半額の鳥貝
(2019-05-07 20:43:52) by 一考


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 鳥貝の旬である。「旬の食材百科」で「春に獲れる物を「春貝」と呼び、食感が柔らかく甘味が強い。一方秋に獲れる物は「秋貝」と呼ばれ、身が大きく歯ごたえが楽しめるが「春貝」のような繊細な甘さは無い。旬の時期は丹後とり貝に関しては5月から7月で、それ以外の産地では概ね4月から5月にかけてとなる」と紹介されている。
 「丹後とり貝」は現地でもひとつ1000円以上、10センチもので1300円もするが、宮津や舞鶴など丹後地方では天然ものも獲れる。養殖ものと比して身は小さく薄く値も安い。売られているものは舞鶴産とあるが丹後とり貝との記載はない、よって天然ものである。
 普段はは中国や韓国から捌いて湯引きされたものしかない。輸入ものは剥き身で120円から150円ほど。国産の鳥貝を見るのは久しぶりである。三郷にいたときは千葉産のとんぼ(小振りの鳥貝を開かないで茹でる)ばかり、ツブ貝にしてもひとつ2000円はする真ツブ (エゾボラ)ではなく小粒の灯台ツブばかりだった。
 売られている鳥貝は天然ものにしては大きく約8センチ、値は3000円。神戸市指定のごみ袋を買いに閉店間際のスーパーへ来ただけなのだが、自らの懐具合を顧みず、半額の値札を再三確認しつつ購入。思わず小躍りする。


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