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一考 | 談合政治

 このままでは郵貯は破綻するということは、少しでも政治や経済に興味を持つひとなら分かっている。郵貯のほとんどは定額貯金で、その九割以上が国債で運用されている。定額貯金の利回りは解約オプションを考慮すれば国債利回りにほぼ等しい。調達金利が運用利回りと同じなら、永遠に利ざやは稼げない。どなたが経営に当たろうと、早晩破綻するのは目に見えている。
 貸借対照表が読めないひとは下記のアドレスの下段を見ていただきたい。口座の残高を口座数で割れば、民主党がマニフェストでいう総額規制がいかにナンセンスな政策であるかが分かる。そして、民営化をあと二年待てば、国鉄の二の舞になることも明らかである。

http://www.yu-cho.japanpost.jp/disclo/siryou/index.htm

http://www.yu-cho.japanpost.jp/disclo/siryou/7475.htm#747506

 官邸主導の政治こそが唯一責任のとれる政治だと思う。官邸ではなく、自民党の側に総理をしのぐ権力者やフィクサーが常にいたからこそ、政策の与党への丸投げや談合政治がまかり通ってきた。談合のなかを漂流するあいだに、政策それ自体が曖昧になり、責任や決定の所在が分からなくなる。ポスト小泉になった途端にもとの自民党にもどるのではなんの意味もない。だからこそ「中二階」にはお引き取りを願いたいのである。
 それにしても、小泉首相になってはじめて、官邸主導の政治がわが国にもたらされた。民主党にいちばん見習ってほしいのはその一点である。政策決定があやふやであり、支持団体の意向を気にし、総花的なことを言っているあいだは政権政党にはなれない。おそらく、次回の総選挙で民主党は最大の政党になると思う。しかし、民主党が政権を担えば日本の経済は破綻する、経済界はそれを許さないに違いない。
 小泉首相の非協調路線の結果、自民党が四分五裂になれば、民主党も細分化される。その時にならないと、政策集団は生まれない。私が願っているのは、談合政治の元凶である現在の政党が壊れて、政策集団に生まれ変わることである。はからずも、小泉純一郎氏はその種蒔きを試みたのである。

 次回選挙の議席予想。コメントを添えると果てがなくなるので、数字のみ掲載します。

定数 - 480
自由民主党 249(212) 200~210
公明党 34 31~33
自由民主党(造反組) 37 7~10
民主党 175 190~210
日本共産党 9 7~9
社会民主党 6 3~4
自由連合 1 1
無所属 3 2~3



投稿者: 一考    日時: 2005年08月18日 03:13 | 固定ページリンク





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