1.0 |
« 前の記事「マラルメ学者の件(どうでもよいことながら……)」 | | 次の記事「押し寄せた貧困」 »
昨日は、いつぞやの記事の「九州大学のマラルメ学者」というのが誰かな、と質問をいたしましたが、それはK藤美雄氏のことだよ、と御返事いただきましたけれども、K藤氏は、同志社予科→大阪市大→関西大学という経歴をたどっておられるようで、九大には、集中講義で出張なさったことがあるかどうか、といった関わりにとどまるようです。
それにしても、仏語を学び始めてすぐの人にも分かる初歩的な誤訳の多い西脇順三郎訳マラルメの方が、「作品としての訳詩」として、仏文系の「碩学」たちによるものよりも、ずーっと優れているのは皮肉な話ですね。(そういえば、新潮社版世界詩人全集の名伯楽として、マラルメに西脇氏の起用を決定した河盛好蔵氏が、誰もそのスゴさを認めないことを、何かのエッセイでこぼしていました)
そういえば、いま、アマゾンドットコムで弥生書房版K藤美雄訳マラルメ詩集の書影を呼び出すと、小沢書店版の西脇訳の写真が出てくるのは、御愛嬌というものでしょうか。
以上、どうでもよいことながら、一考さんのメールアドレスわからぬので、こちらに投稿申し上げる次第です。
« 前の記事「マラルメ学者の件(どうでもよいことながら……)」 | | 次の記事「押し寄せた貧困」 »
ですぺら トップへ |
掲示板1.0 トップへ |
掲示板2.0
トップへ |