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高遠弘美 | リサイクルショップはやはり許せない

敬愛する一考様

お説の通りかもしれません。
反駁といふのではなく、私の個人的感懐で申しますと……

 何とかの創庫といつたリサイクルショップをいまとなつては蛇蝎の如く嫌ふのには、私なりの理由がないわけではありません。結局、大切な絵や版画が返つてきませんでしたが、ああいふところで「絵」がどのやうに扱はれてゐるかご存じでせうか。まさに二束三文。一枚1200円とか、それくらゐの値が附けられて雑然と放り出されてゐるのです。
 画廊で売られたならまだいい。しかし、ああいふところは「物」に対するrespectがまつたく缺けてゐるのです。CDなど一枚120円くらゐ。それがただ雑然と放り出されてゐる。どこに「物」を大切にする姿勢がありますか。彼らにとつてはちんけな置物も景品も、本来の所有者からするとすこぶる大切な絵もDVDもCDも本(しかも盗品)もまつたく同じなのです。ただ、儲かればいい。そんな輩に何を同情することがありませう。
 泥棒はもちろん憎い。ですけれど、同等かそれ以上に憎いのはリサイクルショップです。私は絶対にリサイクルショップを許すことはできない。何でも安く買へればいいのか。物にはそれなりの価格があるはずではありませんか。本だつて、大切にしてゐる作品が二束三文で放り出されてゐたら我慢できますか。第一、盗んだ免許証の写真も変へずに品物を売りに来たのに、何のチェックもしてゐないのですよ。そのときに変だと思つて警察に届けてくれれば私の大切な絵だつて返つてきたかもしれないのに。電化製品は返つてきました。ですが、あへて申せばそんな物より、私にとつて精神的価値の高い絵やDVDが返つてきた方がどれほど嬉しかつたでせうか。



投稿者: 高遠弘美    日時: 2005年02月02日 00:19 | 固定ページリンク





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