友罹患す
(2020-05-21 23:27:58) by   


 貧血を知るには赤血球数、ヘモグロビン濃度、ヘマトクリット値が一般的だが、RBC、MCV、MCH、MCHCなどでも貧血の有無ならびにその理由が分かる。赤血球は酸素を運ぶ細胞で、数が減ると酸素の運搬能力が減り貧血という状態になる。それを端的に表しているのがRBC(赤血球数)で、わたしの場合は3.47(平均値は4.35-5.55)。ちなみにヘマトクリット値は29.6(平均値は40.7-50.1)である。
 体調の善し悪しについて屡々書くのはこの貧血のことである。今日は体調がよろしいので買い物に行かれるとか、今日は体調がよろしくないので買い物に行かれないといった類いである。神大付属病院往復のタクシー代は平均15000円、先月分と今月分が滞っていたが、体調が思わしくなく、役所まで請求に行かれなかったのである。
 血液検査はいろんなことが分かる。通常は生化学の項目であろうが、他にも血液一般、血液学、尿の生化学、免疫抑制剤の血中濃度などである。血液検査で大事なのは赤血球、白血球、リンパに関する項目である。それらを点検して内視鏡検査の時期を決めている。癌に罹りたくないからである。
 さて、友人が癌に罹患した。ご当人の許可を得ていないので詳細には触れないが、ステージは4、ただし、骨に転移しているため、いささか難儀である。本人はわたしとどちらが先に死ぬかと戯れていらっしゃるが、相当なショックを受けたに違いない。過信していたわけではないが、彼は若い頃から病院が嫌いだった。いとせめて、3箇月に一度くらい血液検査をしておれば白血球とリンパの異常を察知できたのにと思う。共通の友人だった山本六三の突然の死とも照応する。残念である。


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