2005年09月02日 21:16 | 固定ページリンク





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