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高遠弘美 | バオバブ栽培法

外山時男様

ぜひ近日中にお伺ひいたします。その節は何卒よろしくお願ひいたします。

さて、本日はバオバブの育て方について。
種に附いてゐる説明書を訳しますと……(ちやんとした翻訳ではありませんが、この暑さに免じてお許し下さい)。

【バオバブ(学名Adansonia digitata)】
Bombacacee科。セネガル原産。世界有数の巨木。セネガルでは胴回りが20メートルを超えるものもあります。
《一年中発芽可能》
同梱の種子は発芽能力が高いものを厳選、処理したもので、白くなつてゐたり種子によつて大きさが違つたりといふこともありますが、不良品ではありません。種子の発芽能力は大きさとは関係がないのです。
《栽培のしかた》
◎小鍋でお湯を沸騰させたのち、火を止め、種子を入れます。そのまま24時間漬けておきます。
◎10センチから20センチくらいの鉢かプラスチック製のミニ・セール[フランス人は植物栽培が好きなので、温度管理ができる小型の栽培用棚や栽培ケースが売られています。セールは本来「温室」の意味です。蓋が附いたりビニールの覆ひが附いたりしてゐます]の四分の三まで、川砂か採掘場の砂を入れます。その際、砂をあまり詰めすぎてはいけません。砂は園藝店や花屋さんや種苗店で買ふことができます。鉢かミニ・セールの底に、水はけ用の穴があいてゐることを確かめてください。
◎その砂の上に、ある程度間隔をあけて、種子を置いてゆきます。そうしたら、5ミリくらゐの厚さになるやうに均等に砂をかぶせてください。
◎砂の表面に水を遣ります。必要ならば噴霧器を使つてもいいでせう。砂はつねに湿らせておかなくてはなりませんが、水を遣りすぎるのは禁物です。朝晩、規則正しく水を遣ることが発芽の時期には大切です。
◎鉢かミニ・セールを明るく温かな場所に移します。場合によつてはヒーターを使つてください。摂氏25度から30度の温度で管理すれば、10日から15日で発芽します。
◎若芽が出てきたら、直射日光を避け、25度から25度の温度管理をしてください。ミニ・セールの場合は、この段階で蓋やカバーをとります。
◎苗が8センチから10センチになつたら、砂も一緒に、もつと大きな鉢に移植してください。
◎そこには砂とテール・ド・ブリュイエール[ヒースの腐植土に砂を混ぜた酸性の強い培養土]を同量混ぜたものを入れます。
◎規則正しく水を遣るやうに心がけてください。さうすればバオバブは育ちます。


追記1
私の持つてゐるバオバブの種は、大きさ一センチ弱。焦げ茶色で楕円の片側をぎゆつとへこませたやうな形をしてゐます。煎つたらビールのつまみになりさうです。
追記2
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/baobab.html
に写真と説明がありました。



投稿者: 高遠弘美    日時: 2004年07月23日 14:21 | 固定ページリンク





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