ラ・ムーでチビキが3尾276円で売られていた。アオチビキは究極の美味と云われる白身だが、ラ・ムーのそれはチビキと云ってもハチビキである。関東では赤鯖と称して評価が低いが、淡泊な中にも甘みがあって身離れがよく、実に旨い赤身である。ラ・ムーで売っている魚は刺身では食べられないが、煮付けか塩焼きもしくは3枚に下ろしてソテーでも美味しくいただける。 前項で紹介したタモリ(瀬戸鯛)や角飛(かくとび)同様、下世話な魚だが、旨いものは旨いとしか云いようがない。