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一考 | 与太話

 櫻井さんへ
 書き込みに感謝。「すき焼きパーティー」ならびに「ひとりごと」でその旨を書きましたので、繰り返しようもございません。そしてすき焼きパーティーにご参加くださった方に深謝。

 ひとに相談すべき事柄なのかどうかの判断すらつかず、たとえ相談しようにも、相手にとってはただ迷惑なだけ。そして、ですぺらの最大の問題点は当事者意識の欠落にあると思います。当事者が当事者意識の欠落をいう、そのような無責任では到底店の存続ははかられません。
 残された手立ては店の営業方針を変えることなのですが、それは私ひとりではどうにもなりません。ひとりで判断しようとすれば、ひとりで業務がつとまる店に引っ越すしかないのです。赤坂はそのままにして、新宿にちいさな店を構えようかと過日書いたのはその辺りの消息を指してのことでした。
 なにはともあれ、ひとりでないところの私に判断できるのは、そして判断すべきなのは最初と最後の判断だけなのです。そして去年の二月に結論は出ていたのですが、私の優柔不断でいまに至りました。
 「ええい面倒」と思った日に間違いなくなにかが終わります。若ければそれが明日への手掛かりにも足掛かりにもなるのですが、そのような齢はどこぞに置き忘れて参りました。糸口が喪われた人生をすでに歩んでいるのです。しがない飲み屋であれ大企業であれ、ひとは支えを若さに求めます。しかしながら、思うにまかせないのが世の常、気落ちする方向へと徐々に歩を進めているありさまです。

 いかような結果になるにせよ、貴方さえよろしければ、当掲示板は続けたいと思っています、例え神戸からでも、北海道からでも。今日、高遠さんからお叱りを受けたのが大きな理由なのですが、南柯書局のこと、手漉和紙のこと、反物のこと、活字のこと、製本のこと、当時の編集者仲間のこと等々、書物にまつわるあれこれを重複を気にせず書き込もうかと思っっているのです。ヒステリーと掛け合わせてニヒリーな、いささか気取って申せばイコエスクなものを著せないかと、これはまた例によっての与太でございます。



投稿者: 一考    日時: 2005年10月07日 01:52 | 固定ページリンク





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