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一考 | 追記

 Siestaさんへ
 神保町の田村書店の店主奥平晃一さんが乗っているデローザは72年制作のフレームですので、すべてのパーツを72年のレコードで纏めました。今回上京の折、もう少し乗りやすい自転車をと言うことで、78年制作のアランのツーリング・タイプとクロカン・タイプを2台組み立てました。ちなみにデローザは近所の鮨屋の職人に20万円で売却したとのこと。アランのフロントはアウターが45Tでインナーが26T、フリーはレジナの12-26を用いました。ディレーラーは78年のレコードにワイド・タイプのガイドを組み合わせ、プーリーはサンツアーのベアリング入りにスペーサーを入れました。ホイールは後々のメンテナンスを考慮し、リムをマビックのMA40、スポークはスイスのDT、タイヤはミシュランの20Cの組み合わせに致しました。ちなみに、BBやハブをはじめクランクを除く主要なパーツはカンパにて、チネッリのステムとハンドルバーも同時代のものをアッセンブルしました。チェーンはエベレストの肉抜き。ただし、見えない部分には新しいパーツを使っています。例えばワイヤーの類はカンパのインナー入りと言ったところです。またアウターの歯の一部をシマノに倣い、削り取ったことも書き加えておかねばなりますまい。最新技術のよい部分は取り入れなければならないというのが私の方針です。ツーリング・タイプは奥方が乗られますのでインナーを2T落とし、フリーは13Tからの組み合わせに、またスポークはミラノのサチェッティに、チェーンもレジナにと、それなりに気は使いました。
 要するに、50歳を越えますと50Tを越えるアウターは回せなくなります。それでも45×12ですと平地で60キロは軽く出ます。ただし下りで80キロを超えるとペダルは踏めなくなります。淋しいことですが、私自身が乗り手のため、奥平さんの気持ちはよく分かります。貴方は若いのですからちょいと鍛えれば53Tが難なく回るのでしょうね。53Tですと120、130キロまでペダルで追うことが可能になります。40歳位までは明石や加古川の山岳コースで100キロを超えるスピードを楽しんでいたのですが。



投稿者: 一考    日時: 2002年01月12日 04:54 | 固定ページリンク





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