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一考 | モルト情報15

 モルト・ウィスキーは生産地域によって固有の香味を持ちます。その香味の違いを気軽にお愉しみいただくためにハーフ・ショットのお薦めコースをいくとおりか拵えました。当店はインデペンデント・ボトラー(独立瓶詰業者)のボトルに力を入れています、にもかかわらず、ディスティラリー・ボトルを中心に編んだのには理由が御座います。お客さんが酒屋で入手しやすいボトルから味わって頂きたいと思ったからなのです。それぞれの蒸留所の基本的な香味を領解なさったあとは、インデペンデント・ボトラーのシングル・カスクやリミテッド・エディションの世界に遊ばれんことを願います。

「モルトの地域差を知る」2400円
 タリスカー10年、ラガヴーリン16年、クラガンモア12年、オーバン14年、ダルウィニー15年、グレンキンチー10年。
 ユナイテッド・ディスティラーズ社のクラシック・モルト・シリーズを味わっていただきます。ひとつとして同じものはないといわれるモルト・ウィスキーの間口のひろさと奥行きがお分かりいただけます。

「アイラ・モルトを知る」2800円
 アードベッグ10年、カリラ12年、ブルイックラディ10年、ポート・エレン19年(ゴードン&マクファイル)、ボウモア12年、ラフロイグ10年。
 アイラ島には8つの蒸留所があり、すべての蒸留所が海辺に面しています。潮、海風、海藻の香などと表現される独特のヨード臭とスモーキーな味わいはそこからもたらされます。いちど診療所の臭いに魅せられた人は抜けられなくなります。

「アイランズ&キャンベルタウン・モルトを知る」2500円
 アイル・オブ・ジュラ10年、スキャパ12年、レダイク・ピート、ハイランド・パーク12年、グレン・スコシア14年、スプリングバンク10年。
 本コースの生産地域には共通の香味といったものはありません。島育ちとの地理的共通項を持つモルトにキンタイア半島のキャンベルタウン・モルトを取って付けたものです。塩辛いなかにも豊かな香りとこくを持つモルト・ウィスキーが多く見受けられます。

「スペイサイド・モルトを知る1」2400円
 アベラワー10年、グレンキース10年、グレンダラン8年、グレン・マレイ・シャルドネ、グレンロセス10年、ストラスアイラ12年。
 西洋梨ヤ林檎、オレンジ、檸檬などの香が強く、優雅な味わいのモルト・ウィスキーを選びました。スペイサイドの華やかな果実香とスムースなフィニッシュをお楽しみください。

「スペイサイド・モルトを知る2」2400円
 オスロスク10年、グレンファークラス10年、ノッカンドオ12年、マッカラン12年、バルヴィニー12年、ロングモーン15年。
 完熟果実の香りで知られるスペイサイドのなかから、比較的甘味をおさえた個性的なモルトを選びました。グレンファークラスのオイリーな味わいやロングモーンのスパイシーなフィニッシュをお楽しみください。

「ハイランド・モルトを知る」2400円
 エドラダワー10年、クライヌリッシュ14年、グレンモーレンジ10年、タリバーディン10年、フェッターケアン12年、ロイヤル・ロッホナガー12年。
 広範囲におよぶため、香味の特色をひとことで表現するのは難しいのですが、大麦麦芽(モルト)が持つシャープな甘味と木の実をすりつぶしたようなナッティーな香りを持つモルト・ウィスキーが多く見受けられます。



投稿者: 一考    日時: 2003年02月14日 13:15 | 固定ページリンク





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