2003年4月26日
(2020-03-13 20:01:08) by   


 シシド・カフカならぬ吉田風香(かふか)さんから手紙を頂戴した。彼女について掲示板で触れている。2018年10月30日「芳紀なる方」がそれである。手紙のなかで、「2003年4月26日は私の7歳の誕生日でした」とあってそのあたりからわたしの涙腺は危うくなる。絢子さんについてわたしは極力触れないできた。触れるのはエロ子こと愛子さんとの晤語のみ。往時、間違いなく絢子さんをもっとも理解していたのは愛子さんである。
 吉田さんもまた暗い乙女である。なにしろ、臨終に立ち会ってくださったですぺら最後の友である。暗いとは美しい、暗いとは若さの特権であり証憑のようなものである。杲杲たる若人などわたしには能転気な阿呆にしか映らない。


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