ひとりもの
(2007-05-10 20:18:46) by   


 東池袋にダイエー系のスーパーがあって、今日は蚕豆を買いに立ち寄った。出てくると、駐禁取締りのおじさんが私の車のナンバープレートの撮影さなか、間一髪で助かったのである。蚕豆だけだからよかったものの、魚を見ていれば間違いなく一万五千円の出費になるところだった。
 下って一ツ木通り、ビール、ジュース、洗剤、タオルと蚕豆を店へ運び込み、駈けるように戻ったところ、同じ情景に出会した。
 ですぺらには出入りの酒屋がない。当たり前のはなしで、指定するモルト・ウィスキーやワインはそこらの酒屋では調達できない。午後をいっぱい費やして方々から酒を掻き集めている。埼玉、千葉はいうにおよばず、吉祥寺、世田谷、渋谷、銀座、大島と走り回っている。
 これから買い物は赤坂で済ませるしかない。ひとりになるとはこのような制約が生じるのかと駭然として眼が眩んだ。今後のフードメニューの制限はおろか、酒の運び入れまでがほぼ不可能になる。なんぞ策を講じなければですぺらが成り立たなくなってしまう。


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