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松友さんへ
ご指摘のとおり、ソサエティとアダジオ社(ユナイテッド・ディスティラーズ)を除いて120種のウィスキーが揃うかどうか。いまひとつは、ディスティラリー・ボトルなら安いのですが、ボトラーズのボトルを中心に添えて一万円を切るような低価格を出せるかどうかが分岐点で御座いました。
もちろん、ヒルサイドのようにレアモルトしか頒されていないようなウィスキーは致し方ないのですが、おそらく九割以上はボトラーズで可能だと思います。鳥瞰図は粗方ひいているのですが、ストックを持ってはじめるのではなく、日々の味見や購入に駆けずり回ることになります。二年半の思案の結果ですので期待して下さい。
「ですぺらモルト会」と別に、個別のボトラーもしくは個別の蒸留所のリミテッド・エディションを試飲する会も月一回第二土曜日に開きます。かかる会を催さないと、何時まで経っても新規ボトラーのボトルの仕入れができません。例えばメーラー・ベッセが頒した五種のグレンファークラスを飲み比べるとか、同じタリスカーながらキングスバリーのヘブリディーズとダグラス・レインのタクティカルのオーク樽とシェリー樽各四種とダブル・マチュアードのディスティラリー・ボトルを飲み比べる等、考えただけでも楽しいではありませんか。お客さんとの共同仕入れによる飲みきりの会にでも発展すればいいのになあと思っております。
話は変わりますが、マクギボンのグレンダランは飲まれていませんよね。プロヴァナンスの一本で85年蒸留の15年もの。オールド・パーの原酒モルトで、花と動物シリーズがディスティラリー・ボトルですが、フルーティーな香りはこちらがはるかに上。クレイゲラヒやグレンキースにみられる焼き林檎の香味を思い起こして下さい。
口当たりは軽いのですがミディアム・ボディ。軽く焼いたプリン、クリーム・ブリュレを思わせる香りが素敵です。外連身がなく、ソフトでスムースな味わいは貴方が好きなモートラックから厚みを削ぎ取り、アベラワー固有の琥珀のような透明感で包み込んだ上質なモルトです。
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