相澤啓三さんから痛みを共感し、再起を願うとのお手紙を頂戴した。 最愛の友からの贈り物に涙する。 ぜひ、一部をここに紹介させていただきたい。 無断なれど、それを叱責なさる相澤さんではない。 とりわけ「五月の別れ」にはわれらが断腸の思いが詰っている。
木木はみな精気あふるる枝交はし谺返さず五月の別れ 赤坂の煌き暗しまたひとりで生きねばならぬ友を思へば 生活の細部ことごとく敵意もち「いかに」と叫ぶ半記憶の刑 はすかひに俗人ばらを切り分けし少年ダビデは神の庖丁