池に降る春の雨を眺めていると棲んでいる県住が愛おしくなる。女房も息子も局所を取り上げ、このような風呂では住みたくないという。わたしはひとと住む気はないのでどのように思われようが結構である。ただ、手伝ってくださるのは嬉しい。先日も息子がなにか運ぶものはありますかと問うので、物干し竿を買いに行きたいと伝えた。旧宅は蒲団が干せるようになっている浴室乾燥冷暖房機だった。電気代が嵩むので乾燥機として使ったことはないが、最初から天井についている2本の竿はありがたかった。