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一考 | 「之潮」創立二周年を祝う会

 地図資料の編纂者として識られた元柏書房社長の芳賀啓さんが一人出版社「之潮(コレジオ)」を創業なさいましたが、この度、一大プロジェクトの成就が明らかになりました。名づけて「帝都地形図」。出版界では稀な匿名組合方式に依り、また地図資料出版としては異例の手厚い編輯過程を経たものとなっています。社会全体が短路捷径に流れんとする昨今、出版を後世に伝える文化財とする重厚な試みは際立っています。
 「帝都地形図」の発売は三月二十日。発刊を祝い、芳賀さんと「之潮」を励ます会が三月十九日の土曜日、神楽坂の日本出版クラブ会館・きくの間で催されます。時間は午後四時半受付開始、五時開宴、七時閉宴。会費は一万円ですが、出席者には「帝都地形図」別冊が贈呈されます。その価格だけでも会費の数倍はします。参席ご希望の方がいらっしゃれば、明日中に一考までご連絡下さい。地図はメールでお送りします。(自宅048-421-1895 ですぺら03-3584-4566)

 ここまでは連絡なのですが、先程芳賀さんから電話があり、二次会は神楽坂、三次会と四次会は新宿のなべさんとエイジ、五次会はですぺら、六次会は夜が明けてからカラオケへ行きましょうか、とのお話。二次会はともかく、三次会からあとは行き当たりばったりが常道、団塊の世代とはまことに怖ろしいものです。日曜日の昼まで生き延びているのははてさて何名か、いずれにせよ、壮絶な飲み会になりそうです。
 話ついでに、佐々木幹郎さんが新たに編輯なさった中原中也全集の別巻所収の三角関係の地図は芳賀さんの尽力になるもの、また麻布の西班牙大使館横にあった偏奇館の地図がなく困っていたところ、こちらも芳賀さんの手によって拙宅へ届けられました。「腕くらべ」「おかめ笹」が生れ、「断腸亭日乗」が起筆された高台の木造洋館なのですが、戦時下の地図が入手不可能だったのです。
 余談はともかく、地図に興味があり、お足とひまを持て余しておられる方には絶好の機会かと思います。



投稿者: 一考    日時: 2005年03月09日 22:45 | 固定ページリンク





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