ですぺら
ですぺら掲示板1.0
1.0





« 前の記事「ペガーナロスト8.8追加委託の件」 | | 次の記事「お帰りなさいませ」 »

如月 | パリの人形展のご報告

先ほど四谷シモンともども、無事パリから帰りました。 パリのアル・サン・ピエール美術館との出展交渉は基本的にメールだけでしたので、 行ってみるまでどんな場所なのか、四谷シモンの人形をどんな風に展示してくれ るのか等、わからないことだらけだったのですが、日本とフランスで展覧会のや り方の違いがあるのは事実としても、われわれをとても歓迎してくれ、いいオー プニングになりました。 美術館の場所はモンマルトルのサクレ・クール寺院にのぼるケーブル・カー乗り 場のすぐ右横、鉄骨とガラス張りの建物。その2フロアが人形展にあてられ、1 階は世界の人形コーナー、螺旋階段をのぼった2階がアーチストによる人形コー ナーです。 四谷シモンの人形4点の展示場所は2階の一番奥(全体の中央)ですが、美術館 がそのコーナーを自由に使わせてくれたので、こちらの思うように作品をならべ ることができました(作品が到着するまで、ガラスケースが割れたりしないかと ても心配だったのですが、すべて無事でした)。 四谷シモンの人形のすぐ横はハンス・ベルメールの写真とスケッチですが、これも、 四谷シモンへの影響関係がよくわかるよう、美術館が球体関節人形のスケッチを 四谷シモンの人形(「木枠で出来た少女」)のすぐ隣にならべてくれました。ま たオープニングでは、これらの写真やスケッチのコレクター・ノザルゼフスキ氏と、 ベルメールがシモン作品をみたらなんというだろうかとか、親しく話をすること ができました。 フランスの人たちは、作品を見たあとで、これはどんな人がつくったんだろうと 四谷シモンのプロフィールを熱心に読んでくれて、それがとても印象的です。 また展覧会のポスターは2種類あるのですが、そのうちの1枚は四谷シモンの人 形(今回パリでは非展示)でつくってくれ、地下鉄の駅をはじめ、パリの街のい ろいろなところに四谷シモンの人形のポスターが貼られだしています。 滞在中、曇り空の日が多かったのは残念ですが、それほど寒くはなく、比較的気 持ちよくパリの滞在を楽しむことができました。 寒がりの四谷シモンは、ホッカイロを大量にもっていったのですが、これは一度 も使うチャンスがなく、東京からのおみやげといって美術館のスタッフにあげたら、 とてもよろこばれました(笑)。



投稿者: 如月    日時: 2004年01月26日 01:39 | 固定ページリンク





« 前の記事「ペガーナロスト8.8追加委託の件」 | | 次の記事「お帰りなさいませ」 »

ですぺら
トップへ
掲示板1.0
トップへ
掲示板2.0
トップへ


メール窓口
トップページへ戻る