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佐藤 周 | ヴァルモワまで

まだ一読しただけですが、本当にいい本だと思います。
二十年、それだけ時が流れれば、もう購読すらかなわないのです。僕が読んでいる同書は図書館にあったもの。この先購入しても一考さんの仕事の手助けになるわけでなく、古本屋の利益になるのみ。それだけの時が流れています。けれども、この本の「良さ」だけは些かなりとも減じていないと思います。後書きに「分裂病的に」とありましたが、この言葉が、もしかしたら一考さんと岩崎さんを結びつけた一つのきっかけではないかと思いました。固着しないこと、というのは一考さんが何度も繰り返し、この掲示板で語られていることの一つである気がしています。岩崎力さんを教えていただいたのは一考さんの仕事によってでしたし、その後手にとった本も一考さんのお仕事でした。この「ヴァルモワまで」だって一考さんのお仕事だと知らずに借りたのです。これでは、まるでストーカーです。
ユルスナールの「どこで死のうと地球の上であることに変わりはない」というような言葉は、そのまま一考さんの「残日を指折り数えて」に通じるような気がします。それだけ、「今」に悔いが残らぬようにしているということでしょう。けれど僕はまだ、ですぺらに未練があります。月曜日は財布の底を振ってでも参りたいと思います。
 以上とりとめのない文章で申し訳ありませんでした。



投稿者: 佐藤 周    日時: 2005年10月01日 23:33 | 固定ページリンク





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