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先ほど四谷シモンともども、無事パリから帰りました。 パリのアル・サン・ピエール美術館との出展交渉は基本的にメールだけでしたので、 行ってみるまでどんな場所なのか、四谷シモンの人形をどんな風に展示してくれ るのか等、わからないことだらけだったのですが、日本とフランスで展覧会のや り方の違いがあるのは事実としても、われわれをとても歓迎してくれ、いいオー プニングになりました。 美術館の場所はモンマルトルのサクレ・クール寺院にのぼるケーブル・カー乗り 場のすぐ右横、鉄骨とガラス張りの建物。その2フロアが人形展にあてられ、1 階は世界の人形コーナー、螺旋階段をのぼった2階がアーチストによる人形コー ナーです。 四谷シモンの人形4点の展示場所は2階の一番奥(全体の中央)ですが、美術館 がそのコーナーを自由に使わせてくれたので、こちらの思うように作品をならべ ることができました(作品が到着するまで、ガラスケースが割れたりしないかと ても心配だったのですが、すべて無事でした)。 四谷シモンの人形のすぐ横はハンス・ベルメールの写真とスケッチですが、これも、 四谷シモンへの影響関係がよくわかるよう、美術館が球体関節人形のスケッチを 四谷シモンの人形(「木枠で出来た少女」)のすぐ隣にならべてくれました。ま たオープニングでは、これらの写真やスケッチのコレクター・ノザルゼフスキ氏と、 ベルメールがシモン作品をみたらなんというだろうかとか、親しく話をすること ができました。 フランスの人たちは、作品を見たあとで、これはどんな人がつくったんだろうと 四谷シモンのプロフィールを熱心に読んでくれて、それがとても印象的です。 また展覧会のポスターは2種類あるのですが、そのうちの1枚は四谷シモンの人 形(今回パリでは非展示)でつくってくれ、地下鉄の駅をはじめ、パリの街のい ろいろなところに四谷シモンの人形のポスターが貼られだしています。 滞在中、曇り空の日が多かったのは残念ですが、それほど寒くはなく、比較的気 持ちよくパリの滞在を楽しむことができました。 寒がりの四谷シモンは、ホッカイロを大量にもっていったのですが、これは一度 も使うチャンスがなく、東京からのおみやげといって美術館のスタッフにあげたら、 とてもよろこばれました(笑)。
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