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珍しいクイックレリーズを二点。下はサンシン、上はシマノ、共にクイックが付いていたハブ本体は不明。シマノはクイックの先端がシャフトの力点と同一線上にある。シマノのクイックレリーズではもっともスマートで洒落ている。調整ナット(コニカルナット)も洒落ている、カンパが多用している平たいナットの走りでないだろうか。軽いので、わたしはサンシンのマイクロライトのハブに用いている。
マイクロライトはサンツアーの商品名、マイクロライトに限らずサンツアーのハブの制作はサンシン。同様に、シマノのデュラエース(往時はジュラエース)はスズエの制作になる。従って当初のデュラエースにはスズエ刻印のもの、もしくはスズエのクイックレリーズが付されたものなどがある。ゲイリー・フィッシャーのプロカリバーに用いられたサンシンのシールドハブ(サンツアーのシュパーブプロ)にはフィッシャーの山岳マークだけでメーカーの刻印はない。イタリアにもそれに類似したハブが多い。マイクロライトも同じく、一切刻印のないものが出回っている。