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高橋貞雄 | 足穂への旅


1972年の4月私の編集発行となる「銀河系」に40枚ほどの<星は時間を捨てる 稲垣足穂頌>を発表しております。山形の新聞記者を止め、上京し、雑誌の編集者となり傍ら、幾つかの同人誌やマイナー誌の第三文明に表現の場を作り上げていきました。1971年から1973年は高円寺時代とも言えるこの時期に、宮沢賢治を主軸に三島由紀夫、高橋和己、太宰治、島尾敏男、吉本隆明、志賀直哉、坂口安吾へ取り組んでいます。1975年には編集者として稲垣足穂からの一通の葉書。「小生の新旧作の中から、みんなが余り知っていないようなものを探し出されて新編集と言うことになれば可能性もあるかと存じます。」(昭和48年7月4日)この便りに勇気を得て「多留保集」(潮出版社)シリーズの編集に携わっています。その後数多の多留保の本の解説、1990年には著作「タルホ逆流事典」へとタルホの宇宙へ浮遊していきました。一昨年亡くなられた種村季弘さんからは、タルホへ取り組みを強く勧められ、そしてその様子は、水魚の如しと言う話がありました。



投稿者: 高橋貞雄    日時: 2006年07月21日 22:35 | 固定ページリンク





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