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稲葉真弓さんの「風変わりな魚たちへの挽歌」が河出書房新社から上梓されました。発売日は4月30日、編集は太田美穂さん、装幀は菊地信義さんです。全員が店のお客さんでもあり、安原顕さんの古い友人でもあります。表題作の他、四篇が収録されていますが、表題作は「海」83年2月号に掲載されました。既に二十年前のことになりますが、その前後、稲葉さんや安原さんと繁く飲み歩いたことを思い起こします。「これからの幻想小説を担うのは稲葉だよ」との安原さんのにぎやかな声がいまでも聞こえてきます。「風変わりな魚たちへの挽歌」一篇に彼も私も酔いしれていたのです。
稲葉さんは愛知県生まれ、73年「蒼い影の傷みを」で婦人口論女流新人賞、80年「ホテル・ザンビア」で作品賞、92年「エンドレス・ワルツ」で女流文学賞、95年「声の娼婦」で平林たい子賞を受賞、他に三冊の詩集がありますが、そちらは12月に掲示板で書きました。
稲葉真弓さんと太田美穂さんが二十八日にですぺらへいらっしゃいます。サインなら可能と思います、稲葉さんの著書をお持ちの方はどうぞ。
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