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矢川さん急逝の報は ― しかも、病気や事故ではなく自死であったことには、少なからぬショックを受けています。一度ですぺらでお会いして、たいへん品のよい、好感のもてる方だという印象を受け、こうした方が、どこかで健在でおられるというだけで、日本という国もまだ捨てたものではないと思わせるだけのものが、かの女にはありました。少なくとも、死の前日までのかの女は、今の若い女性たちの生き方のひとつのお手本となるべき人ではなかったかな? (わたしにロリコンの気がなければ、おそらく、かの女のような女性をパートナーに選ぶであろうとまで、ここで断言してしまおう!) 好人物で作品はダメというのであれば、(一人の死について当然払われるべき敬意といったもの以上には)惜しむ必要はないのかもしれません。しかし、かの女には、これからもなお、豊饒な世界を展開する大きな可能性がありました。惜しんでも余りある急逝です。
「その前に、今後噴き出るであろうゴシップに立ち向かわねばなりません。大変なことが起こると思われます、おそらく今月末にも。闘いがはじまります」という一考さんの発言には、全面的な支持と同時に、及ばずながら、何らかの応援をしたいと考えています。
一愛読者としては、生前に彼女を自死から守ることは(それだけの深い付き合いもなかったので)できなかった。そもそも、その機会というものがなかった。けれども死後の名誉は、なんとしても守ってやらなければならない。それが、せめてもの手向けになるのであれば……、といささか感傷的になっています。
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