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一考 | 再会は掲示板

 書き込みはまだですが、佐藤さんも当掲示板を常に読まれているとのこと。従って、ここで書かせて頂きます。
 まず、15、6年ぶりの再会ですね。永瀬さんと一緒に飲み歩いた荻窪の街を思い出します。言われるまでもなく、当時は仕事に追われ、人とお会いするのも分単位でした。30分も酒を飲むとまた職場に戻り、頭から水を被っては仕事を続けるような有様でした。寸暇を惜しむハードな仕事の中で複数の連載を抱え、よく生き長らえたものと、不思議に思っています。また、貴方が版画芸術にいらっしゃらなければ、私の陶芸に関するエッセイはすべて無かったものと心得て居ります。ご迷惑の掛けっぱなしで、恐縮致しております。てなことを書くと永瀬さんからもっと恐縮しろとのきつーいメールがやってきそうです。
 貴方の現住所が分からず、高橋睦郎さんに訊ねようかと思っていました。四季社にいらした方が当掲示板を見付け、再会に至ったらしく、管理人の櫻井さんに感謝しなければなりません。お陰でこの数箇月は結構な御神酒を頂戴していますし、新たな企画も随分と進みましたね。
 先だっても、金曜日はシモンさんと土曜日は横須賀さんと共に愉しい晤語を送ることが出来ました、感謝致しております。

 さて、貴方から私への注文は二点ですね。ひとつはですぺら通信なるものを上梓なさりたいということ。今ひとつは現代美術に関するエッセイを自ら書きもし、また書かせようとの魂胆ですね。
 前者に関しては、今月中に貴方の歓迎会を催しますので、その日に石川さんと梅子さんの御両人と話し合って頂けないでしょうか。腹案はあるのですが、もしそれを始めると他の仕事が滞ることになります。かつて湯川書房の雑誌の編集をお手伝いしたので、この手の仕事の煩雑さはよく諒解しております。ことは慎重に進めましょう。
 後者に就いては貴方が望むなら、その雑誌様のものでも、当掲示板でもかまわないではないですか。ジョイントでなら私に異存はありません。何時の日か貴方と一緒に仕事がしたいと私は最初から申していた筈です。対象を決めて公開書簡というのも魅力を覚えますが、どうあっても活字というのであれば、より相応しい雑誌を友人が出版しています。前々から頼まれているのですが、きっかけがなく、そのままになっているのです。
 いずれにせよ、貴方の逸る気持ちは分かるのですが、現状では貴方の方が多忙過ぎます。少し時間を掛けてよりよい方策を編み出すことに致しましょう。



投稿者: 一考    日時: 2002年02月25日 21:41 | 固定ページリンク





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