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如月さんの記事、いつも興味深く拝読してをります。いろいろな方の目にとまるのも当然かと思ひます。今後とも刺戟的な記事を期待してをります。
さて、泥棒騒ぎが一段落したかと思ふと、今度は雑事がいろいろ押し寄せ、なかなかしづかな読書の日々が訪れませんが、一冊ご紹介いたしたい本があります。
矢野峰人訳『ルバイヤート集成』(国書刊行会)。
矢野峰人訳のルバイヤートは三種あり、いづれも七十五部とか百二十五部とかの限定出版のため、なかなか実際に手にとつて味はふことができなかつたのですが、その長年の渇を一気に癒す本です。
三種類全部収めて、本体価格五千円。
装訂はですぺらにもいらつしやる間村俊一さん。すばらしい装訂です。先日は水原紫苑さんの心打たれる歌集『あかるたへ』の装訂もなさいましたが、いづれ劣らぬみごとな出来栄えだと思ひます。
解説はけふ23日の朝日の読書欄に、悪魔の本で「ひと」欄に紹介されてゐる作家・英文学者の南條竹則さんと、不肖わたくしです。南條さんの解説は微に入り細に入つた力作です。
どうぞご支援ください。ルバイヤートのお好きな方なら、買つて損はしない筈です。
最後に余計なことをつけ加へますが、「ユリイカ」一月号「翻訳の作法」に名訳詩集についての駄文を載せました。図書館等でお目通し頂ければ幸ひです。
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