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ルンルン一考 | 修辞法とはなんぞや

 ムンムンダイアルさんへ
 レトリックが苦手と著したのは自分自身が講じている下らない気配りへの物言いでして、馬鹿を馬鹿と言えず、暗喩としてしか表現出来ない中途半端な現況への自嘲でございます。などと迂闊にものを申せば聡明な貴方のこと故、暗喩が修辞法でなければなんなのですかと畳み込まれそうですね。
 会話の妙味を愉しむにはマナー以上にかなり強引な技が必要になります。昔を憶い出して下さい。舞台は三宮の安居酒屋、いやジャズ喫茶でしたっけ、革ジャンとグラサンに身を包み、くわえ煙草で肩を怒らせ、伏し目がちに構え、相手の言動から非論理的もしくは証明に難儀するであろう一言を暴きたて、相手が泣き出すまで容赦なく責めたてる。相手が暴力で立ち向かって来たときはビール瓶の一撃で眠らせる。荒っぽい時代でしたね。さすがに外科病院とのお付き合いは45歳からは沙汰止みになりました。そのかわり、最近は冷えると体の節々が痛みます。偽関節になりかけた左右二箇所の関節もうまく機能せず、感覚が元に戻りません。でも、なんら不満はないのです。過ぎゆく一刻一刻が私にとって遺された掛け替えのない日々であり、能うかぎり律儀に付き合ってきたからです。それはもう暫く、ほんの暫く続きます。
 インポテンツが自同律の問題か他同律の問題かと申せば、恐い怖いミル嬢に叱られますので、やや方向を換えまして一言。視姦という不能者に相応しい愉しみ方があるではないですか。インポテンツを嘆くなかれ、若い女ではなくフレッシュな男性を取り込み「鍵」の世界へ。なんですって、お気に召さない、やはり女にこだわりたいですって。されば「卍」の世界しか御座いませんなあ。
 この書き込み、やはり修辞法に終始しちまったようで。前言を訂正させて頂きます。なお、当方からも妖しげな一品料理お送り致しましたので、よろしく。



投稿者: ルンルン一考    日時: 2001年10月28日 02:44 | 固定ページリンク





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